ストックマーク、AIで「将来年表」を自動でまとめる機能の提供を開始
最終更新日:2022年05月13日
ストックマーク株式会社は、最先端の自然言語処理技術を活用した市場分析サービスである『Astrategy』において、キーワードを入力するだけで、WEB上のオープンデータから関連する企業の将来活動を一瞬で把握することができる「将来年表」の提供を開始したと発表しました。
同社は、本機能によって、新規事業開発や製品開発における市場分析を効率化し、バックキャスティングによる企画立案を容易にすることで、企業様の事業創造活動を支援するとのことです。
<本ニュースの10秒要約>
ストックマークが、自然言語処理を活用した市場分析サービス『Astrategy』に「将来年表」機能を追加 「将来年表」機能では、キーワードの入力によって、企業の将来活動を時系列で表示することが可能 情報収集、企画検討の効率化、高度化をサポート
「将来年表」開発の背景
近年、SDGsやESG経営、脱炭素社会の実現など、中長期的な達成目標に向けた活動への比重が高まってきており、これまで以上に将来起こり得る事象を踏まえて、企業活動を行っていくことが重要になってきています。
一方で、社会環境と技術は類を見ないスピードで変化し続け、これに伴い市場の細分化と複雑化は顕著となっており、現在の市場概要の把握は困難を極めています。
そのため、将来動向を踏まえた新規事業開発や製品開発を実現するためには、多くの情報収集活動を強いられている現状となっています。
そこで同社は、将来動向を踏まえた企画立案を実現し、企業における事業創造活動を支援する目的で本機能を開発したとのことです。
「将来年表」について
本機能では、調査を実施したいキーワードを入力するだけで、WEB上に公開されているオープンデータから「いつ」「どの企業が」「どのような取り組みを」予定しているのかを時系列で表示することが可能です。
これにより、これまで膨大な時間をかけて調査を行っていた「将来動向の分類・整理」を、最先端の自然言語処理技術によって実現しています。
特定の企業群に絞った将来年表の生成やレポートとして出力することもできるようになっており、新たな事業機会の発見や競合企業との差別化の検討に活用することが可能となっているとのことです。
開発者(プロダクトマネージャー中尾有伸)からのコメント
新しい価値を創造するためには、既存の課題や技術に注目するだけではなく、今後顕在化する課題は何か、競合企業はどのような技術や製品に注力しようとしているのか等の将来動向を踏まえて、事業機会を検討する必要があります。
本機能の開発に際して、複数社の方から「バックキャスティングの視点が重要だが、どこから情報を集めるべきか悩んでしまう」や「情報を集めて資料をまとめているが、時間がかかってしまう」などの状況を伺っていました。
本機能をはじめとして、引き続きこれらの課題と向き合い、情報収集や企画業務の効率化・高度化に貢献していきたいと考えています。
参照元:PR TIMES
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