ChatGPT vs Claude vs Gemini日本語能力を徹底比較!最も自然なのは?ビジネスに使える文章力・敬語力検証
最終更新日:2025年12月20日

- 生成AIの日本語は「正確さ」だけでは不十分で、自然さと、人間らしい温度感が鍵となる。
- 事務的なChatGPTには感情を、嘘をつきがちなClaudeには制約を、プレースホルダーが残るGeminiには具体的指示を与えるなど特性に応じたプロンプト調整
- 単独利用では限界があるため、役割分担して組み合わせる「LLMオーケストレーション」のような形で、ビジネス文書の完成度を最大化できる。
生成AIが書く日本語は、いまや「誤字も少なく丁寧で正しい」のが当たり前になりました。
しかし実務では、「翻訳調から抜け出せているか」「敬語や断り方に人間味があるか」といったポイントが、相手の受け取り方や信頼感を大きく左右します。
本記事では、あえてトラップを仕込んだテストを通じて、ChatGPT・Claude・Geminiといった代表的なLLM(大規模言語モデル)の「日本語力」と「気遣い」の差を徹底比較し、シーン別の最適な使い分けと、モデルごとの弱点をカバーする指示のコツを解説します。
目次
文法的正しさだけで十分?ChatGPT vs Claude vs Geminiの日本語
近年、生成AIの進化によって、ビジネス文章をAIに任せる機会が急速に増えています。多くの場面でAIは、人間以上に速く、文法的に正確な文章を提供できるようになりました。しかし、それだけで本当に十分と言えるのでしょうか。
ビジネス文書に求められるのは人間味
生成AIは、文法的に正確で丁寧な日本語を瞬時に生成できる段階に達しています。しかし、実際のビジネス文章では、次のような違和感を覚えることが少なくありません。
- どこか翻訳調で、読み物としての滑らかさに欠ける
- 敬語やマナーが表面的で、人に伝える文章としての温度感が弱い
ビジネスの現場では、単に「正しい日本語」であるだけでは足りず、次の力が求められます。
- 意訳を交えながら、文脈や背景を踏まえて伝える力
- 読み手の気持ちや意図を汲む「配慮」や「行間を読む力」
- 場を和らげるユーモア
主要LLMのユーモアを表現する能力についてはこちらの記事で詳しく説明していますので併せてご覧ください。
自然で違和感なく届くかを検証
本検証では、まず生成AIがビジネス文書の前提となる「文法的に正しい日本語」を確実に扱えるかを確認します。誤字脱字や文の構造、敬語の使い分け、読み手に負担を与えない自然な流れが成立しているかを評価の起点としました。
そのうえで、「文法的に正しい」だけでなく、読み手にとって自然で違和感なく届くかという観点も重視して評価を行いました。
【ChatGPT vs Claude vs Gemini】日本語力検証の進め方
本検証では、実務に近い以下のようなシナリオを用いて、生成から評価まで一貫して進めます。
- 英語ニュースの翻訳とリライト:ビジネスレベルの自然な日本語の生成能力を評価
- 気難しいクライアントに送る断りメール:自然で正しい敬語や柔らかくも明確に意思を伝えるビジネスメール作成能力を評価
上記2つのテーマを通じて、「翻訳調からの脱却」「敬語と断り方の温度感」「モデルごとの言語表現の特徴」などの観点から、ChatGPT・Claude・Gemini の3モデルを比較しています。
本記事では、あえてAIが苦手なトラップを仕掛けたテストを設計し、以下の3モデルの実力を検証します。
検証モデル
検証の進め方3ステップ
- ChatGPT・Claude・Geminiに同一プロンプトを与え、文章を生成する。
- 評価テスト(AIと人によるチェック)
設定した評価軸に基づき、各モデルの出力を分析する。(ChatGPT)
さらに、内容の適切性を人間の視点で検証する。編集部の主観に基づき、採点を実施する。 - モデルごとの特性を整理し、実務での最適な使い分けをまとめる。
上記のプロセスを通じて、AIが実際に生成した文章を基に3モデルの「言語表現の特徴」を比較し、実務における最適な使い分けを明らかにします。
テスト①:自然な日本語生成能力テスト
テスト①では、自然な日本語生成能力を海外のニッチローカルニュースの翻訳でテストします。
冬の準備をテーマにした英語ニュース原文を、あえて「受動態」や「無生物主語」「代名詞の多用」など、翻訳調に陥りやすい表現で構成しています。
この原文を素材として、単なる翻訳ではなく、日本のビジネス向けメールマガジンに自然に掲載できるコラムへ書き換える力を試すテストです。
読者に違和感を与えない、滑らかな構成・語感への変換が求められます。
プロンプト
以下が、各LLMにインプットした共通プロンプトです。
あなたはプロの日本人ビジネスライターです。
以下の英語テキスト(ニュースリリース)の内容を基に、日本のクライアント企業向けメールマガジンの冒頭に掲載する「ショートコラム」を作成してください。
【要件】
* ターゲット:日本のビジネスパーソン
* 目的:冬の準備の重要性を啓蒙しつつ、時候の挨拶とする。
* 必須条件:
* 日本のビジネスコラムとして、完璧に自然な日本語の構成・言い回しに書き換えてください。
* 原文の情報は正確に伝えつつ、読みやすく意訳・要約してください。
【原文】
Title: Winter Preparations Are Being Finalized by Midwest Transportation Crews
Oakland, Midwest — Preparations for the upcoming winter season are currently being conducted by transportation crews across the state. It is intended by the Midwest Department of Transportation (MDOT) that local roadways remain safe before the first snowfall is seen by residents.
