イーデザイン損害保険のAI事故担当者マッチングサービス「私のタントウシャ」がInsurance Asia Awards 2022を受賞

イーデザイン損害保険株式会社は、2022年8月15日、同社のAI活用サービス「私のタントウシャ」が「Insurance Asia Awards 2022」において「Claims Initiative of the Year -Japan」を受賞したと発表した。

「私のタントウシャ」は、AIを活用して事故担当者のマッチングを行うサービス。「Insurance Asia Awards」は、アジアの大手ビジネスメディア・グループであるCharlton Media Groupが、保険業界の商品・サービスを讃える表彰制度として主催している。

＜本ニュースの10秒要約＞

• AIを活用して最適な事故担当者マッチングする「私のタントウシャ」
• アジアの保険業界にインパクトをもたらしたサービスなどを讃える賞を受賞
• 今後も精度向上を図り、顧客が事故に合った際の不安・ストレスを軽減

事故対応を現場で担う社員の発案により開発

「私のタントウシャ」は、イーデザイン損害保険社員の発案により開発された。事故対応を現場で担う同社員は、顧客が事故に合った際の不安・ストレスの軽減を目指し、新たなサービスの開発を企図。従来にない顧客体験を企画・設計するアマゾン ウェブ サービス ジャパン合同会社のワークショップ（Digital Innovation Program）への参加を経て、サービスの実現に至った。

顧客のアンケート結果をAIで分析し、最適な事故担当者を選任

「私のタントウシャ」では、顧客が回答したアンケート結果をAIで分析することにより、顧客に最適な事故担当者を選ぶサービスだ。アンケートは約40秒で完了する簡易なものであり、この結果から顧客にマッチしたコミュニケーションスタイルを、ソーシャルスタイル理論に基づく形で推定。実際に事故に合った際は、コミュニケーションスタイルや事故の内容を米DataRobot社製AIが分析し、担当者を選任する。

人間のコミュニケーションには、「話のテンポ・トーンがなんとなく合わない」「フィーリングが合わない」といったストレスが日常でも存在する。「私のタントウシャ」は、こうしたコミュニケーションにおける違和感を削減することにより、事故時の不安やストレスを解消し、顧客に寄り添ったコミュニケーションを可能にするサービスとなっている。

なお同サービスは、同社の事故対応サービスを受ける契約者全員に無料で提供されており、94.2％の顧客が満足しているという。

今後もAIモデルの継続的な再学習や精度向上を図る

今回「私のタントウシャ」が受賞した「Insurance Asia Awards」は、イノベーションにより保険業界にインパクトをもたらした商品・サービスなどを讃える表彰制度として、2016年より開催されている。

イーデザイン損害保険は同賞獲得を受けて今後、「私のタントウシャ」におけるAIモデルの継続的な再学習や精度向上を図るとしている。また、再学習で得られた知見を事故担当者の対応力向上などの社員教育にも活かし、顧客と共に保険業界の新しいかたち作りも目指すとしている。

参照元：PRTIMES

マッチングシステムに強いAI開発会社はこちらで特集していますので併せてご覧ください。