Googleの「Gemini Live」とは?できること・機能、料金プラン、使い方、活用事例まで徹底解説!
最終更新日:2025年05月26日

- Gemini Liveは、Googleが提供する音声・映像対話型のAIアシスタントであり、音声入力に加えてカメラや画面共有を通じた直感的な対話が可能
- 日常の疑問から操作サポートまで、ユーザーが見ているものを共有しながらリアルタイムで解決に導く柔軟なAI体験を提供
- 無料提供されており、Android端末では高度な画面共有機能も利用可能。45言語以上に対応
Gemini Liveは、GoogleがLLM(大規模言語モデル)技術を駆使して提供する、AI会話体験を進化させたモバイル向け(スマホ・タブレット)の音声・映像対話型AIアシスタントです。
音声での自然なやり取りに加え、カメラや画面を共有して、視覚的な情報をもとにリアルタイムでサポートを受けることができます。
本記事では、Gemini Liveの概要からできること・主な機能、料金プラン、使い方、注意点、活用例までを徹底解説します。
日常の疑問から学習・業務支援、創作活動まで、あらゆるシーンで活用できるGemini Liveの可能性を詳しくご紹介します。
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目次
Gemini Liveとは?
Gemini Liveは、Googleが提供するGeminiモバイル(スマホやタブレット)アプリに組み込まれた音声対話型AIサービスで、従来のテキストチャットに代わるより自然なコミュニケーション体験を提供します。
音声認識技術と音声合成技術を組み合わせており、ユーザーはスマートフォンを通じてGeminiに話しかけるだけで、リアルタイムで音声による応答を受けることができ、さらにカメラや画面の共有を通じて、視覚的な情報をもとにサポートを受けることが可能です。
150か国以上・45言語以上で利用できます。なお、Web版のGeminiでは現在この機能は利用できません。
関連記事:「Geminiとは?使い方、機能、活用事例、API、料金プラン、AIエージェントを目指す進化を徹底解説!」
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Gemini Liveでできること・主な機能
音声会話
Gemini Liveは、ユーザーの音声入力にリアルタイムで音声応答を返すことで、文字を入力せずに自然な会話の流れの中でアイデア出しや相談を行うことができます。
途中で話題を変えてもスムーズに応答が続くため、話しながら考えを整理したいときや、聞き返したいときにも直感的な操作で対応可能です。従来のテキスト型AIと比べて、思考の流れに沿った柔軟な対話が可能です。
カメラ・画面共有
Gemini Liveでは、スマートフォンのカメラや画面を共有することで、高度な画像解析技術を利用して、ユーザーが見ているものをGeminiにそのまま伝えることができます。
また画面共有機能では、画面共有アイコンをタップしてGemini Liveを起動した状態でアプリやサイトを開くと、Geminiが現在表示されている画面の内容を自動で読み取り、質問に応じて適切な回答を返してくれます。操作方法に迷ったときも、その場でサポートを受けることができます。
この動画では、Gemini Liveのカメラ機能と画面共有機能を実際に使用した様子をご紹介しています。
前半では、カメラ機能を使ってパソコンに表示した自社のWebサイト(今回はAI Market)を映し出し、「どのようなサービスを提供している会社なのか」をGeminiに質問しました。Geminiは画面の内容を読み取りながら、分かりやすく解説してくれました。
後半では、画面共有機能を使ってInstagramのアプリを開き、「ストーリーズ投稿の仕方を教えて」と質問しました。表示されている画面に応じて、手順を丁寧に案内してくれる様子をご覧いただけます。
ファイル解析
撮影した画像や保存されたファイル(PDF、スプレッドシート、シラバス、マニュアルなど)をGemini Liveにアップロードすることで、Geminiが内容を読み取り、目的に応じた具体的なサポートを提供してくれます。
たとえば、教科書の一部を共有して理解を深めたり、授業のシラバスを追加して学期の流れを把握したり、マニュアルをもとに段階的な操作手順を確認することが可能です。
特に、スプレッドシートのような構造化されたデータにも対応しており、たとえばトレンド情報を読み取って要点を整理したり、数値や項目ごとにアドバイスを受けるといった使い方ができます。
アップロードされた内容を単に読み取るだけでなく、その文脈を踏まえて背景情報や次の行動に関する提案まで行えるのが大きな特徴です。
Google連携
Gemini Liveは、Google カレンダー、Google マップ、ToDo リスト、Google KeepなどのGoogleサービスと連携しています。