According to a report which was released by MDOT, more than 600,000 tons of salt and treated abrasives have been positioned by workers across the region. Furthermore, it is indicated by the data that 2 million gallons of brine are stored by them. It will be applied to primary routes when winter precipitation is forecast by meteorologists.
Arthur Miller, who serves as MDOT’s chief of maintenance, commented on the strategy. He stated that he believes planning remains an essential part of the agency’s response. "Our citizens count on MDOT to provide a reliable system," he said. "It is the key to keeping roads clear of snow so they can travel safely."
In the Summit District, seasonal checks on trucks and plows are being completed by local crews. Moreover, they are continuing training through simulators. These drills help them review neighborhood streets, ensuring that quick deployment can be executed by them once storms develop.
It is also strongly encouraged by MDOT that vehicles should be prepared by Oakland residents in advance. Recommendations include the checking of tire pressure and the testing of batteries. In addition, emergency kits are advised to be carried by drivers. They should include flashlights, blankets, and water.
Consequently, as the colder months are entered by the region, the aim of the preparations is to maintain safe transportation conditions during the storms.評価の観点
以下の5つの観点を基準に比較しました。
| 評価観点 | 評価内容 |
|---|---|
| 1.主語の適切な省略 | 文章中の「私」「私たち」などの主語を自然に省略し、日本語特有の文脈理解に任せられているか |
| 2.受動態の過剰使用の回避 | 英語的な受動表現に偏らず、自然な日本語の能動表現で書けているか |
| 3.接続詞の自然さ | 文頭の接続詞へ依存せず、文脈で自然につなげられているか |
| 4.語尾のバリエーション | 文末表現が単調にならず、文章のリズムや温度感を保てているか |
| 5.代名詞(彼・彼女・それ)の処理 | ビジネス文書として不適切な代名詞使用を避け、役職名や固有名詞で対象を明確にできているか |
ChatGPTの出力内容と評価
ChatGPTの出力結果は以下の通りです。
| 朝晩の空気が一段と冷え込み、冬の気配が近づいてまいりました。皆さま、冬支度はもうお済みでしょうか。 米国中西部の交通局では、すでに本格的な冬への備えが始まっています。ミシガン州交通局(MDOT)の発表によれば、同地域では今季に向けて60万トンを超える融雪用の塩や防滑材、さらに約200万ガロンの凍結防止用ブライン(塩水液)が各地に備蓄され、初雪に先立って道路の安全確保体制が整えられています。また、除雪車や作業トラックの点検、シミュレーターを使った訓練も各地区で進められ、暴風雪の発生時には迅速に稼働できるよう準備が整えられているとのことです。 MDOTの保全責任者であるアーサー・ミラー氏は「市民が安全に移動できるよう、綿密な計画こそが鍵である」とコメントしています。 一方で、市民にもタイヤの空気圧やバッテリーの点検、懐中電灯や毛布、水などを備えた緊急キットの準備が呼びかけられています。道路の安全は行政だけでなく、私たち一人ひとりの備えにも支えられています。 寒さが本格化するこれからの季節、企業活動においても「備え」が重要になる局面が増えるはずです。体調管理や設備点検など、今一度、身の回りの冬支度を見直してみてはいかがでしょうか。 皆さまの安全と健康を心よりお祈り申し上げます。 |
