ZOZO、ファッションコーデアプリ「WEAR」をリニューアル。AI/ARを活用した新機能も提供開始
最終更新日:2024年05月13日
株式会社ZOZOは、2024年5月9日、同社運営アプリ「WEAR」を「WEAR by ZOZO」としてリニューアルしたと発表した。
「WEAR」は、1,700万ダウンロードを突破した人気のファッションコーディネートアプリだ。今回のリニューアルでは、AIを活用したファッションジャンル診断や、他のユーザーのフルメイクデータをARで自分の顔に乗せることができる機能などの提供を開始し、ファッションの提案をより進化させている。
<本ニュースの10秒要約>
- 1,700万ダウンロードを突破した人気のファッションコーディネートアプリ「WEAR」
- 「似合う」の追究で得たAIの知見を大幅活用、ファッションジャンル診断機能を提供
- ARを活用した「WEARお試しメイク」も提供開始、今後もファッションテックを活用へ
AIを活用しながら「似合う」を追究してきたZOZO
ZOZOは、ファッションEC「ZOZOTOWN」の運営で知られる企業だ。「インターネットで洋服は売れない」と言われた創業時から、「世界中をカッコよく、世界中に笑顔を。」を企業理念を掲げてアパレル販売を展開。「ZOZOTOWN」の年間購入者数が1,000万人以上が超えた現在も、より多くの人々に利用されるために「似合う」の探求を続けている。
同社は「MORE FASHION × FASHION TECH」という形成戦略を掲げており、創業25年目を迎えた2022年5月には新たに「ワクワクできる『似合う』を届ける」を追加。その意思を体現する取り組みとして、同年12月には初のリアル店舗「niaulab by ZOZO」もオープンした。同店舗では、同社独自のAIとプロのスタイリストの知見を組み合わせて、顧客それぞれの「似合う」を見つけるサービスを展開。「似合う」の追究および知見の蓄積を続けてきた。
ファッション特化型AIを活用、コーディネート提案の質を高める
ZOZOが今回リニューアルを行った「WEAR」は、日本最大級の人気を誇るファッションコーディネートアプリだ。一般ユーザーなどによって1,400万件以上のコーディネートが投稿され、ユーザーはリアルなコーディネートから最新トレンドファッションを学ぶことができる。公認のファッショニスタ「WEARISTA」は、ファッション業界を盛り上げるインフルエンサーとして活躍している。
「WEAR」のリニューアルでは、同社が「似合う」を追究する中で得たAIなどの知見が大幅に活用された。「niaulab by ZOZO」で得た知見が活かす形で、AIを活用したファッションジャンル診断機能の提供も実現。ファッション特化型AIを活用したパーソナライズ化もさらに精緻にすることで、コーディネート提案の質を高めている。
また同アプリでは、「WEARお試しメイク」機能の提供も開始した。この機能は、他のユーザーが登録したフルメイクデータを、ARで自分の顔に乗せて試すことができるというものだ。ユーザーは、気になるユーザーのメイクから自分に似合うメイクを探したりすることができる。
「購入したアイテムの着回し方」などの提案も実現
ZOZOは「WEAR」において、「ZOZOTOWN ID」との連携も進めている。この連携により「WEAR」ユーザーは、「ZOZOTOWN」でお気に入り登録しているブランドや過去の購入アイテムを使用したコーディネートを簡単に探すことが可能になった。「購入したアイテムの着回し方」なども、今後の「WEAR」は提案できる。
ZOZOは今後も、同社ならではのファッションテックを活用して「WEAR」を進化させ、経営戦略「MORE FASHION × FASHION TECH ~ ワクワクできる『似合う』を届ける ~」の実現を目指すとしている。
参照元:PRTIMES
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