渋谷TSUTAYAに「AI売り子」が出勤!91言語対応の最新接客AIが小売店の常識を覆す
最終更新日:2024年10月21日
Gatebox株式会社は2024年10月18日、小売店向けAI接客サービス「AI売り子」のテスト導入を「SHIBUYA TSUTAYA」6階IP書店で開始したと発表した。「AI売り子」は最新の生成AI「GPT-4o」の画像認識技術を活用し、91言語で商品紹介が可能な革新的なサービスだ。
人手不足やインバウンド対応に悩む小売店の課題解決と、海外観光客への日本ならではの購買体験提供を目指している。テスト導入は10月24日まで行われ、おみくじの紹介業務を担当する。
目次
<本ニュースの10秒要約>
- Gateboxが開発した小売店向けAI接客サービス「AI売り子」が渋谷TSUTAYAでテスト導入を開始
- 最新のGPT-4oを搭載し、91言語対応や画像認識による呼び込みなど高度な機能を実現
- 人手不足やインバウンド対応などの小売店の課題解決と、魅力的な購買体験の提供を目指す
「AI売り子」の主な特徴と機能
「AI売り子」は、最新の生成AI「GPT-4o」の画像認識技術を活用した小売店向けAI接客サービスだ。主な特徴として、お客様を認識して呼び込みを行う能力と、91の言語で商品を魅力的に紹介できる多言語対応が挙げられる。これらの機能により、人手不足に悩む小売店の接客業務を効率化するとともに、増加する海外からの観光客に対して、言語の壁を越えた丁寧な接客を提供することが可能となる。
Gateboxは、生成AIとキャラクターを組み合わせることで、単なる業務効率化だけでなく、海外観光客に日本ならではの楽しい購買体験を提供することを目指している。「AI売り子」は月額2万円からの利用が可能で、小規模な店舗でも導入しやすい価格設定となっている。
テスト導入の概要と今後の展望
「AI売り子」のテスト導入は、「SHIBUYA TSUTAYA」6階IP書店で2024年10月24日まで行われる。この期間中、「AI売り子」は91言語でおみくじの紹介業務を担当する。このテスト導入を通じて、実際の店舗環境での「AI売り子」の性能や顧客の反応を検証し、今後のサービス改善に活かす予定だ。Gateboxは、このテスト導入の結果を踏まえて、「AI売り子」の機能拡充や他の小売店への展開を検討している。将来的には、商品紹介だけでなく、店内案内や在庫確認、簡単な問い合わせ対応など、より幅広い業務をAIが担当することで、小売店の業務効率化と顧客満足度向上を同時に実現することを目指している。
Gatebox株式会社の事業展開と「AI売り子」の位置づけ
Gatebox株式会社は、「Living with Characters」をビジョンに掲げ、キャラクターと暮らせる世界の実現を目指す企業だ。同社はこれまで、AIのキャラクターをホログラムのように召喚しコミュニケーションができる「Gatebox」や、デジタルフィギュア鑑賞用キット「デジタルフィギュアボックス」など、AI技術や3DCG技術を活用した製品を開発してきた。法人向けには、企業の接客業務を担う「AIバイト」をはじめとした各種AIキャラクターソリューションを提供している。
「AI売り子」は、これらの技術と経験を小売店向けにカスタマイズしたサービスとして位置づけられる。Gateboxは、「AI売り子」の展開を通じて、小売業界におけるAI活用の促進と、キャラクターとの共生社会の実現を目指している。
AI Market の見解
Gateboxの「AI売り子」は、小売業界におけるAI活用の新たな可能性を示す注目すべきサービスだ。技術的には、GPT-4oの画像認識技術と多言語対応機能を組み合わせることで、高度な接客業務をAIで実現している点が革新的だ。特に91言語対応は、増加するインバウンド需要に対応する上で大きな強みとなる。ビジネス面では、人手不足や言語対応の課題を抱える小売店に対して、コスト効率の高いソリューションを提供している。月額2万円からという価格設定も、中小規模の店舗にとっては導入の障壁を下げる要因となるだろう。
また、AIと「キャラクター」を組み合わせるGateboxの独自のアプローチは、単なる業務効率化だけでなく、顧客体験の向上にも寄与する可能性がある。今後、「AI売り子」の普及が進めば、小売店の人員配置や接客戦略に大きな変革をもたらす可能性がある。同時に、AIと人間のスタッフの役割分担や、個人情報保護などの新たな課題も浮上するだろう。「AI売り子」の成功は、小売業界だけでなく、サービス業全般におけるAI活用の指針となる可能性があり、その展開が注目される。
参照元:PR TIMES
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