日本語らしい自然さ、主語省略、接続の滑らかさが非常に優れています。
ただ、編集部では架空の地名として「米中西部のオークランド」と記事内で設定しました。しかし、実は中西部の「ミシガン州」にオークランド郡が実在していました。これは編集部では想定していませんでした。
ChatGPTはこの事実を基に推定して、「ミシガン州交通局(MDOT)」と表現しています。
この書き替えを「想像力が働き気が利く」と評価するか「勝手な情報を書いてしまう」と評価するかは、ケースバイケースでしょう。MDOTのMはミシガンではなく、Midwest(中西部)の頭文字のMであることが記事内に明記されているので、この点は完全にChatGPTのミステイクです。
1.主語の適切な省略:5 / 5点
日本語らしく主語を自然に省略し、文脈で判断できる構成になっています。例えば、「道路の安全確保体制が整えられています。除雪車や作業トラックの点検も進められています」のように主体を明示せず自然に読めます。
2.受動態の過剰使用の回避:4 / 5点
「備蓄され」「整えられています」など受動態は一部残ります。しかし、不自然ではなく全体のバランスは良いです。
3.接続詞の自然さ:5 / 5点
文頭に接続詞を多用せず文脈で自然につなげています。例えば、「初雪に先立って道路の安全確保体制が整えられています。除雪車や作業トラックの点検も進められています。」は自然です。
4.語尾のバリエーション:4 / 5点
「~でしょうか」「~見直してみてはいかがでしょうか」など語尾に変化があり、柔らかい印象を受けます。
5.代名詞の処理(彼・彼女・それ):5 / 5点
「彼」「彼ら」を使用せず役職名で明確化しているのは巧みです。「MDOTの保全責任者であるアーサー・ミラー氏は~」と示すことで対象を明確に表現しています。
Claudeの出力内容と評価
Claudeの出力結果は以下の通りです。
| 冬本番に向けた備えの大切さ 拝啓 初冬の候、皆様におかれましてはますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 米国中西部オークランドでは、本格的な冬の到来を前に、州運輸局が大規模な準備を進めているとの報道がありました。60万トンを超える融雪剤と200万ガロンの塩水溶液を配備し、降雪予報が出た際には主要道路へ速やかに散布できる体制を整えているとのことです。 同局のメンテナンス責任者は「住民の皆様が安全に移動できるよう、道路を確実に確保することが私たちの使命です」と述べ、計画的な準備の重要性を強調しています。地域の作業員も除雪車両の点検やシミュレーター訓練を重ね、降雪時には迅速な対応ができるよう万全を期しているそうです。 また同局は、住民に対しても車両の事前点検を強く推奨しています。タイヤの空気圧確認やバッテリーのチェックに加え、懐中電灯・毛布・飲料水などを含む緊急キットの車載を呼びかけています。 日本でも間もなく本格的な冬を迎えます。海外の事例に学び、私たちも早めの準備を心がけたいものです。企業活動においても、冬季の事業継続計画の見直しや、従業員の通勤安全対策など、今一度確認されてはいかがでしょうか。 備えあれば憂いなし——この言葉を胸に、安全で快適な冬を迎える準備を進めてまいりましょう。 |
表現の丁寧さと語尾変化が、他2つのLLMと比べて最も豊かです。やや硬さと接続詞依存が残りますが完成度は高いと言えるでしょう。
あえてだと思いますが、国内で読む際に重要度の低い海外の地名や固有名詞、組織名を省略して、「州運輸局」「メンテナンス責任者」といった一般的な名詞に置き換えているのは注目すべきポイントです。
1.主語の適切な省略:4 / 5点
概ね自然ですが、「私たちの使命です」など主体を明示する箇所があります。違和感は少ないですが、日本語としてはもう少し抑えめでもいいでしょう。
2.受動態の過剰使用の回避:5 / 5点
「体制を整えている」「呼びかけています」など能動表現の比率が高く、読みやすさに寄与しています。
3.接続詞の自然さ:4 / 5点
文頭で「また」を使用して論点を切り替える場面があり、接続の存在感がやや強めです。
4.語尾のバリエーション:5 / 5点
「~たいものです」「~進めてまいりましょう」など抑揚に富み自然です。
5.代名詞の処理(彼・彼女・それ):5 / 5点
「住民」「作業員」など立場表現で代替し、曖昧さがありません。
Geminiの出力内容と評価
Geminiの出力結果は以下の通りです。
