Nano Banana Proとは?Geminiベース画像生成AIの特徴、性能、使い方、料金プラン、実際の生成例まで徹底解説!
最終更新日:2025年12月25日

- 複数画像を自然に統合できるなど、Nano Banana Pro はプロ向けの高精度な画像生成・編集に強い。
- 人物・動物・構図の整合性を保ちながら、漫画・広告・教材など幅広い表現を自動生成できる。
- 無料は1日3枚までの制限があるため、業務利用は Pro / Ultra が前提。
Google は、2025年11月に画像生成と編集に対応するモデル「Nano Banana Pro(Gemini 3 Pro Image)」を公開しました。
高品質なビジュアル表現や細かな編集コントロールに対応し、幅広いクリエイティブ制作を支援するモデルとして位置づけられています。アイデアを視覚化し、実用的なデザイン制作を行うための柔軟なワークフローを提供します。
従来モデルの Nano Banana の進化系として、より複雑な構図や実務レベルのデザイン制作まで対応できる点が大きな特徴です。
本記事では、Nano Banana Pro の特徴、機能、使い方、実際に作ってみた生成画像、注意点、活用事例まで徹底解説します。
AI開発会社をご自分で選びたい方はこちらで特集していますので併せてご覧ください。
目次
Nano Banana Pro とは?

2025年11月に公開されたNano Banana Pro(Gemini 3 Pro Image)は、Gemini 3 Pro を基盤とした画像生成および編集モデルです。Gemini 3の能力を引き継ぎつつ強化されたモデルであり、クリエイティブな発想とプロフェッショナルな制作のギャップを埋めることを目指した高度な画像モデルのひとつと位置づけられています。
Google は2025年8月、Gemini 2.5 Flash Image モデル「Nano Banana」を公開し、古い写真の補正やミニチュアフィギュアの生成など幅広い画像編集機能を提供してきました。その後継として、Nano Banana Proは、Gemini の推論能力と現実世界の知識を活用し、より精度の高い情報の視覚化を実現します。
プロトタイプ作成、データからのインフォグラフィック生成、ストーリーボードや図解の作成など抽象的なアイデアを具体的なビジュアルへ変換する作業を強力に支援します。
Gemini 3 の推論能力に加え、Google 検索の豊富な知識ベースと接続することで、リアルタイム情報を活用した画像生成と編集を実現します。
参考:公式発表
Nano Banana Proの特徴
Nano Banana Pro は、画像生成と編集の両面でクリエイティブ作業を支援するための多彩な機能を備えています。特徴は以下の通りです。
実用的な画像生成とリアルタイム情報の活用

Gemini 3 の高度な推論能力により、図解やインフォグラフィックなど実用的なコンテンツ制作に対応します。
Nano Banana Proは「言葉を理解し、文脈を推論してから、正確なビジュアルを作る」というアプローチを採用しています。そのため、学習用資料や説明目的の画像制作にも適しています。
Google 検索の知識ベースと連携し、レシピ、天気、スポーツ情報などのリアルタイム情報も可視化できます。
また、自転車のメンテナンス方法や植物の育て方、レシピ手順などを1枚のインフォグラフィックとしてまとめるといった、現実世界の知識と図解表現を組み合わせたユースケースにも向いています。こうした用途では、単なる「きれいな絵」ではなく、情報の正確さと読みやすさを両立したビジュアルを生成できる点が特徴です。
多言語テキスト生成と高品質な文字表現

画像内に読みやすく正確なテキストを直接レンダリングでき、短いキャッチコピーから長文まで自然に表現できます。
多言語推論が強化されており、複数言語でのテキスト生成、翻訳、ローカライズに対応します。質感やフォント、カリグラフィ表現まで再現でき、ポスターやブランド向けデザインなど細かなテキスト表現を求める用途にも有効です。
さらに、既存の画像内テキストを別の言語に差し替えつつ、レイアウトやスタイルは保ったまま翻訳するといった使い方も想定されています。商品パッケージや看板、メニューの文字を差し替えながら、各国向けのデザインバリエーションをテストするようなローカライズ用途にも活用できます。
複数画像の統合と自然な構図制御

最大 14 枚の画像を組み合わせ、最大 5 人までの人物の特徴や類似性を維持したまま統合できます。
生活シーンやファッションショー、複数要素を組み合わせたシュールな風景など、複雑な構成の画像制作にも向いています。また、異なる角度や距離を持つ人物や複数素材を統合し、照明や色調の整合性を自動で調整することが可能で、実際の環境に近いビジュアル表現を実現します。
この機能により、製品写真・ロゴ・背景素材などバラバラの入力をまとめて広告用ビジュアルに仕上げるといったワークフローも組み立てやすくなります。キャラクターの外見やポーズを保ちながら、シーンだけを変えて複数パターンのクリエイティブを量産するといった使い方にも対応しやすい設計です。
細部をコントロールできる高度な編集機能