たとえば、会話中に出た予定をカレンダーに追加したり、食事の相談を通じてGoogle マップで周辺情報を検索したりと、日常的な行動と連動した支援を受けることができます。連携するアプリは設定画面から管理できます。
マルチタスク対応
Gemini Liveは、他のアプリを操作しながらでも会話を継続できるほか、ロック画面上でもLive会話の管理が可能です。
一時停止や再開、終了といった操作もスムーズに行え、作業中や移動中などさまざまな場面で自然な利用ができます。
参考:https://gemini.google/overview/gemini-live/
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Gemini Liveの料金プラン
Gemini Liveは、Android端末及びiOS端末で無料で利用できます。
iOSでの利用可能と記載されていますが、本編集部のiOS端末では、2025年5月時点でGemini Liveの一部機能を利用することができませんでした(カメラと画面共有)。
提供状況や対応端末については、今後のアップデートによって変更される可能性があります。
Gemini Live で自然に会話する(iPhone と iPad)
Gemini Liveの使い方
- Android端末にGeminiモバイルアプリをインストールし、起動します。
- アプリ下部の「Gemini Live」アイコンをタップ、または左にスワイプしてLiveモードを開始します。
- 初回利用時は画面上のガイダンスに従い設定を進めます。
- 音声スタイルを選択します。複数の話し方・声質から自分に合った音声を選ぶことができます。
- 会話中にマイクアイコンを使って一時停止、再開、終了の操作が可能です。
- カメラアイコン、画面共有アイコンを利用して視覚的な情報を共有できます。
使う上での注意点
Gemini Liveには以下の注意点があります。
- 利用には18歳以上であること、および個人用のGoogleアカウントが必要です(仕事用・学校用アカウントは不可)。
- Gemini Liveはモバイルアプリ限定であり、Web版では利用できません。
- 会話内容はGeminiアプリのアクティビティに保存される可能性があり、音声・映像・画面情報なども対象となります。
- 他人を映す・録音する場合には、必ず事前に同意を得てください。
- 一部の言語・地域では、音声設定変更など一部機能が利用できない場合があります。
Gemini Liveの活用例
- 部屋の整理: 引き出しやクローゼットの中身をカメラで見せると、アイテムの分類方法やスペースの有効活用方法についてアドバイスが得られます。
- 問題解決: インターネットの接続不良や家電の故障時に、問題のある箇所をカメラで映すことで、Geminiがリアルタイムで解決のヒントを提示します。
- 創作のヒント: デザインやライティングのアイデアが欲しいときに、インスピレーションになる写真を画面共有してGeminiと発想を広げることができます。
- 買い物サポート: オンラインショッピング中に画面共有を使えば、商品比較や手持ちの服とのコーディネートをGeminiと相談することができます。
- スキルアップ支援: ブログ、SNS投稿、写真レイアウトなどを画面共有すれば、Geminiが内容を分析して改善提案を行い、クオリティ向上に貢献します。
参考:https://blog.google/intl/ja-jp/company-news/technology/2025gemini-live/
Gemini Liveに関するよくある質問まとめ
- Gemini Liveの利用に料金はかかりますか?
Gemini LiveはAndroid及びiOS端末で無料で利用できます。
ただし、利用には18歳以上であることと個人用のGoogleアカウントが必要で、仕事用・学校用アカウントでは利用できません
- Gemini Liveではどのような言語に対応していますか?
Gemini Liveは45以上の言語に対応しており、150か国以上で利用可能です。
多言語での音声対話が可能ですが、一部の言語・地域では音声設定変更など一部機能が利用できない場合があります。
まとめ
Gemini Liveは、音声、画像、カメラ、画面共有など複数の入力手段を用いて、より自然で実用的な対話を可能にするモバイル専用のAIサービスです。
Googleの他サービスとの統合により、生活や業務の中での活用範囲も広がっており、従来のテキストベースのAIを超えるユーザー体験を実現しています。現在は無料で提供されており、今後のアップデートによってさらに進化していくことが期待されます。
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