映像解析AIのVAAK、物流業界の事故防止に向けて三井住友海上火災保険と戦略的パートナーシップを締結
最終更新日:2024年04月15日
株式会社VAAKは、2024年4月10日、物流業界の事故防止に向けた戦略的パートナーシップを三井住友海上火災保険株式会社との間で締結したと発表した。
VAAKは、映像解析AIを活用して貨物事故/労働災害を予防するリスクマネジメントシステム「VAAKEYE フォークリフト監視」の提供などを手がける企業だ。三井住友海上火災保険との戦略的パートナーシップでは、さらなる人手不足が懸念される物流業界において同サービスの普及を加速し、貨物事故や労働災害の防止を図る。
<本ニュースの10秒要約>
- 物流現場向け映像解析AIシステム「VAAKEYE フォークリフト監視」を展開しているVAAK
- 人手不足が懸念される物流業界で貨物事故や労働災害を予防すべく、新たな技術を導入
- 物流業界における「VAAKEYE フォークリフト監視」の普及を推進し、事故防止を支援
映像解析AIの技術を活用したソリューションを展開するVAAK
VAAKは、物理空間の課題解決において前例のない役割を果たす段階に到達したAIに着目し、あらゆる事象のデジタル化を通じて新たな価値の創造を目指している。安全/快適な物理空間の実現によってリアル産業の課題を解決すべく、「VAAK」すなわち「Visualize(可視化)/Analyze(分析)/Automate(自動化)/prediK(c)t(予測)」を通じて革新的なソリューションを提供。世界中のエコシステムへの貢献に取り組んでいる。
同社は、映像解析AIの技術を活用したソリューションとして「VAAKEYE」を、工場・プラントやビル・施設、小売店舗やオフィス・データセンターなどに向けて展開。独自のアルゴリズムにより、労働災害対策や迷惑行動対策、設備異常対策や業務行動分析、また不審者対策や情報漏洩対策などを実現してきた。またこの「VAAKEYE」では、月額0円から利用可能な「VAAKEYE Light」も提供している。
フォークリフトの事故/災害を検知できる「VAAKEYE フォークリフト監視」
VAAKは、物流現場向けの映像解析AIソリューションとして「VAAKEYE フォークリフト監視」も展開している。同サービスは、AIを用いてフォークリフトにおける貨物事故/労働災害、またその兆候を検知・通知できるリスクマネジメントシステムだ。
フォークリフトの運用において発生する貨物事故や労働災害は、企業にとって大きな損失となる。しかも、近年は事故の原因が複雑に絡み合っており、従来の経験則だけでは事故を未然に防ぐことは難しい。「VAAKEYE フォークリフト監視」ではこうしたフォークリフト運用におけるリスク過大を、AIによって可視化。作業現場の事故やその危険を可視化し、原因究明や効果的な対策を可能にすることで、事故の未然防止を支援している。
今後さらなる人手不足が懸念される物流業界を、AIで支援
今回VAAKが戦略的パートナーシップを締結した三井住友海上火災保険は、損害保険業などを手がける企業であり、以前からVAAKと協力関係を構築してきた。今後さらなる人手不足が懸念される物流業界において、貨物事故や労働災害といった課題へ対応するには、新たな技術導入が必要であると三井住友海上火災保険は判断。VAAKとの協力関係を強化すべく今回のパートナーシップ締結に至ったという。
この戦略的パートナーシップにおいて両社は、物流業界における「VAAKEYE フォークリフト監視」の普及を推進。事故防止に向けた支援に取り組むとしている。
参照元:PRTIMES
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