| 件名:【コラム】本格的な冬の到来に備えて:米国運輸局の事例から学ぶ「段取り」の力 お客様各位 拝啓 木枯らしが吹き始め、冬の気配が色濃くなってまいりましたが、貴社におかれましては益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。 さて、本格的な冬の到来を前に、海を渡った米国中西部・オークランドより、私たちのビジネスにも通じる興味深いニュースが届きました。 現地では現在、州運輸局(MDOT)による冬支度が佳境を迎えています。その規模は圧巻の一言で、初雪による交通麻痺を防ぐため、すでに60万トン以上の融雪用塩や研磨剤、そして200万ガロン(約750万リットル)もの塩水溶液が各地に配備されたとのことです。 同局のメンテナンス責任者であるアーサー・ミラー氏は、「計画こそが、市民の信頼に応える鍵である」と語っています。実際に現場では、除雪車などの機材点検はもちろん、シミュレーターを用いた走行訓練を繰り返し、いつ嵐が来ても即座に対応できる「段取り」が徹底されています。 また、当局は市民に対しても、タイヤの空気圧やバッテリーの確認、そして懐中電灯や毛布といった非常用キットの車載を強く推奨しています。 「備えあれば憂いなし」――。 この言葉は、雪道に限った話ではありません。年末に向けて繁忙期を迎えるビジネスの現場においても、事前のシミュレーションと足元の点検(リスク管理)こそが、不測の事態を乗り切り、信頼を勝ち取るための要諦であると改めて気付かされます。 寒さはこれからが本番です。私たちも彼らの徹底した準備姿勢に倣い、万全の体制でこの冬を乗り切ってまいりましょう。 本号では、そんな冬のビジネスを加速させる最新情報をお届けいたします。 敬具 |
英語構文の影響が強く、主語明示・受動態・代名詞使用など課題が目立ちます。文章運びは論理的ですが日本語らしさは少し弱いです。
ただ、老舗の日本企業から送られてくる少し堅苦しいフォーマルなメールを雰囲気はよく表しているようにも感じます。他のLLMの出力にはなかった日本語の慣用句「備えあれば憂いなし」が出てくるあたりは、逆によくあるビジネスメールっぽい雰囲気はよく出ています。
1.主語の適切な省略:3 / 5点
「私たちも彼らの」など主語明示が複数登場し説明的な印象を受けます。ビジネス文の自然さとしては弱い部分があると感じる方も多いでしょう。
2.受動態の過剰使用の回避:3 / 5点
「配備された」「徹底されています」など受動態が多く、英文構造に近い印象が残ります。
3.接続詞の自然さ:3 / 5点
「さて」など文頭の接続詞依存が目立ち、日本語的な流れの自然さでは弱い印象を受けます。
4.語尾のバリエーション:3 / 5点
「~です」「~ます」中心で単調に感じる箇所があります。特に、後半に演説調の堅さが出ると感じる方もいるでしょう。
5.代名詞の処理(彼・彼女・それ):3 / 5点
「彼ら」「私たち」など代名詞を多用し、対象が特定しづらい場面があります。
自然な日本語生成能力の総合評価
ChatGPTは、日本語らしい自然さ、主語省略、接続の滑らかさが非常に優れています。ただし、組織名に重大な間違いがあるのは気になりました。
Claudeは、表現の丁寧さと語尾変化が最も豊かです。やや硬さと接続詞依存が残るが高い完成度と言えます。
Geminiは、英語構文の影響が強く、主語明示・受動態・代名詞使用など課題が目立ちました。文章運びは論理的ですが日本語らしさは弱いです。
| 評価観点 | ChatGPT | Claude | Gemini |
|---|---|---|---|
| 1.主語の適切な省略 | 5 / 5 | 4 / 5 | 3 / 5 |
| 2.受動態の過剰使用の回避 | 4 / 5 | 5 / 5 | 3 / 5 |
| 3.接続詞の自然さ | 5 / 5 | 4 / 5 | 3 / 5 |
| 4.語尾のバリエーション | 4 / 5 | 5 / 5 | 3 / 5 |
| 5.代名詞の処理(彼・彼女・それ) | 5 / 5 | 5 / 5 | 3 / 5 |
| 合計 | 23/25 | 23/25 | 15/25 |
テスト②:交渉メールで「断り」を自然に表現できる敬語テスト
テスト②は、敬語を使いこなしてクライアントへのお断りメールを自然に表現するかテストします。
実務では、立場関係の理解・心理的配慮・断り方の技術といった、より高度な「日本語運用能力」が求められます。
そこで、相手の要望を断りつつ、関係を損ねない敬語コミュニケーションのテストです。単に丁寧な言葉を並べるのではなく、ウチ/ソトの敬語の向き、クッション言葉、配慮表現、へりくだりのバランスが問われます。
プロンプト
以下が、各LLMにインプットした共通プロンプトです。
あなたはベテランの営業担当者です。
以下の「社内共有メモ」の事実に基づき、取引先の「鈴木部長」宛に返信メールを作成してください。
【ミッション】
相手の気分を害することなく、要望を**すべて断ってください**。
ただし、今後も良好な関係は維持したい重要な相手です。
【社内共有メモ(事実関係)】
* 相手からの要望1:今回の見積もり、あと10%安くならないか?
