インパクトフィールド、AI搭載「ShareWatcher」で40%の工数削減を実現、消費財メーカーの店舗戦略を加速
最終更新日:2024年09月18日
インパクトフィールド株式会社は2024年9月17日、店頭活動DXプラットフォーム「MarketWatcher NEO」の拡張機能として、AIを活用した買い場分析システム「ShareWatcher」の提供を開始すると発表した。
この新システムは、店頭の商品陳列棚の画像をAIが自動解析し、約2分で商品の占有率や展開状況を数値化する。これにより、従来の分析作業と比較して約40%の工数削減を実現し、消費財メーカーの店舗戦略立案を大幅に効率化する。
<本ニュースの10秒要約>
- インパクトフィールド、AI搭載の買い場分析システム「ShareWatcher」を9月17日より提供開始
- 店頭画像のAI自動解析により、商品占有率や展開状況を約2分で数値化し、工数を40%削減
- 消費財メーカーの店舗戦略立案を効率化し、データドリブンな店頭活動の実現を支援
「ShareWatcher」の開発背景と特徴
「ShareWatcher」の開発は、日本の小売業界が直面する複数の課題に対応するものだ。近年、国内の流通小売店舗数は増加傾向にあり、各店舗での取扱いSKU数も増加している。さらに、労働者不足も相まって、店舗の正確な状況把握が困難になっている。
これにより、本部商談で合意した棚割りが店頭で実現できていないなどの問題が発生し、消費財メーカーと小売チェーン双方に機会損失をもたらしている。このような背景から、インパクトフィールドはAIを活用した画像解析の検証を重ね、「ShareWatcher」の開発に至った。
本システムの主な特徴は、AI画像解析による買い場の可視化、作業時間の大幅短縮、店舗ごとの商品カテゴリー展開スペースの把握、本部指示の店頭実現率の見える化、データを基にした店頭活動レビューの実現などだ。
特に、店頭で撮影した画像をアップロードするだけで、自社SKU数、展開SKU数、フェイス数、SKU占有率、棚本数、棚段数、棚位置などを自動で解析し、数値化・可視化できる点が画期的だ。これにより、従来は目視で行っていた商品数の確認やレポート入力作業が不要となり、作業時間の大幅削減を実現している。
「ShareWatcher」の導入効果と利用企業の声
「ShareWatcher」のβ版を先行利用した企業では、従来の入力・分析時間と比較して40%の工数削減効果が確認された。利用企業からは、「自動化により商品のカウント・入力時間が削減できた」「人による目視入力よりスピードや精度が高い」「予想以上に分析の精度が高かった」などの肯定的なフィードバックが寄せられている。
今後の展開
インパクトフィールドは、「ShareWatcher」の提供開始にあたり、2024年9月17日から同年12月31日までの期間限定で、消費財メーカー向けに無償トライアルキャンペーンを実施する。これにより、多くの企業が実際の業務環境で「ShareWatcher」の効果を体験し、導入の判断材料とすることができる。
今後の展望としては、「MarketWatcher NEO」の機能開発をさらに推進し、販促・マーケティングにおける店頭活動の企画立案から本部商談、店頭実現までの各シーンにおける業務の非効率を解消していく方針だ。
参照元:PR TIMES
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