GreenSnap、AIが写真から病害虫を判定する「AI病害虫診断 園芸はかせ　カダンくん」をフマキラーと共同開発

GreenSnap株式会社は、2024年4月17日、写真から病害虫を判定できるWebアプリ「AI病害虫診断 園芸はかせ　カダンくん」を、フマキラー株式会社と共同開発したと発表した。

GreenSnapは、植物／園芸に特化したSNSアプリ「GreenSnap」を運営する企業だ。同アプリは、園芸初心者が直面する病害虫トラブルに対応すべく開発されたものであり、ユーザーのアップロード写真からAIエンジンが病害虫を特定する機能を備えている。

＜本ニュースの10秒要約＞

• アップロード写真からAIが病害虫を特定する「AI病害虫診断 園芸はかせ　カダンくん」
• SNSアプリ「GreenSnap」が、園芸初心者の病害虫トラブルに対応すべくフマキラーと開発
• SNS投稿データとフマキラーのデータで学習、虫の対策方法や適切な殺虫剤も併せて案内

花／植物好きが集まるコミュニティサービス「GreenSnap」

GreenSnapは、「次代のみどりのインフラを作る」というミッションを掲げ、デジタル技術を用いた「みどりのインフラ化」を推進している。国内最大級のグリーンコミュニティサービスとして「GreenSnap」を運営する一方で、草花／樹木／観葉植物の情報を配信するメディア「HORTI」も運営。さらに、新しいグリーンの購入体験を生み出すEC事業「GreenSnap STORE」や、法人企業向けのソリューションサービスなども展開している。

同社の主軸事業となる「GreenSnap」は、花／植物好きが集まって楽しむコミュニティサービスだ。サービス内では、植物の名前／育て方を調べたり、植物写真のタイムライン投稿やアルバム記録を行ったりすることができ、またカメラで撮った写真から植物の名前がわかるAI機能なども提供。ユーザーの投稿はビッグデータとしても活用され、同社のEC事業や花き業界のデジタル化にも貢献している。

AIが虫の名前を判定するWebアプリ

「GreenSnap」を運営する中でGreenSnapは、園芸を始めたばかりの初心者が「植物に虫がついてしまった」「植物が病気になってしまった」といったトラブルに多く遭遇していることを察知した。また、こうしたトラブルに悩まされるユーザーの多くが、そもそも虫／病気の種類もわからず、そのため対策の打ちようもないことを憂慮。こうした課題を解決すべく、病害虫診断サービスとして「AI病害虫診断 園芸はかせ カダンくん」をフマキラーと共同開発するに至った。

「AI病害虫診断 園芸はかせ カダンくん」は、ユーザーが撮影した虫の写真をアップロードすると、AIが虫の名前を判定するWebアプリだ。判定を行うAIエンジンは、GreenSnap社が保持するユーザーのSNS投稿データと、フマキラーが保持するデータを学習したもの。画像から病害虫を特定すると共に、対策方法や適切な殺虫剤も併せて案内することができる。

テクノロジーと植物の力を融合し、世界中の人々を笑顔に

「AI病害虫診断 園芸はかせ カダンくん」をGreenSnapと共に開発したフマキラーは、殺虫剤や園芸用品などを製造／販売する日用品メーカーだ。家庭園芸用殺虫剤などで幅広く園芸ユーザーをサポートする園芸用品ブランド「カダン」も、50年以上にわたり展開している。

GreenSnapは今後も、テクノロジーと植物の力を融合して世界中の人々を笑顔にすることを目指し、事業を展開するとしている。

参照元：PRTIMES

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