* 結論:無理。これ以上下げると赤字。
* 相手からの要望2:このプロジェクトについて、ウチの田中社長に直接会って挨拶したいと言っている。
* 結論:社長は「今回は現場に任せる。時間は取れない」と言っている。
* その他:鈴木部長はプライドが高いので、丁重に扱ってほしい。評価の観点
以下の5つの観点を基準に比較しました。
| 評価観点 | 評価内容 |
|---|---|
| 1.クッション言葉と敬語の精度 | クッション言葉(恐れ入りますが、心苦しいのですが等)が適切に使われている 不自然な過剰敬語や慇懃無礼な表現がないか |
| 2.「プライド」への配慮 | 鈴木部長の顔を立て、自尊心を傷つけないような表現(へりくだりや、相手の重要性の強調)がなされているか |
| 3.感情的共感と誠実さ | 定型文的な冷たさを排除し、書き手の申し訳なさや熱意が伝わる文面となっているか。 |
| 4.拒絶の明確性 | 曖昧な表現で期待を持たせず、2つの要望(値引き、面会)を明確に断り切れているか |
| 5.拒絶の巧みさ | 単に「赤字になる」という自社の都合ではなく、「品質維持のため」など、相手の利益に資する理由に変換できているか。 社長の「現場に任せる(=お前の相手はしない)」という意図を、ポジティブな信頼や不可避な多忙さとして角が立たないよう変換できているか。 |
ChatGPTの出力内容と評価
ChatGPTの出力結果は以下の通りです。
| 件名:今回の件につきまして 鈴木部長 このたびは、丁寧なご相談を賜り誠にありがとうございます。 まず、お見積りについてのご要望、誠にありがとうございます。 また、田中社長とのご面会についてですが、今回のプロジェクトにつきましては「現場に一任する」という方針となっており、現時点では時間の確保が難しい状況でございます。 いずれもご期待に沿えないご回答となり、誠に申し訳ございません。 今後とも末永くお付き合いを賜れますと幸いです。 ―――――――――― ―――――――――― |
全体的に非の打ち所のない優等生な回答です。ビジネスメールとしてのマナー、拒絶の論理構成、構成の美しさは高水準です。
特に、値引きを品質担保の理由で断り、成果で返すという締めくくりはプロらしいです。一方で、「プライドの高い相手」に対する心理的なケア(泥臭いへりくだりや、相手の顔を立てる演出)については標準的なレベルに留まっており、相手によっては「慇懃に扱われた」と感じるリスクが残ります。
安全策としては最良ですが、難易度の高い交渉相手にはもう一歩の踏み込みが欲しいところです。
1.クッション言葉と敬語の精度:4 / 5点
「大変心苦しいのですが」「何卒ご理解賜れますと」など、標準的で適切なクッション言葉が使われています。
2.「プライド」への配慮:3 / 5点
礼儀正しい表現ですが、鈴木部長個人のプライドをくすぐるような要素(「鈴木部長だからこそ」といったニュアンス)は薄いです。全体的に事務的で、「丁寧な拒絶」の域を出ておらず、プライドの高い相手には少し物足りない可能性があります。
3.感情的共感と誠実さ:3.5 / 5点
誠実さは伝わります。全体的に「優等生的な回答」であり、ベテラン営業らしい人間味や、泥臭い共感(「私も辛いです」というニュアンス)はやや希薄です。
4.拒絶の明確性:5 / 5点
「これ以上の値下げが難しい」「時間の確保が難しい」と、婉曲的すぎず、かつ失礼のない範囲で明確にNOを伝えています。ビジネスメールとして誤解の余地がありません。
5.拒絶の巧みさ:4.5 / 5点
「ご満足いただける品質を確保するために必要なライン」という、相手メリット(品質担保)に基づいた拒絶ロジックが優秀です。「原価から再度精査した」とプロセスを示した点も説得力があります。
また、「現場に一任する方針」という事実を伝えつつ、「ご厚意には大変感謝」とフォローを入れています。
ただし、「現場に一任」は、プライドの高い相手には「軽んじられた」と取られるリスクがあります。「信頼している現場に」等の修飾語でもう少し補強が欲しかったところです。
Claudeの出力内容と評価
Claudeの出力結果は以下の通りです。
