「AIの活用において、顔画像データ等の個人情報をどう取り扱うべきか」AIデータと個人情報保護に関する研究会レポートを公開
最終更新日:2022年07月28日
日本ディープラーニング協会のJDLA研究会「AIデータと個人情報保護」は、AI開発のデータ利用における、個人情報保護の観点で重要となるポイントを整理した、『AIデータにおける個人情報取扱いのためのナビゲーション -顔画像データ-』を公開したと発表した。
<本ニュースの10秒要約>
AIに活用するデータの取り扱いについて整理することが難しくなっている 個人情報保護法や、関連のガイドラインを含め、重点ポイントを示したナビゲーション資料を作成 特に顔画像のデータについてを整理
背景・概要
ディープラーニング等を用いたAIデータ利活用の場面において、これまで想定されていなかったような高度で複雑なデータの解析が可能となる一方で、その扱いについて明確に整理することが難しくなっている。そのような問題意識から本書では、AI開発の現場でデータ利活用を進めるうえで、社会受容性等の観点も踏まえて一定の判断が可能となるように、個人情報保護法と関連ガイドライン等を含めた重点ポイントを示したという。
また、データ種類や応用領域によってその扱いは異なるため、研究会ではデータ種類毎にフォーカスを変えて検討をしているという。なお、成果物の初版となる本書では、全体に共通する部分を示すと共に、特に「顔画像データ」の扱いについて、その特徴と配慮事項について整理したという。
ダウンロード
本資料は、下記サイトからダウンロードが可能となっている。
『AIデータにおける個人情報取扱いのためのナビゲーション -顔画像データ- 』(PDF形式)(PDF:2.05MB)
https://www.jdla.org/document/#sg03
『AIデータと個人情報保護』研究会
□ 座長:岡田陽介(株式会社ABEJA 代表取締役社長CEO)
□ 検討課題:AIの開発・データ利用に伴う個人情報の取扱いに係る論点を整理し、法制度の解釈と遵守のためのスタンダートを示す
– 研究会『AIデータと個人情報保護』の活動について
https://www.jdla.org/about/studygroup/sg03/
『AIガバナンス・エコシステム -AIは誰が管理・評価するのか-』
また同日、JDLA研究会「AIガバナンスとその評価」からは「AIガバナンス・エコシステム」の報告書が公開された。
本報告書は下記サイトからダウンロードが可能となっている。
– 『AIガバナンス・エコシステム -AIは誰が管理・評価するのか-』 (PDF形式)(PDF:805KB)
https://www.jdla.org/document/#sg01
– 『AI Governance Ecosystem – Who Manages and Evaluates AI -』 [英語版](PDF形式)(PDF:646KB)
https://www.jdla.org/en/en-document/#sg01
参照元:PRTIMES
AI Marketの編集部です。AI Market編集部は、AI Marketへ寄せられた累計1,000件を超えるAI導入相談実績を活かし、AI(人工知能)、生成AIに関する技術や、製品・サービス、業界事例などの紹介記事を提供しています。AI開発、生成AI導入における会社選定にお困りの方は、ぜひご相談ください。ご相談はこちら
𝕏:@AIMarket_jp
Youtube:@aimarket_channel
TikTok:@aimarket_jp
運営会社:BizTech株式会社
掲載記事に関するご意見・ご相談はこちら:ai-market-contents@biz-t.jp