任意の部分を選択して調整や変換が可能で、カメラアングル、照明、フォーカス、カラーグレーディングなどを細かく制御できます。昼から夜への変更や被写界深度の調整に対応し、シーンの雰囲気を大きく変えることができます。
また、アスペクト比を自由に変更でき、SNSや印刷物など様々な形式への展開に適しています。1K・2K・4Kといった高解像度にも対応しており、プロフェッショナル用途でも活用できます。
さらに、照明変更によって表情を強調したり、背景を整理して被写体を際立たせたり、手前の花に焦点を切り替えるなど細部の印象を調整する高度な編集も可能です。こうしたスタジオ品質のコントロールをプロンプトから指定できるため、写真レタッチや広告制作ツールの中核エンジンとして組み込むことも視野に入れた設計になっています。
参考:公式発表
Nano Banana Proの性能

Nano Banana Pro(Gemini 3 Pro Image)は、Text-to-Image AI ベンチマークにおいて主要競合モデルを上回っています。
「Overall Preference」「Visual Quality」「Infographics」の 3 項目すべてで、Elo スコアが約 1100〜1300 と高く、高精度な画像生成能力を示しています。以下は、それぞれの評価項目とスコアの概要です。
- Overall Preference(総合評価):約 1100
Gemini 2.5 Flash Image・GPT-Image 1(約 1030 前後)を上回り、全体的な利用満足度で優位。 - Visual Quality(ディテール精度):約 1130
質感・構造表現で最も高評価。広告制作や製品写真の生成に適しています。 - Infographics(情報整理):約 1280
図解構成の精度が高く、教材・インフォグラフィック生成で大きな差をつけています。
従来モデル(Gemini 2.5 Flash Image / GPT-Image 1 / Flux Pro Kontext Max / Hunyuan v3 など)をすべての指標で上回り、総合性能で高い評価を獲得しています。
参考:公式発表
Nano Banana Proの料金プラン
以下は、Nano Banana と Nano Banana Pro の各プランにおける月額料金と、画像生成枚数の上限を比較した一覧です。
| プラン | 月額 | Nano Banana (Gemini 2.5 Flash Image) | Nano Banana Pro (Gemini 3 Pro Image) |
|---|---|---|---|
| 無料プラン(Google AI Free) | ¥0 / 月 | 1日 最大 100枚 | 1日 最大 3枚 |
| Google AI Pro | ¥2,900 / 月 | 1日 最大 1,000枚 | 1日 最大 100枚 |
| Google AI Ultra | ¥36,400 / 月 | 1日 最大 1,000枚 | 1日 最大 1,000枚 |
Nano Banana Pro は無料プランでは 1日3枚と制限されるため、業務利用には Google AI Pro / Ultra での運用が前提となります。
参考:料金は、随時変更の可能性があるので、こちらでご確認ください。
API料金:Gemini 3 Pro 画像プレビュー(gemini-3-pro-image-preview)
以下は Gemini 3 Pro Image Preview API(gemini-3-pro-image-preview)の入力・出力トークン料金と画像解像度別の費用比較です。無料枠はありません。
| 項目 | 100万トークンあたり | 1枚あたり |
|---|---|---|
| 画像出力(1K / 2K) | $120.00 | 1枚 1,120トークン ≒ $0.134 / 枚 |
| 画像出力(4K) | $120.00 | 1枚 2,000トークン ≒ $0.24 / 枚 |
また、APIの料金はこちらからご確認ください。
Nano Banana ProをWeb版で使う方法
Webブラウザから直接利用でき、個人ユーザーにとって最も手軽な方法です。ブラウザ版で Nano Banana Pro を利用する際の基本的な操作手順を、順を追って解説します。
1. Gemini アプリにアクセスする

まずは https://gemini.google.com/app を開きます。
Web ブラウザからも利用できるため、アプリをインストールしなくてもそのまま使い始めることができます。
2. 「画像の作成」を選択する

画面上部にあるメニューから「画像の作成」をクリックします。ここから Nano Banana Pro の生成・編集機能を利用できます。
3. 「思考モード(Thinking)」を有効にする

モード選択画面の中に「思考モード(Thinking)」があります。これをオンにすることで、Nano Banana Pro(Gemini 3 Pro Image)による高品質な生成と高度な編集機能が利用できる状態になります。
4. プロンプトを入力し、必要に応じて画像をアップロードする
作りたい画像の内容を文章で入力します。たとえば「夕日が差し込む森をリアルに描いて」や「この写真を背景だけ夜景に変更してほしい」といったイメージをそのまま書けば、Nano Banana Pro が意図を理解して適したビジュアルを生成します。
編集したい写真がある場合は、入力欄の下にあるアップロード機能を使います。アップロードした画像をもとに背景変更や照明調整、構図の最適化などを行うことができ、人物や製品写真の加工にも対応しています。
5. 実行して生成・編集する
準備が整ったら実行ボタンを押します。Nano Banana Pro が指示に応じて画像を生成し、数秒ほどで結果が表示されます。
気になる部分があれば再度プロンプトを調整して実行し直すことで、より希望に近い仕上がりに近づけることができます。
Gemini以外でNano Banana Proが使う方法は?
Nano Banana Pro は、目的に応じて以下の方法で利用できます。
Google Workspace / Google 広告で使う
Google スライドや Google Vids で資料・動画制作に活用できます。また、Google 広告では Nano Banana Pro が自動的に組み込まれ、広告クリエイティブ生成に活用できます。
開発者・クリエイター向けに利用する
Gemini API、Google AI Studio、Google Antigravity でアプリ組み込みや UI 自動生成が可能です。
企業利用では Vertex AI で生成ワークフローを構築できます。Google AI Ultra ユーザーは Flow で高度な映像制作にも活用できます。
実際に Nano Banana Pro を試してみた
Nano Banana Pro がどれほど実践的に使えるのかを確かめるために、実際にいくつかのシーンを生成して検証してみました。
別々の画像を街中のモブシーンに合成してみた

