エクサウィザーズ、安心してAIを利用できる環境を目指して「AIの適切性に関する有識者委員会」設立
最終更新日:2023年12月27日
株式会社エクサウィザーズは、2023年12月26日、「AIの適切性に関する有識者委員会」を設立したと発表した。
エクサウィザーズは、AIシステムの企画/開発/運用を手がける企業だ。「AIの適切性に関する有識者委員会」は、AIに対する法規制の検討などが国内外で急速に進められていることに対応して設立した組織であり、多様な視点と専門知識を活かして安心してAIを利用できる環境の整備を目指す。
<本ニュースの10秒要約>
- AIプラットフォーム事業とAIプロダクト事業に取り組むエクサウィザーズ
- AIの法規制検討が国内外で急速に進展している現状を受け、有識者委員会を設立
- ガバナンス体制の確立や、AIの社会的影響を検証する仕組みの構築などを重視
2023年4月にAI基本ポリシーを策定したエクサウィザーズ
エクサウィザーズは、「AIを用いた社会課題解決を通じて、幸せな社会を実現する」というミッションを掲げ、AIプラットフォーム事業とAIプロダクト事業に取り組んでいる。AIプラットフォーム事業では、AIプラットフォームm「exaBase」を基軸として年間250件以上のAI/DXプロジェクトにより顧客の経営課題解決を支援。AIプロダクト事業では、「ChatGPT」を活用した企業向け生成AIサービス「exaBase 生成AI」などを提供している。
これらの事業を展開する中で同社は、AIは適切に用いられなければ社会/人々に不安/混乱などを与え得ることを、深く認識。2023年4月には、AI基本ポリシーを策定した。同ポリシーは、「全ての人が希望を持てる社会を作る」という基本的な価値観に従ってAIシステムを開発/運用する同社の姿勢が明確に示されている。
安全なAI活用に関する取り組みとして、委員会を設立
昨今、 AIの適切性を主眼に置いた公的なガイドライン/法規制の検討が、国内外で急速に進展している。広島AIプロセスや欧州連合AI規制法案が打ち出され、総務省・経済産業省もAI事業者ガイドライン案を発表した。安全なAI活用に関する取り組みを続けるエクサウィザーズも、こうした状況へのさらなる対応が必要であると判断。今回、「AIの適切性に関する有識者委員会」を設立するに至った。
「AIの適切性に関する有識者委員会」では、AIに関する技術的視点のみならず、「自律的かつ実効性あるAIガバナンス体制の確立」「ステークホルダーとの適切な協働関係の構築」「AIの社会的影響を評価・検証する仕組みの構築」の3点が重視される。同社からは独立した組織として活動し、同社のAI基本ポリシーの運用や各プロダクト/プロジェクトへの適切性評価基準の策定、運用に対する提言などを行う。
委員会の提言は、経営プロセスにおいて活用
「AIの適切性に関する有識者委員会」のメンバーは、AIの技術に関する専門家に加えて、公共政策/倫理/法律/社会学/人文科学など外部の専門家で構成される。2024年2月までに第1回有識者委員会を開催し、その後は年に2回程度の頻度での実施が予定されている。
委員会の提言についてエクサウィザーズは、取締役会/経営会議といった経営プロセスにおいて活用するとしている。
参照元:PRTIMES
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