| 鈴木部長 いつも大変お世話になっております。 先日はお忙しい中、貴重なお時間をいただき誠にありがとうございました。 **お見積り金額について** 今回ご提示させていただいた金額は、鈴木部長からいただいた詳細なご要件を実現するため、必要な人員体制・品質保証体制を確保した上での、弊社として精一杯のご提案でございます。大変心苦しいのですが、これ以上の値引きとなりますと、鈴木部長にご満足いただける品質でのご提供が困難になる懸念がございます。 貴社との長いお付き合いの中で培ってまいりました信頼関係を何よりも大切にしたいと考えておりますため、品質面で妥協することだけは避けたいというのが私どもの率直な思いでございます。何卒ご理解を賜りますようお願い申し上げます。 **弊社社長との面会について** 弊社社長・田中もぜひ鈴木部長にご挨拶させていただきたいと申しておりましたが、あいにく今月から来月にかけて、海外案件の対応で極めて多忙な状況が続いております。 田中からは「今回のプロジェクトは現場の精鋭チームに全幅の信頼を置いており、必ず成功させてほしい」との強い指示を受けております。私どもといたしましても、鈴木部長のご期待に添えるよう、全力で取り組む所存でございます。 プロジェクト完了の折には、ぜひ田中も同席のうえ、鈴木部長に直接ご報告の機会をいただければと存じます。 引き続き、鈴木部長のご指導・ご鞭撻を賜りながら、最高の成果を目指してまいります。 敬具 |
文章力やロジック構築力は高いですが、メールフォーマットの不適切さと不要な嘘(海外案件)が大きく足を引っ張っています。特にマークダウン形式の見出しをメール本文に適用してしまうのはLLMによくあるミスですが、ビジネスメールとしては減点対象です。
内容は「品質への妥協=信頼の毀損」という強いロジックを持っており優秀なだけに、形式面での調整不足が惜しまれます。
1.クッション言葉と敬語の精度:5 / 5点
概ね自然な敬語の運用だが、「ご挨拶させていただきたい」など自社行為に尊敬表現が混入する箇所があり、ウチとソトの境界が曖昧になっています。
2.「プライド」への配慮:4 / 5点
「鈴木部長からいただいた詳細なご要件」「鈴木部長のご指導・ご鞭撻」と相手の名前を頻出し、相手へのフォーカスを強めています。プライドへの配慮としては良いですが、本文中でマークダウンの見出し(太字)を使用するようなフォーマットの問題がノイズになる可能性があります。
3.感情的共感と誠実さ:4 / 5点
文章自体には熱意があり、説得力があります。ただし、フォーマットの機械的な印象が、誠実さを阻害しています。
4.拒絶の明確性:4 / 5点
見出しを使って項目ごとに断っており、構造としては明確です。ただし、見出し(マークダウンのボールド)を使用しており、一般的な日本のビジネスメールとしては異質で、少し事務的な印象を与えてしまう可能性があります。
5.拒絶の巧みさ:4 / 5点
「信頼関係を何よりも大切にしたいと考えておりますため、品質面で妥協することだけは避けたい」というロジックは強力です。「安くすることは信頼を損なうことだ」というすり替えは見事です。
また、「精鋭チームに全幅の信頼」という言葉で、現場への任せ方をポジティブに変換しています。
ただし、「海外案件の対応」という事実に基づかない具体的な嘘(ハルシネーションの類)を追加しています。事実メモにないリスクのある嘘(実は国内にいるのがバレる等)をつくのは減点対象です。
Geminiの出力内容と評価
Geminiの出力結果は以下の通りです。
| 件名:御見積および弊社代表田中の日程につきまして 株式会社[相手先企業名] [部署名] 部長 鈴木 [お名前] 様 平素は多大なるご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 株式会社[自社名]の[自分の氏名]でございます。 先日は、本プロジェクトにつきましてお時間をいただき、誠にありがとうございました。 鈴木部長より承りました2点のご要望につきまして、社内で慎重に検討・調整を行いましたので、ご報告申し上げます。 まず、御見積の価格につきまして、社内で原価計算を含め再三の検討を重ねました。 鈴木部長からの強いご要望にお応えすべく、私も社内調整に奔走いたしましたが、今回ご提示させていただいている金額が、品質と納期を確実に遵守できるギリギリのラインでございました。 これ以上の値下げとなりますと、鈴木部長が求められる品質基準を維持することが困難となってしまいます。 私の力不足でご期待に沿えず、誠に心苦しい限りではございますが、今回はご提示済みの金額にてご了承いただけますよう、伏してお願い申し上げます。 また、弊社代表の田中とのご面談につきましても、田中に申し伝えました。 田中からは「鈴木部長にはくれぐれもよろしく伝えてほしい」と申しておりましたが、あいにく長期の出張や先約が立て込んでおり、直近での日程調整が叶わない状況でございました。 また田中より、「本件は現場の責任者である[自分の氏名]に全権を委ねている。信頼する鈴木部長としっかりと連携し、進めてほしい」との指示も受けております。 代表直々のご挨拶ができず大変恐縮ですが、何卒ご容赦くださいませ。 鈴木部長のご顔を立てられず、不甲斐ない回答となり誠に申し訳ございません。 その分、実務におきましては、私が責任を持って貴社のご期待以上の成果をお出しできるよう、社内リソースを総動員して取り組む所存です。 本プロジェクトは、弊社にとりましても大変重要な案件と認識しております。 何卒、諸事情をご賢察いただき、変わらぬお引き立てを賜りますようお願い申し上げます。 まずはメールにて恐縮ながら、ご回答とさせていただきます。 引き続き、何卒よろしくお願い申し上げます。 |
