ExcelでChatGPT活用。日本初の文字列変換AIツール「AI JIMY Converter」が業務効率化
最終更新日:2024年08月22日
シー・システム株式会社は2024年8月20日、最新の生成AI ChatGPT-4oを活用した無料の文字列変換およびデータ取得ツール「AI JIMY Converter」を公開した。
このツールは、ExcelやGoogleスプレッドシートで簡単に利用でき、住所の入力ミス修正や文章の要約など、従来人の手で行っていたデータ修正や文字列表記の統一作業を自動化する。日本初となるExcelでアドインを使わずChatGPTを活用できるツールとして、日常業務の効率化と正確性向上に貢献することが期待されている。
<本ニュースの10秒要約>
- シー・システム株式会社が、ExcelやGoogleスプレッドシートで利用可能な生成AI活用ツール「AI JIMY Converter」を2024年8月20日に無料公開
- 住所表記の統一、文章内の人名抽出、300字程度の文章要約など、30本以上の関数を提供し、データ処理作業を効率化
- 日本初のExcelでアドインなしでChatGPTを活用できるツールとして、今後も機能拡充や企業内システムとの連携を計画
AI JIMY Converterの概要と特徴
AI JIMY Converterは、最新の生成AI技術を活用し、ExcelやGoogleスプレッドシート上でデータの修正や変換を簡単に行えるツールだ。このツールの最大の特徴は、Excelでアドインを使わずにChatGPTを活用できる日本初のツールという点だ。
現在30本以上の関数を公開しており、「正しい住所に変換する」「文章内から人名を取得する」などの機能を提供している。使用方法も簡単で、AI JIMY ConverterのWebサイトから必要な関数をコピーし、ExcelやGoogleスプレッドシートに貼り付けるだけで利用可能だ。
基本的に無料で利用できるが、一部有料機能も用意されている。このツールにより、データの正確性向上と作業効率化が同時に実現できる。
AI JIMY Converterの具体的な利用シーン
AI JIMY Converterは、多くの企業が日常的に行っているデータ管理作業を効率化する。例えば、顧客リストの住所表記の統一化が挙げられる。手動入力時に発生する担当者ごとの表記の違いや誤字を一括で修正し、データの整合性を保つことができる。
また、契約書や申込書などの文章から関係者の名前を自動的に抽出する機能も提供している。これにより、情報の見落としを防ぎ、同時にデータ管理の効率化も実現できる。さらに、長文のレポートやメールを300字程度に要約する機能も搭載しており、重要なポイントを簡潔にまとめることで、情報収集の時間短縮や意思決定のスピード向上にも貢献する。
これらの機能により、日常業務におけるアナログな作業を大幅に削減し、生産性の向上が期待できる。
AI JIMY Converterの今後の展望
シー・システム株式会社は、AI JIMY Converterの機能をさらに拡充していく計画だ。
具体的には、生成AIを利用した関数の追加を進めるとともに、企業内で使用される取引先マスタや商品マスタなどのクローズドな情報との連携を検討している。
また、各種システムへの組み込みも視野に入れており、より幅広い業務での活用を目指している。さらに、ユーザーのニーズに応じたサービス開発を通じて、より多くの企業の業務改善を支援していく方針だ。
参照元:PR TIMES
ChatGPTの仕組みを詳しく知りたい方はこちら、また、ChatGPTの導入支援会社をお探しの方はこちらの記事もご参考ください。
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