街中の自然な道路シーンを生成するケースを試しました。上の画像にある人物4人・ベビーカーの子ども1人・犬1匹の写真をそれぞれ個別にアップロードし、「これらを一つの自然なワンシーンとしてまとめてほしい」と指示しました。

Nano Banana Pro は、アップロードした参考写真のポーズ・雰囲気・向きの違いを踏まえて推論を行い、全体の構図が無理なくつながるように統合してくれました。
その結果、人物同士の距離感や視線、犬の動きまで一貫性のあるリアルな街角シーンが完成しました。複数の参考画像を組み合わせても破綻せず1枚にまとめられる点に、Nano Banana Pro の強みを実感しました。
猫の写真をもとに4コマ漫画を作ってみた

猫の写真をアップロードし、アニメ風キャラクターに変換したうえで4コマ漫画として生成させてみました。ストーリーには起承転結があり、キャラクターの表情や動きも一貫しており、自然な流れで展開する仕上がりでした。
Nano Banana Proを使う上での注意点
Nano Banana Pro を利用して生成された画像には、Googleの独自技術であるSynthIDデジタル透かしが埋め込まれます。デジタル透かしは目に見えない形式で付与され、生成画像を後から識別可能にすることでAI コンテンツの透明性を確保する仕組みです。
Gemini アプリでは、画像をアップロードすることで「AI が生成した画像かどうか」を判別できるようになりました。まずは画像での対応から開始され、今後は音声や動画にも範囲が拡大する予定です。
また、無料ユーザーおよび Google AI Pro ユーザーが生成した画像には、従来と同様に 目に見える透かし(Gemini のスパークルアイコン)が表示されます。一方、プロフェッショナル用途向けに配慮し、Google AI Ultra ユーザーが生成する画像では目に見える透かしが廃止されています。
Nano Banana Pro の活用事例
X上では、次のような投稿が共有されています。
Nano Banana vs Nano Banana Proの性能比較
Nano Banana vs Nano Banana Pro
We’re cooked. 💀 pic.twitter.com/LRoJhALaZD
— sid (@immasiddx) November 24, 2025
精密なプロンプト指定による高度な合成
Nano Banana Pro: Realistic cliff rescue, use man photo as hero, woman photo as one slipping, match sketch side pose and composition precisely, mountain photo (style reference) for background. pic.twitter.com/8pOHI3EmEA
— Halim Alrasihi (@HalimAlrasihi) November 20, 2025
Nano Banana Proに関するよくある質問まとめ
- Nano Banana Pro と Nano Banana の違いは何ですか?
Nano Banana Pro は Gemini 3 Pro Image を基盤とした上位モデルで、より高度な画像生成・編集に対応します。Nano Banana より複雑な構図、リアルタイム情報の可視化、細部の編集コントロールが可能です。
- Nano Banana Pro は無料で使えますか?
無料プラン(Google AI Free)でも利用できますが、1 日 3 枚までの制限があります。業務利用には Google AI Pro / Ultra が推奨されます。
まとめ
Nano Banana Pro は、Gemini 3 の推論能力と深い世界知識を組み合わせ、画像生成と編集において高度なクリエイティブ表現を可能にするモデルです。複雑な構図の一貫性保持、多言語テキスト、スタジオ品質の編集を1つのモデルで実現し、幅広いユーザーとプロフェッショナル環境で活用可能です。

AI Market 運営、BizTech株式会社 代表取締役|2021年にサービス提供を開始したAI Marketのコンサルタントとしても、お客様に寄り添いながら、お客様の課題ヒアリングや企業のご紹介を実施しています。これまでにLLM・RAGを始め、画像認識、データ分析等、1,000件を超える様々なAI導入相談に対応。AI Marketの記事では、AIに関する情報をわかりやすくお伝えしています。
AI Market 公式𝕏:@AIMarket_jp
Youtubeチャンネル:@aimarket_channel
TikTok:@aimarket_jp
運営会社:BizTech株式会社
掲載記事に関するご意見・ご相談はこちら:ai-market-contents@biz-t.jp
