AIメディカルサービス、SoftBank Vision Fund 2をリード投資家とするシリーズCラウンドで日本企業への投資として最大規模の総額80億円を調達
最終更新日:2022年05月13日
株式会社AIメディカルサービスは、SoftBank Vision Fund 2をリード投資家として、既存投資家であるグロービス・キャピタル・パートナーズ、WiL, LLC.、インキュベイトファンドが参加するシリーズCラウンドにおける、総額80億円の資金調達を発表しました。
SoftBank Vision Fundは、世界最大級のテクノロジーファンドであり、AI関連企業への投資を行なっており、設立から2021年末までにおける累計投資額は1,296億ドル¹です。
AIMは、今回の資金調達により、AIを活用した内視鏡診断支援システムを全世界に展開すると共に、内視鏡AIのクラウドプラットフォーム構築を加速させます。
1・・設立から2021年12月までのSVF1とSVF2の累計投資額(ソフトバンクグループ株式会社2022年3月期第3四半期投資家向け説明会資料から引用)
<本ニュースの10秒要約>
- AIMは、シリーズCラウンドとして総額80億円規模の資金調達を実施
- リード投資家は、2,021年末までに約1,300億ドルの投資を行っているSoftBank Vision Fund 2
- AIMは本投資を元に、グローバル展開の加速、クラウドプラットフォームの構築を目指す
AIMのミッション
がん患者における年間死亡者数の内、約30%が消化管のがんで亡くなっており、この数値は、日本および世界において最も大きい数値となっています。
がんは早期に発見できれば大概は完治可能ではありますが、発見が遅れると命にかかわります。
また、内視鏡検査は、早い段階で消化管のがんを確定診断できる唯一の検査です。
AIMは、AIを活用することによって、検査精度の向上やがんの早期発見を促し、世界中の患者の命を救うことを目指しています。
内視鏡医療の日本のポジション
日本は、内視鏡医療の発祥の地であることから世界をリードしており、日本に蓄積されているデータは、質・量ともに世界の最高水準を誇ります。
そのため、日本の内視鏡医の英知を集めて開発された内視鏡AIは、世界市場で十分に勝負できるポテンシャルをもっています。
ソフトバンクグループとの協業
AIMは、今回の資金調達に伴い、ソフトバンクグループの協力を得ることで、日本の内視鏡医の英知が結集した内視鏡AIを全世界へ展開していくとのことです。
そして更なる未来に向け、当初はオンプレミスで展開する内視鏡AIを、将来的にはクラウドプラットフォームとして展開していくとのことです。
内視鏡AIのクラウド化が実現されることで、世界中の誰もが最先端の内視鏡医療を受けることが可能となり、早期がんの発見、死亡者の減少が期待できます。
内視鏡AIの世界展開
本資金調達によるAIMの方針
1.グローバル事業の加速化
→米国・アジア等における医療機関との共同研究および製品開発の推進
→グローバル展開を推進するタレント・エンジニアの獲得
2.世界の消化器がんを撲滅するクラウドプラットフォームの実現
→全世界の内視鏡室とAIをクラウド上で連携するプラットフォームを構築
参照元:PR TIMES
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