Noveraの「skinsense」、ECサイト構築SaaS「makeshop byGMO」の利用者に向けてAI肌診断機能を提供開始

株式会社Noveraは、2024年3月15日、同社の法人向けAI肌診断ツール「skinsense」においてGMOメイクショップ株式会社のECサイト構築SaaS「makeshop byGMO」との連携を開始したと発表した。

「skinsense」は、化粧品のブランド／小売店などにAI肌診断機能を提供し、取得データによって的確な顧客アプローチも実現するツールだ。今回開始された連携により、「makeshop byGMO」の利用者は「skinsense」の肌診断機能を容易にECサイトへ追加できるようになる。

＜本ニュースの10秒要約＞

• 化粧品のブランド／小売店などにAI肌診断機能を提供するツール「skinsense」
• 肌状態を分析して「おすすめアイテム」を予測、的確な顧客アプローチも実現
• 商品レコメンドや購入前の離脱防止、またロイヤルカスタマーの育成などを図る

AIトランスフォームを推進しているNovera

Noveraは、AIの画像認識技術やデータサイエンスを駆使したサービス／システムの提供を手がける企業だ。「AIトランスフォームを推進し、日本が持つ価値を世界へ」というビジョンを掲げ、日本が得意とする分野でのAI活用を積極的に推進。処理を飛躍的に高速化／高精度化させるCNN層追加学習法を始めとして様々なAI特許も取得し、人口減少に悩む日本が持つ価値の維持／継承に取り組んでいる。

人口減少による人手不足／技術継承という課題は、農業／製造業／伝統工業といった領域に加えて、医療や美容などの領域でも深刻化していることに同社は注目。こうした分野でもAIトランスフォームを推進すべく、肌の状態や表情のようなパーソナルデータの取得／分析できるツールとして提供しているのが「skinsense」だ。

顔写真を撮影するだけで肌の状態を評価

「skinsense」は、AIの画像認識技術を活用した肌診断機能を、化粧品ブランド／小売店といった法人に向けて提供するツールだ。肌診断は、日本国内の美容部員400名による顔の印象データをAIに学習させることで実現。利用者は、スマートフォンで顔写真を撮影するだけで肌の状態を9項目（シワ／キメ／シミ／透明感／毛穴／うるおい／肌質／肌年齢／総合評価）で評価できる。

同ツールは、肌状態から「おすすめアイテム」を予測して提示する機能も持つ。このレコメンドは、診断した顧客と類似した肌データを持つ顧客の購買データをAIが学習／分析する形で行われるものであり、同社はこの化粧品レコメンドの特許も取得している。

「skinsense」をECサイトへ導入した場合、化粧品レコメンドを通じた売上向上に加えて、診断機能の提供そのものによる再訪問率向上も期待できる。また、ECサイトの会員IDやLINE IDと連携した場合は、より精緻なパーソナライズマーケティングも可能だ。

「makeshop byGMO」利用者は、「skinsense」を容易に活用可能

今回「skinsense」が連携を開始した「makeshop byGMO」は、GMOインターネットグループに属するGMOメイクショップが提供してるECサイト構築SaaSだ。「makeshop byGMO」を利用している化粧品のECサイトは、今後「skinsense」によって客の肌状態に合わせた商品レコメンドや購入前の離脱防止、またロイヤルカスタマーの育成などを図ることができる。

Noveraは今後も、画像認識AIを始めとする先端技術を活用し、日本が得意とする分野のAIトランスフォームを推進するとしている。

参照元：PRTIMES

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