スマホで撮影するだけでAIがマーカーレス動作分析を行うアプリ「SPLYZA Motion」、ベータ版リリース
最終更新日:2024年08月01日
株式会社SPLYZAは、2022年9月27日、AIマーカーレス動作分析アプリケーション「SPLYZA Motion」のベータ版をリリースした。
SPLYZAは、アプリケーション開発を通じてスポーツと教育の支援を手がける企業だ。「SPLYZA Motion」は、運動する様をiPhone/iPadで撮影するだけで体の各部位の角度/角速度などを測定し、スポーツ現場における素早く動作分析が可能なアプリとなっている。
<本ニュースの10秒要約>
- 運動する様をiPhone/iPadで撮影すると、AIがマーカーレスで動作分析を行う「SPLYZA Motion」
- 体の角度などを簡単に測定。実際の競技・練習中にも利用でき、バット・ラケットも検知可能
- 3次元モーションキャプチャや2画面比較など新機能の搭載も予定、スポーツの教育的価値を創出
「体育の授業でも手軽に活用できるアプリが欲しい」という要望に応える
SPLYZAは、アマチュアスポーツマンの「もっと上手くなりたい」という思いを叶えるべく、選手が自ら課題を発見・解決できる映像分析ツール「SPLYZA Teams」の開発・提供などを手がけている。「SPLYZA Teams」は近年、大阪体育大学浪商高校のスポーツコースにも導入されるようになった。
この大阪体育大学浪商高校への「SPLYZA Teams」導入において同社には、「体育の授業でも手軽に活用できるアプリが欲しい」という要望が寄せられた。また、小中学校でも96%以上が1人1端末を所持している現状にあっても、体育を含む副教科に関するアプリやコンテンツが少ないことにも、同社は注目。大阪体育大学浪商高校に実証実験などで協力を得ながら、「SPLYZA Motion」を開発するに至った。
iPhoneやiPadで撮影するだけで、角度/速度/距離などを測定して分析
「SPLYZA Motion」では、スポーツの様々な動作をiPhoneやiPadで撮影するだけで、AIによるマーカーレスの動作分析が可能なアプリだ。体の各部位の角度/角速度や速度/加速度、特定の位置からの距離などを簡単に測定し、加えてオフラインで動作するため実際の競技・練習中に利用することもできる。運動する当人の体に加えて、野球バット・テニスラケット・ゴルフクラブも検知可能であるため、より幅広い分野での活用も実現した。
実証実験などで協力した大阪体育大学浪商高校・保健体育科の山中晃司氏は「SPLYZA Motion」について、運動技術だけではなく観察力や言語化能力などの測定が可能になった点に注目。同アプリ導入後は生徒たちの問いかけ・行動の「質」が変容し、テーマを絞った質問や技能向上への主体的な取り組みができるようになったと評価している。
スポーツにおいて「考える力」が身に付くようなサービスを
今回リリースされた「SPLYZA Motion」ベータ版は、利用制限はあるものの1ヶ月の無料試用が可能だ。
SPLYZAは今後「SPLYZA Motion」において、3次元モーションキャプチャや2画面比較といった新機能の搭載、また、認識点の追加も予定。スポーツそのものの上達に加えて、「正解のない問題」であるスポーツにおいて「考える力」が身に付くようなサービスも生み出し、スポーツの教育的価値を創出するとしている。
参照元:PRTIMES
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