Allganize JapanのAIチャットボット「Alli」、大和証券グループ本社で問い合わせ回答精度を大幅に向上

Allganize Japan株式会社は、2023年11月1日、同社のAIチャットボット「Alli」が株式会社大和証券グループ本社に採用されたと発表した。

Allganize Japanは、日／米／韓国を中心としてグローバルに企業向けAIソリューションを提供している企業だ。「Alli」は、高精度ながら導入・運用が容易なAIチャットボットであり、大和証券グループ本社においても問い合わせ回答精度の20％向上やバックオフィス業務の効率化などを実現している。

＜本ニュースの10秒要約＞

• 高い応答精度と導入・運用の簡易さ、優れたCPを実現したAIチャットボット「Alli」
• トレーニング済みの高度なAIをあらかじめ搭載、すぐ利用が開始できる簡便性を実現
• 大和証券グループ本社で、回答精度を50％から72％に向上、業務時間も約15％削減

企業向けAIソリューションをグローバルに展開するAllganize Japan

Allganize Japanは、米Allganize社の日本法人として2019年に設立された。同社は、高レベルの自然言語理解とディープラーニング技術をベースとして、企業向けのAIソリューションをグローバルに展開。日本における事業展開は好調であり、2023年現在ではAllganize社の本社機能も日本に移転している。

企業向けAIソリューションとしてAllganize Japanは、100以上の業務アプリが並ぶ「Alli LLM App Market」を展開している。このソリューションでは、アプリケーションの作成ツールやAIを活用したデータ抽出ツールなどを提供。また、従業員向けの社内対応やカスタマーサポートの自動化を実現するAIチャットボットとして「Alli」の提供も行っている。

高い精度で的確に自動応答を行うAIチャットボット「Alli」

「Alli」は、高い応答精度と導入・運用の簡易さ、そして優れたコストパフォーマンスを実現したAIチャットボットだ。

同サービスでは、GPTや自然言語理解AIが質問の意図を理解し、高い精度で的確に自動応答を行う。トレーニング済みの高度なAIをあらかじめ搭載することで、自由入力による各種質問や問い合わせへの自動応答を実現し、多大な労力が必要となるタグ付けなども行わずに利用が開始できる簡便性も獲得した。また、FAQ情報のみならずドキュメントからも回答を自動抽出できる独自機能や、有人チャット機能、さらにTeamsなどの外部ツール連携機能なども、基本機能として実装している。

多くの機能を備えながらも、「Alli」の利用料は月額10万円からとなっており、高いコストパフォーマンスも誇る。これらの点で同サービスはグローバルで高い評価を得ており、AIを活用したインサイトによるビジネス強化を世界中で支援している。

大和証券で、AIチャットボットによる解決率を大幅に改善

今回「Alli」を採用した大和証券グループ本社は、バック事務のデジタル化／集約およびバック事務人員のフロント業務へのシフトに取り組んでおり、AIチャットボットも既に活用していた経緯を持つ。しかし、既存のAIチャットボットの回答精度を課題視した同社は、他社サービスへのリプレイスを企図。ユーザーの利便性の高さや管理側のメンテナンス負荷の低さ、そしてコストパフォーマンスの高さを評価し、「Alli」を導入するに至った。

大和証券グループ本社において「Alli」は、回答精度を以前の50％から72％にまで向上し、AIチャットボットによる解決率を大幅に改善。この回答精度の向上により、バック事務人員が営業員からの各種問い合わせ対応に要していた業務時間も、約15％削減した。

Allganize Japanは今後も、「AIによって全てのビジネスのワークフローを自動化・最適化する」というビジョンのもと、AIソリューションの提供に取り組むとしている。

参照元：PRTIMES

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