AI異音検知ソリューションのHmcomm、要員手配ソリューションのミツイワと連携して駆け付け手配のDX化を推進
最終更新日:2023年01月17日
Hmcomm株式会社は、2023年1月16日、ミツイワ株式会社との間でソリューションの連携を開始すると発表した。
Hmcommは、産総研(国立研究開発法人産業技術総合研究所)発のベンチャーとして、音声処理/異音検知プラットフォームの開発・提供を手がける企業だ。同社とミツイワは、Hmcomm側の異音検知ソリューションとミツイワ側の要員手配ソリューションを連携させることで、異常検知時における駆け付け手配のDX化を推進する。
<本ニュースの10秒要約>
- Hmcommの「FAST-Dモニタリングエディション」とミツイワの「手配職人」を連携、駆け付け手配をDX化
- サブスク方式でAI異音検知が利用可能な「FAST-D」を手がける、産総研発ベンチャーのHmcomm
- 人手が不足してる施設管理業務や設備保全業界に貢献、社会に向けた新技術の広範な浸透を図る
音から価値を創出し、革新的サービスを提供するHmcomm
Hmcommは、「音から価値を創出し、革新的サービスを提供することにより社会に貢献する」という理念を掲げ、産総研発のベンチャー企業として事業を手がけている。産総研が独自に開発した音声処理技術を基にして要素技術の研究・開発に取り組むと共に、ソリューション/サービスの提供も展開。これら事業の基盤となっているのは、音声処理プラットフォーム「The Voice」と異音検知プラットフォーム「FAST-D」だ。
「FAST-D」は、サブスクリプション方式でAI異音検知を利用できるプラットフォームであり、人工知能技術者でなくても異音検知用のAIモデル作成とメンテナンスを行うことができる。また同社は、「FAST-D」の機能を利用した業務アプリケーションとして「FAST-Dモニタリングエディション」も提供。熟練技術者の暗黙知である知識や経験を標準化した「FAST-D完成検査エディション」も展開している。
「FAST-Dモニタリングエディション」と「手配職人」の連携で、異常検知対応を効率化
Hmcommは今回「FAST-Dモニタリングエディション」について、ミツイワの要員手配ソリューション「手配職人」と連携されることに合意した。
ミツイワの「手配職人」は、業務において事故/機器故障/不審者検知といった事象が発生した際に、多数の候補者から自動で最適な人材を手配するソリューションだ。手配対象者やオペレータといった貴重な人材の業務を最適化することで、働き方改革のバックアップを可能にしている。
遠隔かつ24時間リアルタイムで機械・設備の異常を検知する「FAST-Dモニタリングエディション」と、要員手配を一貫して提供できる「手配職人」を組み合わせることで両社は、異常検知対応における労力の効率化を推進。施設管理業務や設備保全業界におけるDX化に貢献するとしている。
メンテナンス領域に向けて満足度の高いサービスを提供
メンテナンス業務においては昨今、「現場の労働力不足」「育成コストの高さとロスの多さ」「抽象的なコミュニケーションの難化」などが課題となっている。特に設備保全の現場では、電流計や振動計のデータに加えて機器などの不具合を微小な異音から聞き分けることができる熟練技術者が必要だが、技術者の高齢化や入職者の減少といった課題の抜本的解決は難しい。
「FAST-Dモニタリングエディション」と「手配職人」の連携は、メンテナンス業務におけるこうした課題に対応できるものであると、Hmcommは自負。中でも、ビルメンテナンス業における非常駐拠点の保全や、業務用機器メーカーのカスタマーサービス業務においては、有効であると考えている。
この連携を通じてHmcommは、メンテナンス領域に向けて満足度の高いサービスを提供し、社会に向けた新技術の広範な浸透を図るとしている。
参照元:PRTIMES
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