セカンドサイトアナリティカ、信用力スコアリングサービス「個人向け自動車ローン等の審査モデル」構築
最終更新日:2024年08月02日
MS&ADインシュアランス グループの三井住友海上火災保険株式会社とセカンドサイトアナリティカ株式会社は、AIを活用した自動車ローン・リース分野における個人の信用力を評価する新たなスコアリングサービス「個人向け自動車ローン等の審査モデル」を3月に構築したと公表しました。
本サービスの導入に向け、Global Mobility Service株式会社および自動車販売事業者とも連携することで、審査モデルの実証を行うとのことです。
また、三井住友海上は、今後もさまざまな企業との提携や協業を通して、社外の知見やデジタル技術を幅広く取り入れ、社会課題の解決に資する革新的な商品・サービスを開発していくとしています。
<本ニュースの10秒要約>
- 三井住友海上とセカンドサイトアナリティカが、AIを活用した個人の信用力スコアリングモデルを構築
- 本スコアリングモデルは、「個人向け自動車ローン等の審査モデル」として活用
- 本モデルは、デフォルト確率の予測や、貸付額の最適な算出などが可能
実施背景
現在、自動車購入者の約4割がローンやリース等のファイナンスを活用しており、また、サブスクリプションサービス等のように、自動車の利用における選択肢も多様化するなど、今後もファイナンス需要は一層の増加が見込まれています。
一方で、自動車ローン等の審査における非通過者数は年間約200万人にも上ると言われており、更に、ファイナンスの与信審査が難しいとされるフリーランス等の人口もコロナ禍で近年増加しています。
このような環境下において、三井住友海上は「保険データの活用」と「提携パートナーとのアライアンス」を推進することで、働く意欲のある方の信用力を評価するための新たなローン審査モデルを構築し、社会課題の解決を図っていくとのことです。
自動車ローン等の審査モデルの概要
三井住友海上に加えて、金融機関のAIを活用した与信審査モデルの構築に強みを持つセカンドサイトアナリティカ、自動車販売事業者および自動車の遠隔起動制御装置を取り扱うGMSが保有するデータ※を活用することで、デフォルトの予測や最適な貸付額の算出等、ファイナンスの与信を評価するための新たなローン審査モデルを構築するとのことです。
(※本モデルに個人が特定される情報は含まれない)
今後の展開
2022年4月以降も、各事業者の保有データを活用した機械学習を継続することで、ローン審査モデルの精度向上を図るとのことです。
また、これにより金融機関や自動車販売等の事業者とのアライアンスを強化し、社会課題の解決に貢献していくとしています。
参照元:PR TIMES
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