OpenAI、macOS向けCodexアプリを公開し複数エージェントの並行管理とスキル機能を強化
最終更新日:2026年02月06日
記事監修者:AI Market ニュース配信チーム

OpenAIは2026年2月2日、macOS向けCodexアプリをリリースした。複数のエージェントを同時に管理し並行作業を可能にする新インターフェースで、スキル機能により画像生成やクラウドデプロイなど幅広いタスクに対応する。期間限定で無料版ユーザーもCodexを利用でき、有料プラン向けにはレート制限を2倍に引き上げる。
- macOS向けCodexアプリが2026年2月にリリースされ、複数エージェントの並行管理と長時間タスクの継続協働を実現
- スキル機能により画像生成やクラウドデプロイ、プロジェクト管理など開発以外のタスクにも対応し、700万トークンでゲーム制作を実行
- 期間限定で無料版とGoプランでも利用可能となり、有料プランではレート制限が2倍に拡大
目次
Codexアプリの主要機能と並行作業管理
OpenAIが2026年2月2日にリリースしたmacOS向けCodexアプリは、複数のエージェントを同時に管理するためのコマンドセンターとして設計されている。
2025年4月のCodexリリース以降、開発者は複雑で長時間のタスクをエンドツーエンドで処理できるようになり、プロジェクト全体で複数エージェントをオーケストレーションする働き方へと変化した。
Codexアプリでは、エージェントがプロジェクトごとに整理された個別のスレッドで動作し、作業の文脈を失うことなくタスクを切り替えられる。
ワークツリーを標準でサポートしているため、複数のエージェントが同一リポジトリ上で競合せずに作業でき、各エージェントは分離されたコードのコピー上で作業する。Codex CLIやIDE拡張機能のセッション履歴と設定を引き継ぐため、既存のプロジェクトですぐに使い始めることが可能だ。
スキル機能による作業範囲の拡張

Codexは、スキル機能によりコード生成を超えた幅広いタスクに対応できるように進化している。
スキルは指示内容、リソース、スクリプトをひとまとめにしたもので、Codexがツールに接続し、ワークフローを実行し、チームの方針に沿ってタスクを完了することを可能にする。
OpenAIは、複数のレーサー、8つのマップ、スペースバー操作のアイテムを備えたレーシングゲームの制作をCodexに依頼し、画像生成スキルとウェブゲーム開発スキルを用いて、初期プロンプト1つだけで700万トークン以上を使い独立してゲームを構築した。
Codexはデザイナー、ゲーム開発者、QAテスターの役割を担い、実際にゲームをプレイして成果を検証した。
提供されるスキルには、Figmaからのデザイン実装、Linearを使ったプロジェクト管理、Cloudflare・Netlify・Render・Vercelへのクラウドデプロイ、GPT Image搭載の画像生成、OpenAI APIでの開発支援、PDF・スプレッドシート・docxファイルのドキュメント作成などが含まれている。
オートメーション機能とセキュリティ設計

Codexアプリでは、自動スケジュールに従ってバックグラウンドで動作するオートメーションを設定できる。オートメーションは指示内容と任意のスキルを組み合わせ、ユーザーが定義したスケジュールで実行され、完了すると結果がレビューキューに送られる。
OpenAIでは、日々の課題チケットのトリアージ、CI失敗検出と要約、日次リリース概要作成、バグ確認など、反復的かつ重要な作業にオートメーションを活用している。
セキュリティ面では、設計段階からセキュリティを組み込んでおり、ネイティブでオープンソースかつ設定可能なシステムレベルのサンドボックスを使用している。
デフォルトでは、Codexエージェントの操作範囲は作業中のフォルダーまたはブランチ内のファイル編集とキャッシュされたウェブ検索に限定され、ネットワークアクセスなど高い権限を必要とするコマンドの実行時には事前に許可を求める仕組みになっている。
提供状況と今後の展開
Codexアプリは2026年2月2日よりmacOSで利用可能となり、ChatGPT Plus、Pro、Business、Enterprise、Eduの各プランユーザーはCLI、ウェブ、IDE拡張機能、アプリでCodexを利用できる。
期間限定で、ChatGPT無料版およびGoのユーザーもCodexを利用でき、この期間中は既存のCodexユーザー向けに、すべての有料プランでレート制限を2倍に引き上げる。
2024年12月中旬にGPT-5.2-Codexをリリースして以降、Codexの利用は全体で倍増し、直近1か月で100万人を超える開発者がCodexを利用した。
OpenAIは今後、Windows版アプリの提供、モデル性能のさらなる向上、推論速度の高速化を通じて、開発者がCodexを利用できる環境と方法を拡大していく。また、並行作業の管理やコンテキストを失わずにエージェント間を移動することをより容易にするため、実際の利用から得られたフィードバックをもとにマルチエージェントのワークフローを継続的に改善する計画だ。
AI Marketの見解
OpenAIのCodexアプリリリースは、エージェント型AI開発環境における重要な転換点を示している。
従来のIDE中心の開発環境から、複数エージェントを並行管理する「エージェントのコマンドセンター」へとパラダイムが移行しつつあることが明確になった。
スキル機能により、開発領域を超えてプロジェクト管理やデザイン実装、クラウドデプロイまで統合的に処理できる点は、開発者の作業フローを根本的に変革する可能性を持つ。
オートメーション機能とサンドボックス化されたセキュリティ設計の組み合わせは、企業環境での実用性を高めており、今後エンタープライズ市場での採用が加速すると想定される。
無料版ユーザーへの期間限定開放と有料プランのレート制限2倍引き上げは、ユーザーベース拡大と利用体験向上の両立を図る戦略であり、100万人を超える開発者が利用する現状を踏まえると、AI支援開発の標準ツールとしての地位確立に向けた動きと言える。
参照元:OpenAI
Codexアプリに関するよくある質問まとめ
- Codexアプリで複数エージェントを並行管理するメリットは何か?
Codexアプリでは、エージェントがプロジェクトごとに整理された個別のスレッドで動作するため、作業の文脈を失うことなくタスクをシームレスに切り替えられる。ワークツリーを標準でサポートしており、複数のエージェントが同一リポジトリ上で競合せずに作業できるため、異なるアプローチを同時に試すことが可能だ。
- Codexのスキル機能とは何か?
スキルは、指示内容、リソース、スクリプトをひとまとめにしたもので、Codexをコード生成だけでなく、画像生成、プロジェクト管理、クラウドデプロイ、ドキュメント作成など幅広いタスクに拡張できる機能だ。OpenAIは社内で数百のスキルを構築しており、ユーザーも独自のスキルを作成してチーム全体で共有できる。

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