今回のテストの目的に対して、最も優れた出力です。
特に「プライドの高い相手」に対するアプローチとして、「社内調整に奔走したが力不足だった」というストーリーを構築し、相手の自尊心を守りながら断るテクニックは、まさに「ベテラン営業担当者」のそれです。単なる論理的な正しさを超え、感情的な納得感を醸成する「人間的な湿度」を含んだ文章であり、困難な状況を打開するのに最も適しています。
プレースホルダーの残存以外は完璧に近い対応です。
1.クッション言葉と敬語の精度:5 / 5点
「伏してお願い申し上げます」「ご賢察いただき」など、重厚な敬語を使いこなしており、ベテラン営業の風格があります。ただし、感情的・過剰な敬語ととられる危険もあります。
2.「プライド」への配慮:4 / 5点
極めて優秀です。「鈴木部長のご顔を立てられず」「鈴木部長からの強いご要望にお応えすべく」といった表現で、相手の地位を尊重し、それが叶わないことを「不甲斐ない」と表現することで、相手の自尊心を最大限に守っています。
3.感情的共感と誠実さ:5 / 5点
ウェットな人間関係を重視する日本的なビジネス慣習において、最も「響く」文面です。「鈴木部長のために頑張った」という姿勢が前面に出ています。
4.拒絶の明確性:4.5 / 5点
低姿勢ながらも、結論としては「ご提示済みの金額にてご了承いただけますよう」「日程調整が叶わない」と断定できています。ただ、非常に申し訳なさそうに断るため、相手によっては「もう少し押せばいけるか?」と一瞬思わせる隙があるかもしれません。
5.拒絶の巧みさ:4.5 / 5点
「ギリギリのライン」「鈴木部長が求められる品質基準を維持することが困難」として、相手の高い基準を満たすためには不可避であると説明しています。
また、「鈴木部長にはくれぐれもよろしく」「信頼する鈴木部長としっかりと連携し」という社長の言葉(創作含むが許容範囲)を引用し、会えないが無下にはしていないことを巧みに伝えています。
敬語が必要でセンシティブなメール作成能力の総合評価
ChatGPTは、全体的に「非の打ち所のない優等生な回答」です。一方で、「プライドの高い相手」に対する心理的なケアについては標準的なレベルです。
Claudeは、文章力やロジック構築力は高いですが、メールフォーマットの不適切さと不要な嘘(海外案件)が足を引っ張っています。
Geminiが最も優れた出力です。 特に相手の自尊心を守りながら断るテクニックはすばらしいです。
| 評価観点 | ChatGPT | Claude | Gemini |
|---|---|---|---|
| 1.クッション言葉と敬語の精度 | 4 / 5 | 5 / 5 | 5 / 5 |
| 2.「プライド」への配慮 | 3 / 5 | 4 / 5 | 4 / 5 |
| 3.感情的共感と誠実さ | 3.5 / 5 | 4 / 5 | 5 / 5 |
| 4.拒絶の明確性 | 5 / 5 | 4 / 5 | 4.5 / 5 |
| 5.拒絶の巧みさ | 4.5 / 5 | 4 / 5 | 4.5 / 5 |
| 合計 | 20/25 | 21/25 | 23/25 |
ChatGPT vs Claude vs Geminiの日本語能力テスト総評
ChatGPTは模範的な優等生と言った感じです。減点要素が極めて少ない、ビジネスメールの王道を出力します。
論理構成もマナーも完璧ですが、感情的な深みや「泥臭い配慮」には欠け、やや事務的な印象になりがちです。
Claudeは論理的な弁舌家で、高IQが伺えます。「品質=信頼」といった高度なロジックで説得を試みるのが得意です。敬語も美しいですが、メール本文に太字を使う(Markdown)など形式面の違和感や、説得のために事実以外の嘘(海外案件など)を創作する傾向があります。
Geminiは情に厚い交渉人と言った感じで、実に日本的です。日本的なビジネス慣習(浪花節)を最も深く理解しています。
相手のプライドをくすぐる感情的なアプローチが得意で、人間味のある文章を生成します。
実務での使い分け提案:3モデルの得意領域と具体シーン
ビジネスの現場では、用途やシーンに合わせて使い分けることで、より適した結果につながる可能性があります。
| モデル | ChatGPT | Claude | Gemini |
|---|---|---|---|
| 用途カテゴリ | ミスが許されない、標準的な一斉連絡や公式回答 | フォーマル文書・儀礼 | 社内コミュニケーションや感情のもつれが懸念される相手とのやり取り |
| 具体シーン |
