TIS/澪標の「生成AI導入支援サービス」、「生成AIプラットフォーム」を追加してナレッジ検索機能を提供開始
最終更新日:2024年03月21日
TIS株式会社と澪標アナリティクス株式会社は、2024年3月18日、両社が提供している「生成AI(ジェネレーティブAI)導入支援サービス」に「生成AIプラットフォーム」を追加したと発表した。
「生成AI導入支援サービス」は、ビジネスシーンにおける生成AI活用に関する技術支援を行うサービスだ。同サービスに今回追加された「生成AIプラットフォーム」は、生成AIの利用環境を短期間で構築できるというものであり、既にナレッジ検索機能の提供を同日より開始している。
<本ニュースの10秒要約>
- ビジネスシーンにおける生成AI活用を技術支援する「生成AI導入支援サービス」の新機能
- 生成AIの利用環境を、SaaS型/個別開発型で素早く構築できる「生成AIプラットフォーム」
- ナレッジ検索機能から提供を開始、今後は画像生成機能や自動議事録作成機能なども
生成AIのビジネスに適用を一気通貫で支援する「生成AI導入支援サービス」
「生成AI導入支援サービス」は、生成AIをビジネスに適用する際の企画/PoC/開発/運用までを一気通貫で支援するサービスだ。生成AIのトレンド/技術情報のレクチャーに始まり、実際の業務データを用いた実証実験の実施やシステムの要件・機能のデザイン、さらには法的側面/機密情報保護リスクに関するアドバイスや社内利用におけるルール/ポリシーの整備まで支援している。
同サービスの提供は、システム/AI/データ分析のプロフェッショナル集団であるTISと澪標アナリティクスがタッグを組むことで可能となった。TISは、TISインテックグループにて多様な業種のビジネスパートナーに「成長戦略を支えるためのIT」を提供している企業だ。澪標アナリティクスは、データ分析に特化した形でコンサルティング事業を展開している。
生成AIの利用環境を最短1日で構築する「生成AIプラットフォーム」
今回「生成AI導入支援サービス」に追加された「生成AIプラットフォーム」は、生成AIの利用環境構築を最短1日で実現するというものだ。この機能は、生成AIの標準機能を搭載したTISのアプリケーション基盤を活用することで実現したもの。利用企業は、SaaS型/個別開発型という提供方法を選択した上で、個別要件に合わせて独自の生成AIアプリケーションを早く構築できる。
SaaS型を選択した場合は、生成AIを搭載したチャットボットサービスであるTISの「Dialog Play」を活用し、ナレッジ検索に向いた利用環境の構築が可能だ。個別開発型を選択した場合は、個社ごとの要件にあった生成AIアプリケーションを構築できるTISの個別開発プラットフォームを活用し、よりクローズドでガバナンスが効いた利用環境を構築できる。
画像生成機能や自動議事録作成機能なども提供へ
近年、生成AIのビジネス活用は急速に拡大しているが、その一方でハルシネーションなどの課題も散見されるようになり、外部向けのAI活用にハードルの高さを感じている企業も少なくない。社内活用からAI活用を始めるよう推奨する企業も多く、こうした動きの中でナレッジ検索のニーズが高まりを見せ始めた。
こうした動きに呼応すべく、「生成AI導入支援サービス」の「生成AIプラットフォーム」ではまず、ナレッジ検索の提供を開始する。今後両社は、画像生成機能や自動議事録作成機能などを「生成AIプラットフォーム」にて提供するとしている。
参照元:PRTIMES
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