埼玉県所沢市、生成AI活用で地域イベント情報をデジタル化!
最終更新日:2024年08月20日
埼玉県所沢市とPIAZZA株式会社は2024年8月6日、地域情報等発信に関する連携協定を締結した。所沢市は、PIAZZAが開発した生成AIによるチラシ読み取りサービス「チラデジ」を活用し、市内の地域イベント情報を集約・デジタル化する取り組みを開始する。
この官民連携によるローカルDXの推進により、地域住民のイベント参加機会を増やし、地域のにぎわい創出と活性化を図る。「チラデジ」を活用する自治体としては、全国で3例目となる。
<本ニュースの10秒要約>
- 所沢市とPIAZZA、生成AI活用で地域イベント情報をデジタル化し一元管理する取り組みを開始
- 官民連携によるローカルDX推進で、地域住民のイベント参加機会増加と地域活性化を目指す
- 「チラデジ」活用は全国3例目、自治体の情報発信課題解消と地域のにぎわい創出に期待
所沢市における「チラデジ」活用の背景
所沢市では、自治体や地域団体、町内会などが開催する地域のイベント情報が主に紙媒体で告知されており、情報の拡散性に課題があった。PIAZZAは西武鉄道株式会社と連携し、2024年3月より「チラデジ」を活用した取り組みを開始していた。
今回の所沢市との連携により、サイト内の所沢市地域イベント情報をさらに充実させ、イベント参加を通じた外出・交流機会を促進し、地域の活性化を図ることを目指す。この取り組みは、大阪市北区、東京都目黒区に続く全国3例目の「チラデジ」活用事例となる。
代表者のコメント
所沢市の小野塚勝俊市長は、「西武鉄道株式会社とも連携しながらイベント情報を積極的に提供することで、所沢市内の様々なイベントが多くの方でにぎわい、街の活性化につながることを期待しております。」と語っている。
PIAZZAの矢野晃平CEOは、「所沢市民や近隣住民の皆様に、魅力溢れるイベント情報をお届けできるようになりました。イベント参加を通じて、所沢市内で人々がつながり、新たな地域交流が生まれることを願っております。」とコメントした。
「チラデジ」サービスの特徴
「チラデジ」は、生成AIを活用した独自システムにより、紙媒体の地域イベント情報をデジタルデータに変換・公開するチラシ読み取りサービスだ。OCRとChatGPTを組み合わせ、チラシやポスターの内容を自動で読み取り、要約する。
このサービスにより、自治体が抱える情報発信課題の解消に寄与し、小規模イベントの情報も効果的に発信できる。また、自治体・事業者・住民が協働でイベント情報を提供する官民連携プラットフォームとしての役割も果たす。
参照元:PR TIMES
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