金融機関としては国内初。沖縄海邦銀行、映像/BGM/ナレーションの大半をAIで生成した企業CMを制作
最終更新日:2023年11月22日
株式会社沖縄海邦銀行は、2023年11月20日、AI技術を用いた企業CMを制作したと発表した。
沖縄海邦銀行は、沖縄県那覇市に本店を置き、地域に根ざした金融サービスを提供している金融機関だ。AIを用いた企業CM制作は、取引先である中小企業でのAI活用推進も視野に入れた取り組みであり、金融機関としては国内で初めて映像/BGM/ナレーションの大半をAIで生成している。
<本ニュースの10秒要約>
- 「KAIHO PROJECT」として、AIで生成した企業CMを公開。県民に魅力的なメッセージを届ける
- 映像/BGM/ナレーションの大半をAIで生成、取引先である中小企業におけるAI活用も後押し
- 人間とAIの協力によるCMの進化を訴求し、AIの活用も推進。未来に向かって県民と共に成長
「Beyond the Bank あなたの明日へ」を掲げてブランディングを強化
沖縄海邦銀行は、1949年5月の前身会社設立以来、地域密着の経営理念のもとで沖縄における金融サービス提供に取り組み続けている金融機関だ。「足の銀行」となるべく、多様化するニーズへのスピーディーな対応や経営課題解決の支援など、顧客に寄り添った営業活動を展開。「お客さまのお役に立てる一番身近な銀行」を目指し、地域の銀行としての存在感を高めてきた。
「お客さまのお役に立てる一番身近な銀行」となるための施策として同行は、DXによる利便性の向上を第17次中期経営計画において明記。「スピード&クイックレスポンス」をキャッチフレーズとして、顧客ニーズの的確な把握および迅速な対応に取り組んでいる。また長期的な施策として、「Beyond the Bank あなたの明日へ」をスローガンとしてブランディングの強化にも着手。ホームページ/SNSでの展開と共にイメージCMの制作にも取り組んでおり、その一環として今回、AI技術を用いた企業CM制作が行われた。
「KAIHO PROJECT」と命名して大幅なAI活用を推進
沖縄海邦銀行が今回制作したのは、映像/BGM/ナレーションの大半をAIで生成した企業CMだ。この大幅なAI活用は「KAIHO PROJECT」と命名され、先端技術の可能性を最大限に活用して県民に魅力的なメッセージを届けると共に、取引先である中小企業におけるAI活用も後押しすべく行われた。同行によれば、ここまでAIを多用してCMを制作した事例は、金融機関としては国内初だという。
「KAIHO PROJECT」で制作されたCMは、近未来編「沖縄の未来」とSDGs編「海と緑と共に」、そして多様性編「カイホーしてる?」の3本だ。「沖縄の未来」では「未来」をキーワードと定め、常に変化し続けるテクノロジーを取り入れる姿勢とAIの活用を訴求。「海と緑と共に」では、自然と共生する沖縄の妖精たちが登場する物語を通じて、同行の環境保全に向けた取り組みをアピールする。「カイホーしてる?」では、カラフルでユニークなモンスターたちによって多様性の重要性を訴求している。
11月14日より県内のテレビ局やYouTubeやTVerなどで順次公開
沖縄海邦銀行が今回制作したCMは、2023年11月14日より公開が開始された。沖縄県内のテレビ局を通じて放送されると共に、YouTubeやTVerといったメディアでも順次公開されている。
同行はこのCMを通じて、人間とAIの協力によるCMの進化を訴求し、ひいてはAIの活用も推進。今後も、未来に向かって県民と共に成長するとしている。
参照元:PRTIMES
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