IoT・AI遠隔点検サービス「LiLz Gauge」のLiLz、テクノプロ・コンストラクションとの連携を開始

LiLz株式会社は、2023年10月12日、株式会社テクノプロ・コンストラクションとの連携を開始したと発表した。

LiLzはIoT・AI遠隔点検サービス「LiLz Gauge」を提供している企業であり、テクノプロ・コンストラクションは建設施工管理アウトソーシング事業を展開している企業だ。両社が今回開始した連携では、LiLzの「LiLz Gauge」をテクノプロ・コンストラクションが導入し、建設生産プロセス全体の効率化や業務の自動化を推進する。

＜本ニュースの10秒要約＞

• LiLzのIoT・AI遠隔点検サービス「LiLz Gauge」を、テクノプロ・コンストラクションが導入
• IoTカメラと機械学習・画像処理で、あらゆる目視巡回点検をリモート化する「LiLz Gauge」
• 「3Dレーザスキャナサービス」も手がけるテクノプロ・コンストラクションで、業務を自動化

点検対象の情報を効率的に取得できる「LiLz Gauge」

LiLzは、「機械学習とIoTの技術融合で、現場の仕事をラクにする」というミッションを掲げて事業を展開している企業だ。

近年、機械学習とIoTの進化によって様々な社会的課題が解決可能になったが、設備保全／建設／農業／漁業／環境保全といった領域の現場ではIT技術でも解決できない複雑な課題が今も多い。こうした領域で生じる非効率な仕事を解消すべく、LiLzは、機械学習とIoTの2領域にて研究開発を同時に推進。現場にこそ完成度の高いサービスを提供し、真の意味で「現場の仕事をラクにする」ことを目指している。

こうした姿勢に基づき同社は「LiLz Gauge」を開発した。「LiLz Gauge」は、電源がないあらゆる場所の目視巡回点検をリモート化できるIoT・AI遠隔点検サービスだ。1日3回撮影ペースで約3年の稼働が可能な低消費電力IoTカメラと、アナログ計器の値を自動で読み取るクラウド側の機械学習・画像処理により、現場に行かずとも点検対象の情報を効率的に取得することができる。

最新技術への対応にも注力するテクノプロ・コンストラクション

今回LiLzが連携を開始したテクノプロ・コンストラクションは、技術系人材サービスを手がけるテクノプロ・グループにおいて建設施工管理アウトソーシング事業を担う企業だ。国内大手ゼネコンをはじめとする建設業界に多数のクライアントを持ち、日本全国の拠点に擁する3,000名近い技術者が高品質なサービスを提供している。

同社は、BIMなど日々進化する最新技術への対応にも注力しており、ドローン測量を活用したICT事業も展開。こうした取り組みの一環として、2023年2月には「3Dレーザスキャナサービス」の提供も開始した。同サービスは、計測対象に触れることなく地形／構造物の3次元データを取得するというものだ。1秒間に数千～数万点の情報を高速・高精度に取得できるため、対象物を「面」的に計測することが可能であり、建築物の図化／モデリング／新設／リニューアル／維持管理などで活用されている。

「現場の仕事をラクにする」というミッションを実現

両社の連携では、「3Dレーザスキャナサービス」と「LiLz Gauge」を使用する形で、テクノプロ・コンストラクションにおける建設生産プロセス全体の効率化および業務の自動化が進められる予定だ。またこの取り組みを通じて、テクノプロ・コンストラクションのビジネスモデル変革（設備刷新）も目指される。

LiLzは今後も、「LiLz Gauge」の提供などを通じて「現場の仕事をラクにする」というミッションの実現
に取り組むとしている。

参照元：PRTIMES

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