加瀬倉庫、トランクルームの予約電話応対を自動化すべくAI Shiftの「AI Messenger Voicebot」を導入

株式会社加瀬倉庫は、2023年1月25日、トランクルームの予約電話応対を自動化すべくAI自動音声対話システム「AI Messenger Voicebot」を導入したと発表した。

加瀬倉庫は、東京・神奈川を中心にレンタルボックス／トランクルームの運営などを手がける企業だ。「AI Messenger Voicebot」は、株式会社AI Shiftが開発したシステムであり、音声対話に特化した独自対話エンジンによりインタラクティブでスムーズな音声対話を実現している。

＜本ニュースの10秒要約＞

• コロナ禍でトランクルームのニーズが高まり、予約電話対応のリソースが逼迫したため、応対を自動化を決定
• 対話戦略技術を活用し、従来の音声ガイダンスとは異なる音声対話を実現した「AI Messenger Voicebot」
• 物件の空き状況を管理するシステムとも連携、顧客満足度のアップとサービスそのものの向上も図る

全ての予約電話を受けることが困難となり、AI自動音声対話システムの導入を決定

加瀬倉庫は、トランクルーム／レンタルボックス／バイクヤード／駐車場などの運営を主として行っている。トランクルームの運営では、ビルなどの建物のフロアを同社開発のパーティションで区切り、ひとつひとつを収納スペースとして貸し出すサービスを展開。コロナ禍により在宅時間が増えたことで、快適な自宅環境を作るために荷物を預けたいという人も増加し、近年はトランクルームのニーズがより高まっているという。

トランクルームの人気が高まる中で、同社のコールセンターは全ての予約電話を受けることが困難となった。これまで同社では、トランクルームの予約受付やその他の問い合わせ対応をコールセンターで行っていたが、慢性的な人手不足によって対応のためのリソースが逼迫。顧客からクレームが寄せられるにおよび、同社はAI自動音声対話システム「AI Messenger Voicebot」の導入を決定した。

「AI Messenger Chatbot」の対話戦略技術を活用した「AI　Messenger　Voicebot」

加瀬倉庫が今回導入した「AI Messenger Voicebot」は、AI　Shiftが独自のAI技術によって電話応対業務の自動化などを可能にしたボイスボットサービスだ。ビジネスシーンにおいて生じる予約／注文受付／情報照会といった様々な電話業務を、利用企業のニーズに応じた形で自動化することで、業務効率化とユーザー体験および売上の向上を可能にしている。

AI　Shiftは、サイバーエージェントの子会社として2019年8月に設立されて以来、人が人ならではの仕事に向き合える社会を作るべく「AIへのシフト」を進める事業を展開している企業だ。カスタマーサポート向けのチャットボットサービスとして「AI Messenger Chatbot」の開発／提供も手がけており、「AI Messenger Voicebot」も「AI Messenger Chatbot」の対話戦略技術を活用することで従来の音声ガイダンスとは異なるスムーズな音声対話を実現した。

物件の空き状況を管理するシステムとも連携、顧客満足度のアップを推進

「AI Messenger Voicebot」の導入により加瀬倉庫は、トランクルームの予約受付において顧客を待たせることなくなり、スムーズな電話応対を実現した。また、「AI Messenger Voicebot」は物件の空き状況を管理するシステムとも連携できるため、トランクルームの空き状況の紹介から仮予約までを完全自動化すると共に、空き物件がない場合の類似物件紹介も可能となっている。

加瀬倉庫は今後も、電話応対について顧客満足度のアップを目指し、サービスそのものの向上も図るとしている。

参照元：PRTIMES

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