AIテスト自動化プラットフォーム「MagicPod」、人材サービスのディップにて約7~8割の工数削減を実現
最終更新日:2024年01月12日
株式会社MagicPodは、2024年1月10日、同社のAIテスト自動化プラットフォーム「MagicPod」をディップ株式会社が導入したと発表した。
「MagicPod」は、モバイルアプリテストとブラウザ(ウェブアプリ)テストを自動化するプラットフォームだ。「MagicPod」の導入によりディップは、iOSで68%、Androidでは80%の工数を削減し、QA/開発の連携強化およびサービス全体の品質向上を実現している。
<本ニュースの10秒要約>
- AIエンジンがスクリプトを自動で作成/修正、テストの手間を削減する「MagicPod」
- テストのため開発に専念できない状況を解消すべく、「MagicPod」を導入したディップ
- 手動打鍵時と比較して、iOSで68%、Androidで80%の工数を削減。品質向上にも貢献
AIテスト自動化プラットフォーム「MagicPod」
「MagicPod」は、豊富な機能と高いメンテナンス性によって利用企業のリリースサイクル高速化を支援するAIテスト自動化プラットフォームだ。
同プラットフォームでは、AIエンジンがアプリケーションの画面から項目を自動検出し、あとは項目を選んでいくだけで読みやすい日本語のスクリプトを作成。テスト対象アプリケーションのUIに変更があった際には、スクリプトの修正もAIが自動で行う。これらのAI機能により、テストスクリプトにおけるメンテナンスの手間の削減を可能にした。
「MagicPod」はまた、プログラミングなどの特別なスキルがなくても直感的に使うことのできるデザインも特徴だ。インストール作業なしでクラウド端末やブラウザですぐテスト作成を始めることができ、作成したテストは、外部のクラウドサービスや社内の環境でも実行できる。
テストに要するリソースが課題化していたディップ
MagicPodの「MagicPod」を導入したディップは、労働市場における諸課題を解決し、誰もが働く喜びと幸せを感じられる社会の実現を目指し、「バイトル」をはじめとする人材サービス事業を展開している企業だ。また同社は、「コボット」シリーズを提供するDX事業の運営も手がける。
「MagicPod」導入前のディップでは、テストに要するリソースが課題化していた。開発チームが単体テスト/結合テスト/総合テストも行うことで、テストに工数を取られ、開発に専念できない状況が続いていたという。この課題を解決すべくテスト自動化ツールの導入を検討し、アサーションの種類が豊富で非エンジニアでもシナリオが作成しやすい「MagicPod」を導入するに至った。
工数削減を通じて探索的テストも可能にした「MagicPod」
ディップにおいて「MagicPod」は、アプリのQAを行っているチームにて活用され、総合試験のリグレッションテストのうち7~8割の自動化を達成。「総合試験フェーズでデグレ確認をする際のリグレッションテスト」「BrowserStackを使って定期実行」などで特に活用され、手動打鍵時と比較してiOSでは68%、Androidでは80%の工数削減を実現した。
また「MagicPod」は、工数削減を通じて探索的テストの実施も可能にした。この探索的テストでは、検証期間中に10件の不具合を検知。AIテスト自動化プラットフォームは、品質向上にも貢献することが明らかになっている。
参照元:PRTIMES
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