Intelligence DesignのAI画像解析「IDEA platform」、阪急池田駅前で賑わい状況を可視化
最終更新日:2022年10月23日
Intelligence Design株式会社は、2022年8月23日、同社のAI画像解析サービスを用いて人流状況を可視化する実証実験を、阪急電車・池田駅前にて実施したと発表した。
この実証実験は、カメラ画像から人や車両などを計測できるAIサービス「IDEA platform」を用いて行われたもの。池田駅前空間におけるまちづくりイベントの推進に向けて、賑わい状況がAIを通じてモニタリングされている。
<本ニュースの10秒要約>
- カメラ画像から人・車両を計測できるAIサービス「IDEA platform」で、駅前の賑わいを可視化
- 精度の高いAIモデルを構築、進行方向別/男女別でも通行量が計測できる「IDEA platform」
- まちづくり政策の有用なツールとして、「IDEA counter」で地域活性化/地方創生を支援
誰でもAI関連技術を使えるサービス開発を推進
AI関連技術は近年、世の中に広く認知されるようになった。しかしその一方で、その技術を利用した社会実装はまだまだ充分ではない。こうした課題の解消に向けてIntelligence Designは、「AIを中心とした先端技術を社会実装する」ことをテーマとして掲げ、2018年5月より事業を開始。誰でもAI関連技術を使えるサービスの開発を推進している。
同社は、誰でもAI関連技術を使えるサービスの開発を推進し、ディープラーニング・機械学習をノンプログラミングで実行できるクラウドサービス「IDEA」も展開。また、AIを活用した地域活性化や地方創生の支援にも取り組んでおり、今回の池田駅前における実証実験もこうした取り組みの一環として実施された。
AI画像認識機能とIoT端末を組み合わせた「IDEA platform」
本実証実験では、池田駅前において賑わいのあるまちづくりを推進すべく、イベント実施中の歩行者通行量計測から賑わい状態の把握・評価が行われた。イベント開催当日である同年6月11日と、実施後の6月17日に実証が行われ、客観的かつ定量的な指標に基づいた賑わい状況の評価が試みられた。
実証実験で用いられた「IDEA platform」は、AI画像認識機能とIoT端末を組み合わせることで、カメラ画像から人や車両などを計測することができるエッジAIカメラソリューション。通行量などの調査サービス「IDEA counter」で培ったノウハウを応用することで、精度の高い汎用的なAIモデルが構築されており、デバイスに依存しない形で多様な課題解決に活用することができる。
本実証実験では、人流の計測が可能な「IDEA platform」の機能を活かし、混雑度の可視化が実現した。また、同サービスでは進行方向別/男女別で1分ごとの通行量も計測できるため、「平日の通勤通学の利用者が多い」といった傾向の把握もできたという。加工が容易なCSV形式でデータを取得できるため、時間ごとや曜日ごとの数値比較も容易にしている。
常時計測はまちづくり政策の有用なツールになりうる
今回の実証結果を受けてIntelligence Designは、「IDEA counter」による常時計測が自治体のまちづくり政策において非常に有用なツールとなりうると自負。今後も、集約 ・蓄積された実験結果やノウハウを活かし、「IDEA counter」を通じた各地域の地域活性化/地方創生を支援するとしている。
参照元:PRTIMES
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