AIテスト自動化ツール「Autify」、オリックス生命でリグレッションテストの100％自動化を実現

オーティファイ株式会社は、2024年6月27日、同社のソフトウェアテスト自動化プラットフォーム「Autify」がオリックス生命保険株式会社においてリグレッションテストの100％自動化を実現したと発表した。

「Autify」は、AIを用いたテストの自動化によってリリースサイクルの高速化と品質向上を実現するソリューションだ。オリックス生命においては、Web請求手続きシステムについてリグレッションテストとマルチブラウザテストの100％自動化を達成している。

＜本ニュースの10秒要約＞

• AIを用いたソフトウェアテスト自動化で開発の高速化と品質向上を実現する「Autify」
• オリックス生命で、Web請求手続きシステムのリグレッションテストを100％自動化
• ソフトウェア開発に関わる全ての人々の高速化と品質向上を実現、競争力強化に貢献

自動化によってソフトウェア開発組織の生産性を向上

オーティファイは、「技術の力で世界中の人々の創造性を高める」というミッションを掲げて、AIを用いたソフトウェアテストの自動化に取り組む企業だ。開発工程において多大な工数を占めるソフトウェアテストについて同社は、繰り返し作業が多いためAIによる自動化のメリットが大きいと判断。自動化によってソフトウェア開発組織の生産性を向上させるべく、「Autify」を提供している。

「Autify」は、多様な製品／サービスを擁するプラットフォームだ。AIを用いたノーコードテスト自動化ツール「Autify NoCode」や、テスト自動化導入支援・品質保証サービス「Autify Pro Service」、生成AI（ジェネレーティブAI）によるテストケース・テストシナリオ自動生成ツール「Autify Genesis」などで構成されており、また「Salesforce」のテスト自動化や手動テスト工数の削減といった課題別のソリューションも提供している。

「ユーザー目線の使いやすさ」を最も評価したオリックス生命

オリックス生命における「Autify」の活用は、同社がソフトウェアテストの自動化に課題を感じていたことから始まった。「Autify」導入前の同社は、テスト実施のために必要なテスト用端末の購入／管理に多大な工数を要しており、「Selenium」といったコードベースのソリューションによるテストの自動化についてもメンテナンス性の面で課題があったという。

こうした課題の解消に向けてオリックス生命は、入念な評価を経て「Autify」を導入。結果、Web請求手続きシステムについてリグレッションテストとマルチブラウザテスト100％自動化を実現するに至った。同社は「Autify」について、「ユーザー目線の使いやすさ」を最も評価。また、提供元であるオーティファイの対応の早さも高く評価している。

Web申込完結システムのリグレッションテストも100％自動化へ

オリックス生命での「Autify」の活用は継続中であり、Web申込完結システムのリグレッションテストについても100％自動化に向けた取り組みが進んでいる。オーティファイは今後も、ソフトウェア開発に関わる全ての人々に高速化と品質向上を実現できる環境を提供し、ひいては市場での競争力強化に貢献するとしている。

参照元：PRTIMES

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