マツダE&TがAI/DX人材育成の成果を実証!1年の学習で工場設備監視アプリを自社開発
最終更新日:2024年10月24日
株式会社アイデミーとマツダE&Tは2024年10月22日、プロジェクト伴走型支援「Modeloy」の一環として、工場の設備監視アプリを2024年9月に開発したと発表した。
このプロジェクトは、AI/DX分野の学習を約1年継続してきたマツダE&Tの社内人材が中心となって実施された。開発されたアプリは、工場内の各種アナログ式メーターをリアルタイムでダッシュボードやスマートフォンから監視することを可能にし、点検作業の効率化とデータ収集による設備メンテナンスの精度向上を実現する。
目次
<本ニュースの10秒要約>
- マツダE&Tの社内人材が約1年のAI/DX学習を経て、工場設備監視アプリの自社開発に成功
- アイデミーの伴走型支援プログラムを通じて、デジタル人材育成から実践的なDXプロジェクトまでを実現
- 開発されたアプリにより、工場の点検作業効率化とデータに基づく設備メンテナンスの高度化を実現
工場設備監視アプリの概要と特徴
マツダE&Tが開発した工場設備監視アプリは、工場内に設置された電流、電圧、水圧などを計測する様々なアナログ式メーターの数値をオンタイムでダッシュボードやスマートフォン上で確認できるようにするシステムだ。このアプリの導入により、従来人手で行っていた日々の点検作業のコスト削減とリソース配分の最適化が実現される。
さらに、メーターの数値を連続的にデータとして収集することで、将来的な設備メンテナンスの精度向上にも寄与することが期待されている。このアプリの開発は、AI/DX人材育成の一環として位置づけられ、約1年間の学習を経た社内人材が中心となって実施された点が特徴だ。
プロジェクトの背景と人材育成プロセス
このプロジェクトは、アイデミーとマツダE&Tの協力関係から生まれた。両社は2023年4月からアイデミーのオンラインDXラーニング「Aidemy Business」を活用してAI/DX人材の育成を進め、2024年1月からはプロジェクト伴走型支援「Modeloy」を通じて実践的なDXプロジェクトを推進してきた。
マツダE&Tは、マツダグループの中期経営計画で掲げる「人とITの共創による価値創造」の実現に向けて、グループ全体として積極的にDXに取り組んでおり、このプロジェクトはその一環として位置づけられる。アイデミーは「先端技術を、経済実装する」をミッションに掲げ、デジタル人材の育成から実運用までを一気通貫でサポートする体制を整えている。
今後の展開と期待される効果
マツダE&Tは、このプロジェクトで得た知見を活かし、様々な現場への応用を検討することでマツダグループ全体の工場DXの加速を目指している。さらに、広島の中小企業がDXのリーダーシップを発揮できるよう、事例やノウハウの提供を積極的に進める予定だ。両社は今後も人材育成と現場DXを連動して推進していく方針を示している。
また、2024年11月12日には「実践者が語るDXの現実〜株式会社マツダE&T編〜」と題したセミナーを開催し、社内人材がDXプロジェクトを推進するに至るまでの事例を紹介する予定だ。
AI Market の見解
マツダE&Tとアイデミーによるこのプロジェクトは、製造業におけるDX推進の新たなモデルケースとなる可能性を秘めている。技術的には、既存のアナログ設備のデジタル化とリアルタイムモニタリングを実現し、かつ社内人材による内製開発を達成した点が注目に値する。
特に、約1年という比較的短期間で人材育成から実践的なアプリケーション開発まで到達したことは、他企業のDX推進にとって有益な参考事例となるだろう。ビジネス面では、人材育成と実践プロジェクトを連動させるアプローチが、持続可能なDX推進の方法論として評価できる。
参照元:PR TIMES
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