OpenAI、ChatGPT無料版とGoプランで広告配信テストを米国で開始、有料プランは広告非表示
最終更新日:2026年02月10日
記事監修者:AI Market ニュース配信チーム

OpenAIは2025年2月、米国のChatGPT無料版およびGoプラン利用者を対象に広告配信テストを開始した。Plus、Pro、Business、Enterpriseの各有料プランでは広告は表示されず、回答内容への広告の影響はないとしている。会話のプライバシーは保護され、広告主はチャット内容や個人情報にアクセスできない仕組みだ。
- ChatGPT無料版とGoプランの成人ユーザー向けに米国で広告配信テストを開始、有料プランは対象外
- 広告は会話トピックに基づいて表示されるが、ChatGPTの回答内容には一切影響を与えない設計
- 広告主はチャット内容や個人情報にアクセス不可、ユーザーは広告の非表示や設定管理が可能
OpenAIは2025年2月、ChatGPTにおける広告配信のテストを米国で開始した。対象となるのは無料版およびGoサブスクリプションプランを利用する成人ユーザーで、Plus、Pro、Business、Enterpriseの各有料プランでは広告は表示されない。
この取り組みの目的は、無料および低コストプランの運営に必要なインフラ投資の資金を確保し、より多くのユーザーにAI機能への幅広いアクセスを提供することにある。無料プランのユーザーは、広告をオプトアウトして1日あたりのメッセージ数を減らす選択も可能だ。
広告の表示方法については、OpenAIは回答の独立性を重視した設計を採用している。広告はChatGPTの回答内容に一切影響を与えず、回答はユーザーにとって最も役立つ内容に基づいて最適化される。
広告が表示される際は、必ずスポンサー提供であることが明示され、通常の回答とは視覚的に区別される。広告の選定は、会話のトピック、過去のチャット履歴、広告との過去のインタラクションを照合して行われ、例えばレシピを調べている場合にはミールキットや食料品配達の広告が表示される仕組みだ。
プライバシー保護については、広告主はチャット内容、チャット履歴、メモリ、個人情報に一切アクセスできない体制が構築されている。広告主が受け取るのは総表示回数やクリック数といった広告パフォーマンスに関する集計データのみだ。
テスト期間中、18歳未満のユーザーには広告を表示せず、健康、メンタルヘルス、政治などの機微または規制対象となるトピックを扱う会話でも広告は表示されない。
ユーザーは広告を非表示にしたり、フィードバックを共有したり、広告データを削除したり、いつでも広告に関する個人設定を管理できる機能が提供される。

OpenAIは今回のテストを学習段階と位置づけており、広告がユーザー体験に自然に適合することを確認してから運用を拡大する方針だ。
長期的には、会話型インターフェースにおける広告の関連性と有用性を向上させ、ユーザーが実行したい行動に自然に適合する新しい製品やサービスへの接続を実現することを目指している。企業向けには、追加の広告フォーマット、目的、購入モデルを支援し、ChatGPTで消費者とやり取りするための新たな手法を構築していく計画だ。
AI Marketの見解
OpenAIのChatGPT広告導入は、生成AI業界における収益モデルの多様化を示す重要な動きと想定される。従来のサブスクリプションモデルに依存せず、広告収益を組み合わせることで、無料版の持続可能な運営とインフラ投資の財源確保が可能となる。
特に注目すべきは、回答の独立性を明示的に保証し、広告が回答内容に影響を与えない設計を採用している点だ。これは生成AIサービスにおける信頼性維持の重要性を認識した判断と言える。
プライバシー保護についても、広告主がチャット内容や個人情報にアクセスできない仕組みを構築しており、ユーザーの懸念に配慮した設計となっている。
参照元:OpenAI
ChatGPT広告テストに関するよくある質問まとめ
- ChatGPTの有料プランでも広告が表示されるのか?
いいえ、広告が表示されるのは無料版とGoプランのみで、Plus、Pro、Business、Enterpriseの各有料プランでは広告は一切表示されない。無料プランのユーザーは、広告をオプトアウトして1日あたりの無料メッセージ数を減らす選択も可能だ。
- 広告主はユーザーのチャット内容を見ることができるのか?
いいえ、広告主はチャット内容、チャット履歴、メモリ、個人情報に一切アクセスできない。広告主が受け取るのは総表示回数やクリック数といった広告パフォーマンスに関する集計データのみで、会話のプライバシーは完全に保護されている。

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