エクサウィザーズ、生成AIサービスの開発・販売に特化した新会社「Exa Enterprise AI」を2023年10月設立
最終更新日:2023年08月17日
株式会社エクサウィザーズは、2023年8月14日、生成AI(ジェネレーティブAI)サービスの開発・販売に特化した新会社を同年10月に設立すると発表した。
エクサウィザーズはAIを利活用したサービス開発などを手がける企業であり、生成AIプロダクトなどに関する事業を分割する形で今回の新会社設立に至った。新会社の名称は株式会社Exa Enterprise AIであり、エクサウィザーズのサービス「exaBase 生成AI powered by GPT-4」なども継承して企業の業務改革/生産性向上を支援する。
<本ニュースの10秒要約>
- エクサウィザーズが、生成AIプロダクト関連事業を分割する形で新会社「Exa Enterprise AI」設立
- エクサウィザーズの既存の生成AI関連サービスも継承し、AIアシスタントの提案や訴求も展開
- 分社化により開発速度を上げ、生成AIの進化に対応。企業の業務を変革する新たなAIサービスも開発へ
2023年5月から生成AIサービスを提供していたエクサウィザーズ
エクサウィザーズは、「AIを用いた社会課題解決を通じて、幸せな社会を実現する」というミッションを掲げて、AIサービスの開発・提供を行っている企業だ。顧客の経営課題解決を支援するAIプラットフォーム事業と、超高齢社会に代表される社会課題の解決支援を進めるAIプロダクト事業の両輪で、ミッション実現に取り組んでいる。
生成AI関連マーケットが急拡大していることを受け、同社は2023年5月から複数の生成AIサービスの提供も開始。企業向け生成AIサービスである「exaBase 生成AI powered by GPT-4」は幅広い業種の企業/公共機関で1万人以上のユーザーを獲得し、IR業務に特化した生成AIサービス「exaBase IR アシスタント powered by ChatGPT」の開発では業界大手である宝印刷との業務提携も始めている。
日進月歩で進化している生成AIへ対応するために
生成AIを活用したサービスの開発・提供を進める中でエクサウィザーズは、LLMなど生成AIを構成する先端テクノロジーが日進月歩で進化しており、こうした動きに対応するにはプロダクト・サービスの開発速度を上げる必要があると判断。そしてこの速度向上には、新規プロダクト・サービスの開発に特化した組織体制およびカルチャーの確立と、スピード感を重視した事業推進が必要であると考えた。
こうした判断からエクサウィザーズは今回、Exa Enterprise AIの設立を決定するに至った。Exa Enterprise AIは、エクサウィザーズがこれまで手がけてきた生成AIプロダクトなどに関する事業を分割する形で設立され、100%子会社として2023年10月より事業を開始する。事業開始後は、企業内の様々な業務を支援する「AIアシスタントシリーズ」の企画・開発を迅速に進めるとともに、企業の業務を変革する新たなAIサービスの開発にも取り組む予定だ。
大企業などに向けたAIアシスタントの提案や訴求も
エクサウィザーズの生成AIプロダクト関連事業を分社化したExa Enterprise AIは、エクサウィザーズがこれまで開発・提供してきた生成AI関連サービスも継承する。具体的には「exaBase 生成AI powered by GPT-4」と「exaBase IR アシスタント powered by ChatGPT」、そして企業向けFAQサービス「exaBase FAQ」を引き継ぐ。
またExa Enterprise AIは、大企業などに向けたAIアシスタントの提案や訴求も行う。この提案・訴求においては、大企業を主なクライアントとして年間350件以上のAI案件を手がけるエクサウィザーズが持つネットワークも活用。社内データベースや既存の基幹システムとAIを連携させるシステムなどを提案し、企業の業務改革/生産性向上や課題解決を支援するとしている。
参照元:PRTIMES
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