MIXI、「AIチャットくん」のpiconを子会社化。新たなAIコミュニケーションサービスの開発を推進へ
最終更新日:2024年05月31日
株式会社MIXIは、2024年5月31日、対話型AIサービス「AIチャットくん」を運営する株式会社piconを子会社化したと発表した。
picon多くのコミュニケーションサービスをリリースしている企業であり、「AIチャットくん」は「ChatGPT」のAIチャットをLINE上で利用できるサービスだ。MIXIは、以前からpiconに出資しており、新規事業の可能性を広げるべく今回の子会社化を実施。今後は、AIを活用した新しいコミュニケーションサービスの開発を推進する。
<本ニュースの10秒要約>
- 創造を支援すべく投資も展開し、2018年にはpiconへの出資を行ってきたMIXI
- 「ChatGPT」をLINE上で利用できる、piconの対話型AIサービス「AIチャットくん」
- 子会社化で連携を強化、新しいAIコミュニケーションサービスの開発を推進
コミュニケーションサービスを提供し続けるMIXI
MIXIは、社名でもある「mixi」に始まって、「モンスターストライク」「家族アルバム みてね」「TIPSTAR」など、友人/家族間で一緒に楽しめるコミュニケーションサービスを提供し続けている企業だ。「ユーザーサプライズファースト」という精神のもと、より豊かなコミュニケーションを生む「心もつながる」場と機会の想像を目指し、多様な事業を通じて感情豊かな心の通い合う社会の実現を目指している。
同社はまた、MIXIグループの企業価値向上に資する経営資源を獲得し、かつ新たな創造/イノベーションを支援すべく、出資/投資事業も展開。M&A/資本業務提携/スタートアップ投資/VCファンド出資など、あらゆる選択肢を柔軟に組み合わせて多角的なアプローチを追求し、統合的な投資戦略を推し進めている。こうした取り組みの中でMIXIが2018年に出資を行ったのが、piconだ。
AIテクノロジーとユーザーとをなめらかにつなぐpicon
piconは、2016年4月の創業時からコミュニケーションサービスにこだわった開発/運営を行っている企業だ。「最先端のテクノロジーを誰もが使える世界へ」というミッションを掲げ、一貫してtoC領域にて事業を展開。AIをはじめとする最先端のテクノロジーの認知/利用が依然として低い現状を憂慮し、最先端のテクノロジーとユーザーとをなめらかにつなぐAIサービスを打ち出している。
こうした姿勢から同社は、2023年に「AIチャットくん」をリリースした。「AIチャットくん」は、「ChatGPT」による最先端のAIとLINE上で手軽にチャットができるサービスだ。LINEの友達追加を行うだけで会話を開始でき、献立作成からビジネスメールの作成、あるいは人生相談に至るまで、多様な質問について回答を得ることができる。さらに、OpenAI社の音声認識モデル「Whisper」APIを利用し、人間が発した音声の解析も実現。よりスムーズなコミュニケーションを可能にしている。
piconの行動力や着想力と、MIXIの知見/ノウハウを融合
こうしたpiconのコミュニケーションサービスにかける想いに共感し、MIXIは2018年に出資を行った。また近年は、新しいAIサービスの新規事業の可能性についても協議を展開。新規事業の可能性をさらに広げるにあたり、両社の連携を一層強化すべく、今回MIXIがpiconの株式を取得する形で子会社化するに至った。
両社は今後、AIを活用した新しいコミュニケーションサービスの開発を推進する予定だ。「AIチャットくん」の他にも「AIイラストくん」「AI占いくん」といったサービスをリリースしてきたpiconの行動力や着想力と、MIXIが持つコミュニケーションサービスへの知見/ノウハウや人材交流を組み合わせ、新規事業の創出を図るとしている。
参照元:PRTIMES
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