AIセールス機能を搭載したインテントセールスSaaSのSales Marker、総額8.4億円を調達
最終更新日:2024年02月05日
株式会社Sales Markerは、2023年12月6日、シリーズAラウンドで総額8.4億円を調達したと発表した。
Sales Markerは、世界で初めてAIセールス機能を搭載したインテントセールスSaaS「Sales Marker」を開発・提供している企業だ。今回調達した資金について同社は、AIの研究開発や人材採用に充当し、ひいては全ての企業がインテントセールスを通じて成長できる世界の実現を目指す。
目次
<本ニュースの10秒要約>
- 世界で初めてAIセールス機能を搭載したインテントセールスSaaS「Sales Marker」
- 潜在顧客情報を集約・解析し、ニーズが発生した瞬間にアプローチして商談化率を向上
- 調達資金はAIの研究開発や人材採用に充当、世界初のAIセールス機能を広く提供
データ分析により営業アプローチを効率化するインテントセールス
Sales Markerは、最新のテクノロジーやデータを活用することで、ビジネスにおける最適で素早い意思決定を支援している。「既存の枠組みを超えた挑戦ができる世界を創る」というパーパスに掲げる同社が、営業・マーケティング領域においても課題解決を実現すべく確立したのが、インテントセールスという新たな手法だ。
インテントセールスは、データ分析により営業アプローチを効率化する手法となる。約500万件の企業データベースとインテント(興味関心)を組み合わせることでニーズが顕在化している企業を見出し、マルチチャネルでの多角的にアプローチを可能にする。そして、このインテントセールスを国内で初めて実現するSaaSとして「Sales Marker」を開発した。
誰もがトップセールスと同様の営業ができる「AIセールス」機能
「Sales Marker」は、潜在顧客のWebリサーチ情報をビッグデータとして集約・解析し、効率的なセールスを実現するサービスだ。設定したキーワードを検索している顧客企業に対して、ニーズが発生しているその瞬間にアプローチができるため、商談化率の向上を可能にした。2023年11月には、誰もがトップセールス同様にインテントセールスを実現できる「AIセールス」機能も実装。さらなるセールスの効率化を実現している。
Sales Markerは「Sales Marker」を、BtoB向けセールスインテリジェンスとして2022年3月より提供を開始した。すぐに同サービスは高い評価を獲得し、提供開始から約1年半で導入企業数は300社を突破。大手通信会社/大手金融機関からスタートアップ企業までが同サービスを活用し、商談獲得率250%や売上300%といった高い成果を創出している。また「Sales Marker」そのものの事業成長率は、約900%にまで達した。
資金はデータの品質向上やAIの精度向上などに充当
「Sales Marker」に搭載した「AIセールス」機能についてSales Markerは、誰もが営業成果を出すことができる未来が実現する機能であると共に、従業員の働きがいやモチベーション向上にも貢献できると確信。ひいては、人的資本経営における企業の価値向上にも貢献できると考え、さらなる機能の改良・拡大を図るべく今回の資金調達を実施した。
Sales Markerが今回実施した資金調達には、One Capital株式会社/株式会社サイバーエージェント・キャピタル/株式会社ANOBAKA/三菱UFJキャピタル株式会社などが参画。調達資金についてSales Markerは、インテントセールスに用いる各種データの品質向上や、研究開発によるAIの精度向上、またセールス/インテントセールスコンサルタント/エンジニアといった人材の採用にも充当する。
「Sales Marker」を通じて全ての企業の成長に貢献
なお今回の発表においてSales Markerは、旧社名「CrossBorder株式会社」から現社名への変更も併せて明らかにした。この社名変更は、「Sales Marker」のサービス名が広く浸透したことを受け、サービス名と同じ名称を冠する形で行われている。
同社は今後も「Sales Marker」を通じて世界初のAIセールス機能を広く提供し、全ての企業の成長に貢献するとしている。
参照元:PRTIMES
データ分析・予測について詳しく知りたい方はこちらもご参考ください。営業でのAI活用事例をこちらの記事で詳しく説明していますので併せてご覧ください。
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