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| 理由 | クセがなく、誰が読んでも失礼に当たらない「安全な文章」を作る能力が高いため、リスクヘッジが必要な場面に最適です。 | 情に訴えるよりも、「なぜそれが無理なのか」というロジックを美しく組み立てる能力に長けているため、合理性を重んじる相手に対して説得力を持ちます。 | 「相手の顔を立てる」「自分の非を強調して相手を鎮める」といった、日本独自のハイコンテクストなコミュニケーション能力が圧倒的に高いため、人間関係の機微が重要な場面で力を発揮 |
モデル別:改善のコツ
各モデルは長所と課題の傾向が異なるため、プロンプト設計によって仕上がりを大きく最適化できます。以下では、実務で使い分ける際に効果的な改善指示の具体例をまとめています。
ChatGPT(GPT 5.1)
出力があっさりしすぎて、「冷たい」「事務的」と受け取られるリスクがあります。
プロンプトのコツ:
「もっと申し訳なさそうに」「人間味を足して」「担当者の個人的な苦悩を少しにじませて」といった感情面の指示(トーン&マナーの指定)を追加してください。それだけで一気に表現が豊かになります。
Claude(Sonnet 4.5)
メール本文にマークダウン(太字や見出し)を使いがちです。また、説得力を高めるために「それっぽい嘘(ハルシネーション)」を混ぜることがあります。
プロンプトのコツ:
制約条件として「メール形式なので太字や見出し記号は使わないこと」「事実にない言い訳(海外出張など)を創作しないこと」と明記してください。これを守らせれば、非常に知的な文章を書きます。
Gemini(Thinking With 3pro)
[相手の名前]のようなプレースホルダーを残すことがあります。また、時として表現が「重すぎる(へりくだりすぎる)」場合があります。
プロンプトのコツ:
プレースホルダーをなくすために、プロンプト内で具体的な宛名を指定するか、「プレースホルダーは使わず、一般的な表現で埋めて」と指示してください。また、相手との距離感に合わせて「重くなりすぎないように」と調整指示を出すのも有効です。
ChatGPT vs Claude vs Gemini「日本語能力」に関するよくある質問まとめ
- なぜ「正しさ」だけでなく、自然さや温度感まで評価する必要があるのですか?
誤字脱字がなく文法的に正しい文章でも、翻訳調だったり、敬語が表面的だったりすると、相手に「機械的」「冷たい」印象を与えてしまいます。
ビジネスでは、内容だけでなく「どう伝わるか(信頼感・配慮・距離感)」が重要なため、自然さや温度感まで含めて評価する必要があります。
- 自然な日本語生成テスト(翻訳・リライト)の結果はどうでしたか?
各モデルで以下の特徴が見られました。
- ChatGPT:日本語らしい自然さ、接続の滑らかさが非常に優れているが、固有名詞の推測ミスがあった。
- Claude:表現が丁寧で語尾の変化も豊かだが、やや形式張った硬さが残る。
- Gemini:英語構文の影響を受けやすく、受動態や代名詞の多用など、日本語としての自然さはやや劣る。
- 敬語が必要な「断りメール」の作成テストでは、どのモデルが優秀でしたか?
目的によって評価が分かれます。
- ChatGPT:マナーや論理構成は完璧だが、事務的で「泥臭い配慮」に欠ける。
- Claude:論理的な説得力は高いが、メール形式のミスや、事実ではない嘘(ハルシネーション)を混ぜる傾向がある。
- Gemini:相手の顔を立てる感情的なアプローチが最も巧みで、人間味のある「情に厚い」文章を作成できた。
- 結局、AIの日本語力を高めるうえで一番重要なポイントは何ですか?
それぞれの得意領域に合わせた使い分けを推奨します。
- ChatGPT:ミスが許されない一斉連絡や、標準的な公式回答などのリスクヘッジが必要な場面。
- Claude:仕様変更の説明や公式通知など、論理的な構成と美しさが求められるフォーマルな場面。
- Gemini:社内連絡や、感情的な配慮が必要な相手との交渉など、人間関係の機微が重要な場面。
まとめ
今回の検証の結果、各AIモデルには明確な「人格」とも呼べる特性の違いがあり、万能な単一モデルは存在しないことが明らかになりました。実務で確実な成果を出すためには、業務内容や相手との関係性に合わせてツールを使い分ける戦略的な視点が不可欠です。
日々進化する各モデルの特性を常に把握し、それを社内の業務フローに落とし込んでいくには、専門的な知見と継続的な検証が求められます。自社の課題に最適な生成AIの導入選定や、社員が使いこなしやすい効果的なプロンプト設計の支援が必要な場合は、ぜひ実績豊富な専門家へご相談ください。

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