志摩市でスポーツDX実証開始!AIカメラとスマートロックで地域活性化へ
最終更新日:2024年09月18日
2024年9月17日、志摩市、NTT西日本三重支店、NTTSportictは、「スポーツDXによる地域コミュニティ活性化をめざした取り組み『マチスポ』」の実証を開始したと発表した。
7月26日に締結した包括連携協定に基づき、市内のスポーツ施設や学校体育館にAIカメラやスマートロックなどのDXソリューションを導入。地域スポーツの発信力強化、施設管理の効率化、生涯スポーツの振興による地域活性化を目指す。
<本ニュースの10秒要約>
- 志摩市、NTT西日本、NTTSportictが連携し、スポーツDXによる地域活性化の実証を開始
- スポーツ施設や学校体育館にAIカメラ、スマートロック等のDXソリューションを導入
- 地域スポーツの発信力強化、施設管理効率化、生涯スポーツ振興による地域活性化を目指す
連携協定の目的と概要
志摩市は「生涯スポーツの振興」「スポーツ施設の整備・充実」「スポーツ団体等の育成・支援」を基本目標に掲げている。NTTSportictは「マチスポ」というスポーツDXによる地域コミュニティ創出の取り組みを展開中だ。この協定では、3者がスポーツDX分野で連携し、地域課題解決と活力ある社会形成を目指す。
体的には、志摩市内の5つの施設にスポーツDXソリューションを導入。例えば、野球場での試合のAIカメラによる無人自動撮影と配信、学校体育館での予約管理システムとスマートロックの連携、サーフィンスポットのオンライン視聴などを実施する。長沢野球場に設置された野球専用A Iカメラ(左:ホーム側、右:センター側)
役割分担と「マチスポ志摩市ポータル」の開設
志摩市は実証の運営主体として実証フィールドを提供し、NTT西日本は運営サポートと本格導入支援を行う。NTTSportictはソリューション提供と運用サポートを担当する。また、専用の応援コミュニティプラットフォーム「マチスポ志摩市ポータル」を開設。ここでは、AIカメラで撮影された試合映像や波の状況をリアルタイムで視聴でき、応援コメントの入力や地域情報の発信も可能だ。このポータルは、スポーツを通じて志摩市、施設利用者、地域住民をつなぐ交流の場として機能する。文岡中学校・鵜方小学校体育館に設置したカメラ と入り口のスマートロック
今後の展開
2024年度末までの実証期間中、各施設での大会や試合映像の配信に取り組む。小中学校体育館では学校開放事業での利用に加え、部活動や授業での活用可能性も検証する。効果検証と併せて設置場所の拡大や新たな利用シーンの創出にも挑戦する。2025年度以降はスポーツDXソリューションの本格導入を目指し、生涯スポーツ社会の実現を加速させる方針だ。この取り組みを通じて、志摩市は地域特性を活かしたスポーツを活用したまちづくりの新たな形を創造していく。
AI Market の見解
本実証は、スポーツDXを通じた地域活性化の先進的な取り組みとして注目に値する。AIカメラによる自動撮影・配信やスマートロックとの連携は、施設管理の効率化だけでなく、地域スポーツの魅力発信や新たな観戦スタイルの創出につながる可能性がある。特に、学校体育館への導入は全国初の試みであり、教育現場でのDX推進にも寄与するだろう。
一方で、プライバシーへの配慮や、デジタルデバイドへの対応が課題となる可能性もある。今後、この実証の成果が他の自治体にも波及し、スポーツを軸とした地域コミュニティ活性化のモデルケースとなることが期待される。
参照元:PR TIMES
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