大阪モード学園、オープンキャンパス広告にCGIを駆使したシュールOOHを導入
最終更新日:2024年08月05日
2024年8月5日、大阪メトロアドエラは大阪モード学園と共同で、Osaka Metro梅田駅にて実施された夏のオープンキャンパスキャンペーンで、新しい広告表現「シュールOOH(フェイクOOH)」を展開したと発表した。
7月24日からオンラインで公開されたこの広告は、実際の駅空間広告にCGI技術で仮想オブジェクトを追加。学生作品とAI生成3Dオブジェクトを組み合わせた斬新な手法で、わずか3日間で2万回以上再生されるなど、若年層を中心に大きな反響を呼んでいる。
<本ニュースの10秒要約>
- 大阪モード学園のオープンキャンパス広告に、CGIを活用した「シュールOOH」を導入し話題に
- 実際の梅田駅広告空間に、学生作品とAI生成3Dオブジェクトを組み合わせた斬新な表現を実現
- オンライン公開後わずか3日間で2万回以上再生され、若年層の関心を集めることに成功
シュールOOH(フェイクOOH)の概要と特徴
シュールOOH(フェイクOOH)は、CGI技術を駆使して現実の広告空間に仮想のオブジェクトを追加する新しい広告表現手法だ。今回のキャンペーンでは、Osaka Metro梅田駅の実際の空間ジャック広告(梅田プレミアムPlus)を基に、大阪モード学園の学生がデザイン・制作したファッション作品と、AIが生成した3Dチェアオブジェクトを組み合わせて制作された。
この手法により、現実と仮想を融合させた斬新な広告表現が可能となる。また、実際の広告掲出期間が終了した後も、CGIを付加した動画をオンラインで展開することで、広告効果を持続させ、ターゲット層を拡大することができる。
キャンペーンの成果と反響
このシュールOOH広告は、TikTok、X、Instagramなどの主要SNSプラットフォームで公開された。公開からわずか3日間で、ターゲットである10代を中心に2万回以上の再生回数を記録し、大阪モード学園のオープンキャンパスへの関心を大きく高めることに成功した。この結果は、従来の広告手法と比較して非常に高い効果を示しており、シュールOOHの可能性を強く示唆している。特に若年層に対する訴求力が高く、教育機関の広告としての適性が証明された形だ。
シュールOOHの制作プロセスと技術的側面
シュールOOHの制作には、高度なCGI技術が不可欠だ。今回のキャンペーンでは、まず実際のOsaka Metro梅田駅での広告掲出を行い、その空間を撮影した。次に、大阪モード学園の学生がデザイン・制作したファッション作品を撮影し、これらの要素をベースとした。
そして、AIを活用して生成された3Dチェアオブジェクトを、CGI技術を用いて実際の広告空間に違和感なく配置した。この過程で、リアルな質感や光の反射、影の付き方など、細部にわたる調整が行われ、現実と仮想の境界を曖昧にする高度な表現が実現された。
今後の展望と広告業界への影響
大阪メトロアドエラは、今回のキャンペーンの成功を受け、今後もシュールOOH(フェイクOOH)を積極的に活用していく方針だ。この新しい広告手法は、従来のOOH広告の概念を大きく変える可能性を秘めている。特に、実際の広告掲出期間が終了した後も、オンライン上で効果を持続させられる点は、広告主にとって大きなメリットとなる。
参照元:PRTIMES
生成AI(ジェネレーティブAI)について詳しく知りたい方はこちらの記事もご参考ください。
AI Market ニュース配信チームでは、AI Market がピックアップするAIや生成AIに関する業務提携、新技術発表など、編集部厳選のニュースコンテンツを配信しています。AIに関する最新の情報を収集したい方は、ぜひ𝕏(旧:Twitter)やYoutubeなど、他SNSアカウントもフォローしてください!
𝕏:@AIMarket_jp
Youtube:@aimarket_channel
TikTok:@aimarket_jp
過去のニュース一覧:ニュース一覧
ニュース記事について:ニュース記事制作方針
運営会社:BizTech株式会社
ニュース掲載に関するご意見・ご相談はこちら:ai-market-press@biz-t.jp