博報堂DYメディアパートナーズ、業種特性に応じてバナー広告の効果をAIが予測・評価する「H-AI IMAGES」開発

株式会社博報堂DYメディアパートナーズは、2023年4月27日、業種特性に応じてバナー広告の効果をAIが予測・評価する機能「H-AI IMAGES」を開発したと発表した。

「H-AI IMAGES」は、同社のデジタル広告運用サービス「Digital AaaS」にて実装される機能だ。業種ごとに異なるバナー画像の「最適解」をAIが判断することで、配信前の段階で広告効果を検証し、より効果の高いバナーでの広告運用を可能にしている。

＜本ニュースの10秒要約＞

• 業種ごとに異なるバナー画像の「最適解」をAIが判断、より効果の高いバナーでの広告運用を実現
• 蓄積されたノウハウが必要だった最適画像の選定をAI化、属人的スキルへの依存という課題を解消
• 「Creative technology lab beat」が開発に参画、デジタル広告運用サービス「Digital AaaS」に実装

広告領域のイノベーションに取り組む博報堂DYメディアパートナーズ

博報堂DYメディアパートナーズは、博報堂DYグループにおいて広告産業のDX（デジタルトランスフォーメーション）を推進している企業だ。「データ×システム×アルゴリズム×人」の力を最大限発揮することを目指し、広告メディアビジネスの次世代型モデルとして「AaaS（Advertising as a Service）」を提案。広告効果の可視化・最大化、そして広告領域のイノベーションに取り組み続けている。

同社はデジタル基盤「AaaS」において、クライアント課題に対応するサービスとして「Analytics AaaS」「Tele-Digi AaaS」「TV AaaS」などと共に「Digital AaaS」も展開。「Digital AaaS」は媒体を横断してデジタル広告のパフォーマンスをリアルタイムで可視化するサービスだ。この「Digital AaaS」を強化する形で、新機能「H-AI IMAGES」は開発された。

業種の傾向に最適化されたバナーでの広告運用を実現

「H-AI IMAGES」は、配信前のバナー画像の広告効果を、業種特性に応じて予測・評価することができる機能だ。予測・評価の実現に際しては、AI技術が活用されている。

デジタル広告の効果を向上・維持するためには、高いユーザー反応が得られるバナー画像を制作し続けることが重要となる。しかし、キーワード／素材／フォント／色合いといった無数のバリエーションの中から、業種ごとの特性を加味した形で最適な画像を作成・選定する作業は、蓄積されたノウハウを要する。そのためこれまでは、属人的スキルへの依存という課題が生じていた。

この課題を解消すべく「H-AI IMAGES」では、業種ごとに異なるバナー画像の「最適解」を、AIが判断。配信前に検証することで、業種の傾向に最適化されたバナーでの広告運用を実現している。

AI開発などを行う研究開発組織「Creative technology lab beat」も参画

「H-AI IMAGES」の開発は、博報堂DYグループにおいてAI技術のプロダクト開発などを行う研究開発組織「Creative technology lab beat」も参画する形で行われた。「Creative technology lab beat」は、テキスト認識／動画認識／画像認識／3DCGなどを自動生成するAIツールの開発や、クリエイティブ制作業務のワークスタイル研究などを通じて、生活者や社会にとってより魅力的なコミュニケーション体験の提供を目指している。

「H-AI IMAGES」は既に「Digital AaaS」に搭載され、この機能を活用した広告運用サービスの提供も開始されている。博報堂DYメディアパートナーズは今後も、デジタル広告の効果最大化を可能にする様々なサービスを順次導入し、広告主の事業目標達成に貢献するとしている。

参照元：PRTIMES

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