AIファイナンス企業のH.I.F.、AI定性与信審査技術を活用し敷金保証事業を開始

AI定性与信審査技術の開発と提供、そして同技術を用いたFintechサービスの提供を行っているH.I.F.株式会社は、AI定性与信審査技術を活用し家賃保証事業に続き、敷金保証事業を開始すると発表した。

これまでの与信審査ノウハウを活用して、法人向け事業用賃貸と個人向け住居用賃貸に敷金保証サービスの提供を開始した。

＜本ニュースの10秒要約＞

• H.I.F.がAI定性与信審査技術を活用した敷金保証事業を開始
• 本AI定性与信審査技術は、「定性的特徴」「コンプラリスク」「経済動向」の評価と、取引リスク発生実績を学習データとして使用
• 敷金保証サービスは、入居者、オーナーともに対応可能

敷金保証事業開始の背景

ベンチャー企業やスタートアップ企業において、オフィス入居時に拠出するCash（敷金）の負担は決して少なくない。また、個人においても、転居の際に発生する引越し費用・新居に必要な家具や生活必需品の購入等、少なくない金銭的負担が生じる。

ベンチャー企業やスタートアップに向けて、敷金として拠出するCashを成長資金に充てる事で成長を促進させ、また個人に向けて、転居時の大きな金銭的負担を軽減させて個人の引っ越しニーズを支援することを目的としている。

これまで同社は、”「本来融通されるべき人」のために”というミッションのもとで、AI定性与信審査技術を活用し、適切な人・企業にお「金」が「融」通される社会の実現に向け事業を展開してきた。法人向けAI定性与信審査においては、業界標準と比較して「1/10を誇る圧倒的低水準のデフォルト率」を実現している。また、与信審査においては、特に個人向けの住居領域において、非常に低いデフォルト率を実現しております。

今後一層、与信審査技術の活用領域を拡大することで、より多くの企業・個人に対して適切な与信付与を行い、適切なファイナンスサービスが受けられる仕組みを構築していくとしている。

敷金保証サービス概要

入居者向け

物件の入居に伴う敷金の保証を引き受ける。

同社が敷金を保証することで、入居者は敷金を拠出することなく（オーナーに預入れすることなく）、入居が可能となる。

また、すでに入居している場合においても、敷金保証サービスを活用することで、すでに預けている敷金を手元資金として使用することも可能となる。

オーナー向け

入居者が負担する敷金を同社が保証する。

同社が保証することで、入居者の退去時において、入居者が負担すべき原状回復費用が発生した場合の未払いを心配することなく、かつ入居者に敷金の負担をさせないため、より多くの入居者に安心して物件を貸すことが可能となる。

今後の展開

今後も分野に限らず、「本来融通されるべき人に」融通されるよう、AI定性与信審査技術を活用して様々なサービスを展開していくとしている。

H.I.F.のAI定性与信審査技術とは

従前の与信審査で評価される「財務状況」に加えて、「定性的特徴」「コンプラリスク」「経済動向」を評価し、更に遅延を含む取引リスク発生実績を正解として与えて、AIモデルに学習させて推論することで、大手から新興企業・個人まで幅広く評価が可能な与信審査技術となっている。

およそ2万件の各種保証・債権買取り実績データを活用しており、債権保全観点で審査項目を精査、大手企業様におけるベンチャー企業との取引時の安全性/与信評価と保証、融資・出資先評価や、ベンチャー・中小企業様における大手企業との取引時の売掛金保証 (同社が保証可能である場合)によるディール成約可能性向上等、その他あらゆる企業フェーズ、事業シーンに活用が可能。

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参照元：PR TIMES