リンクバルとSMBCCFが提携。AIが広告掲載を最適化し、ユーザー体験を向上させる取り組みを開始
最終更新日:2024年06月21日
株式会社リンクバルは、SMBCコンシューマーファイナンス株式会社と業務提携契約を締結したことを発表した。この提携では、リンクバルのグループ会社であるMiDATAが開発した「サイト内広告の掲出場所を自動的に改善するAI」を活用する。このAIは、ユーザー体験を損なわずに効果的な広告掲載を実現することを目指しており、マッチングアプリ「CoupLink」上でプロミスのサービスを案内する際に活用される予定だ。
<本ニュースの10秒要約>
- リンクバルとSMBCCFの業務提携により、AIを活用した効果的な広告掲載の実現
- ユーザー体験を損なわない広告掲載の自動最適化により、効率的なマーケティングの実現
- CoupLinkの150万人以上のユーザーDBを活用し、新たなニーズ発見と価値提供を目指す
業務提携の概要と目的
株式会社リンクバルとSMBCコンシューマーファイナンス株式会社(SMBCCF)の業務提携は、両社のサービスを効果的に連携させることを目的としている。この提携では、リンクバルのグループ会社であるMiDATAが開発した「サイト内広告の掲出場所を自動的に改善するAI」を活用する。
このAIは、効果的な広告掲出場所の特定、データ蓄積期間の短縮、ユーザー体験の維持といった課題を解決することを目指している。両社は、このAIを活用することで、ユーザー体験を損なわずに相互サービスの連携を実現し、効率的なマーケティングを行うことを目指している。
AIによる広告最適化の背景と課題
多くの企業が直面する自社サイト内広告の課題の一つは、掲載バランスの調整にかかる人的工数だ。広告掲載枠や頻度を増やすことで広告効果は高まるが、過剰な掲載はユーザー体験に悪影響を与える可能性がある。具体的には、本来のコンテンツの閲覧を妨げたり、ページの見た目を乱雑にしたりする恐れがある。
MiDATAが開発したAIは、これらの課題を解決し、ユーザー体験を損なわずに効果的な広告掲載を実現することを目指している。このAIは、画像解析、予測、数理最適化などの技術を活用し、個社ごとに異なる現場特有の複雑な課題に対応することができる。
具体的な取り組み内容
本提携における具体的な取り組みとして、リンクバルが提供するマッチングアプリ「CoupLink」上でプロミスのサービスを案内する。さらに、CoupLinkを通じてプロミスをはじめて契約したユーザーには、CoupLinkの有料会員3か月プラン(9,800円)がプレゼントされる。また、CoupLinkに掲載されたSMBCCFの広告の効果検証も行われる予定だ。
CoupLinkは150万人以上のユーザーデータベースを保有しており、これらのユーザーに商品提案を行うことで、新たなニーズの発見やユーザーへの価値提供が期待される。AIの活用は段階的に実施され、広告の掲載方法を自動的に改善することで、ユーザー体験に悪影響を与えることなく、効率的なマーケティングの実現を目指す。
今後の展望と更なる展開
本取り組みの有効性が確認された後、リンクバルとSMBCCFは、AIを活用した外部サービスとの連携によるマーケティング活動を他社でも展開することを目指している。MiDATAは、顧客の課題に合わせたフルオーダーAI開発サービスを展開しており、今後も広く同様の開発を実施する予定だ。
このような取り組みにより、AIを活用した効果的な広告掲載とユーザー体験の向上が、様々な業界で実現される可能性がある。さらに、この技術の応用範囲を拡大することで、デジタルマーケティングの分野に革新をもたらし、企業と消費者の双方にとって価値のある広告体験を創出することが期待される。
参照元:PR TIMES
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