ヤマハ、米国AI企業のTuneForteと協業し、AI演奏動画撮影サービスの提供をロンドンで開始
最終更新日:2024年08月23日
ヤマハ株式会社は、2024年8月23日、米国シリコンバレーに設置した事業開発拠点Yamaha Music Innovationsを通じて、AI技術を活用したミュージシャン向けサービス「TuneCamera」を提供する米国スタートアップ企業TuneForte社との協業を発表した。
この協業により、ヤマハの欧州旗艦店「Yamaha Music London」に、AI技術を用いて自動で演奏映像を判断し、楽器演奏中のズームやパンなどの処理を自動で行う「TuneCamera」(β版)が導入される。これにより、顧客がより手軽に、より見栄えの良い演奏動画を撮影できる環境が整備される。
<本ニュースの10秒要約>
- ヤマハ、米国AI企業と初協業。欧州旗艦店にAI活用の自動演奏撮影サービス導入へ
- AI技術で演奏映像を自動判断し、ズームやパンを処理。顧客の手軽で高品質な演奏動画撮影ニーズに対応
- SNSへの演奏投稿需要増加を背景に、コンテンツ配信関連の製品・サービス開発強化を目指す戦略的協業
ヤマハの新たな事業展開戦略
ヤマハ株式会社は2024年4月、米国シリコンバレーに事業開発拠点Yamaha Music Innovationsを設置した。この拠点は、成長分野であるコンテンツ配信関連の製品・サービス開発強化を目指し、革新的なスタートアップ企業との協業を模索してきた。
今回のTuneForte社との協業は、この戦略の一環だ。ヤマハは、今後もさまざまなパートナーとの協業を通じて、顧客により音楽を楽しんでもらえるような新たな製品・サービスの提案を続けていく方針だ。
TuneCameraの革新性と導入背景
TuneCameraは、AI技術を用いて自動で演奏映像を判断し、楽器演奏中のズームやパンなどの処理を自動で行うサービスだ。近年、SNSなどに楽器演奏の姿を投稿したいという顧客ニーズが高まっている。これを受け、ヤマハは2023年10月のYamaha Music Londonのリニューアルオープン時に、常設の動画・画像専用撮影ブース「Content creation zone」を開設した。
しかし、より見栄えのする映像を撮影したいというニーズも存在していたため、TuneCameraの導入により、顧客はより手軽に、より高品質な演奏動画の撮影が可能にする。
協業先TuneForte社の概要
TuneForte社は、米国カリフォルニア州サンフランシスコに拠点を置くスタートアップ企業だ。代表者はHamid Najafi氏で、ミュージシャン向けAIツールおよび配信プラットフォームの開発・展開を主な事業内容としている。
今回の協業では、TuneForte社が提供するTuneCamera(β版)に対する顧客フィードバック収集を目指しており、ヤマハの目指す方向性と一致したことが協業実現の要因となった。
参照元:PR TIMES
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