AI計画最適化ソリューション「Optium」のALGO ARTIS、総額約6.9億円の資金調達を実施

株式会社 ALGO ARTISは、2023年9月6日、総額約6.9億円の資金調達を実施したと発表した。

ALGO ARTISは、AIを活用した運用計画の自動最適化ソリューション「Optium」を提供している企業だ。今回の資金調達は、既存株主／新規投資家を引受先とする第三者割当増資および金融機関からの融資として実施されており、この資金により同社は「Optium」の技術基盤の強化などを進める。

＜本ニュースの10秒要約＞

• AIを活用した計画最適化ソリューション「Optium」を提供しているALGO ARTISが、資金調達
• 高度な最適化を実現し、現場の課題解決とコスト・リスクの低減に可能にした「Optium」
• 新規投資家も参画し、資金額は約6.9億円に到達。「社会基盤の最適化」の実現を目指す

運用計画に特化したAIソリューション「Optium」

ALGO ARTISは、「社会基盤の最適化」というコーポレートミッションを掲げ、生産／配船といった極めて複雑な運用計画に特化したAIソリューション「Optium」の開発／提供に取り組んでいる。

「Optium」は、社会基盤を支える現場の運用計画を、独自のアルゴリズムによって最適化するソリューションだ。同ソリューションでは、複雑な運用環境にも適応できる特殊なアルゴリズムを用いることで、ヒトによる計画策定では難しい高度な最適化を実現。現場の課題解決およびコスト・リスクの劇的な低減を可能にした。

「Optium」についてALGO ARTISは、製造業／エネルギー／公共交通といった社会基盤を支える様々な産業における導入プロジェクトを展開。また、現場／企業の垣根を超えた社会基盤全体の効率化も目指して、事業を推進している。

調達資金額は約6.9億円、累計調達額は約12.2億円

「Optium」の展開によりALGO ARTISは、年間数千万円～数億円レベルでの収益改善やGHG排出量の削減、属人化の解消といったメリットを、導入先の企業に提供してきた。しかし同社の代表取締役社長・永田健太郎氏は、実態として社会に提供できている価値はまだ小さいと判断。さらなる貢献に向けて「Optium」の開発などを進めるべく、今回の資金調達実施に至った。

同社が今回行った資金調達では、既存株主である株式会社東京大学エッジキャピタルパートナーズとみやこキャピタル株式会社に加えて、株式会社ココナラスキルパートナーズやソニーベンチャーズ株式会社といった新規投資家も参画。第三者割当増資とデットファイナンスによって調達された資金額は約6.9億円となり、同社の累計調達額は約12.2億円に達した。

新規サービスの開発および優秀な人材確保も進める

ALGO ARTISによる今回の調達に新規投資家として参画したココナラスキルパートナーズは、ALGO ARTISを骨太なスタートアップとして評価。特に、あらゆる条件をフルオーダーで実装できる優秀なアルゴリズムエンジニアチームを擁し、AIの汎用化にチャレンジしていくその姿勢を、高く評価している。

ALGO ARTISは今後、調達資金により新規サービスの開発および優秀な人材確保も進め、「社会基盤の最適化」というミッションの達成に向けて前進するとしている。

参照元：PRTIMES

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