生成AI特化ファンドのANOBAKA、プラットフォーム構築に向けてStability AI Japanと協業開始
最終更新日:2023年12月16日
株式会社ANOBAKAは、2023年11月27日、Stability AI Japan株式会社との協業を開始すると発表した。
ANOBAKAは、生成AI分野のスタートアップに特化した創業支援ファンドを運営する企業だ。Stability AI Japanはオープンソースの生成AIを研究/開発する企業であり、両社の協業では多様なステークホルダーを繋げるプラットフォームの構築を目指す。
<本ニュースの10秒要約>
- 生成AI特化ファンドのANOBAKAと、「Stable Diffusion」のStability AI Japan
- AIの社会実装を進めるには、より広範なステークホルダーとの協力/連携が必要
- 生成AIの将来におけるプレゼンスを向上、質の高いコミュニティ育成を目指す
「だれもがもっと挑戦できる社会」を目指すANOBAKA
ANOBAKAは、「Empowering Mad Dreams」というビジョンを掲げて、シード期/アーリーステージの
起業家を支援すべくベンチャーキャピタルのファンドを運営している。世の中がまだ価値を認めておらず、時には無謀とさえ言えるような夢の「原石」たちに着目し、その価値を見出して夢の実現を支援。起業の裾野を広げることで「だれもがもっと挑戦できる社会」を実現し、保守的な日本の社会に風穴を開けようとしている。
同社は、近年の生成AIを取り巻く状況が激しく変化し、その可能性を最大限に引き出すためには従来以上に多様な取り組みが必要であると判断。特に生成AIの社会実装を進める際には、より広範なステークホルダーとの間で協力/連携が求められると考えた。この取り組みを進めるにあたり同社は、パートナーとなり得る企業としてStability AI Japanに注目。今回の協業開始に至った。
「Stable Diffusion」を展開するStability AI Japan
Stability AI Japanは、オープンソースの生成AIを研究/開発し、次世代のインフラストラクチャーを提供している企業だ。同社のAI技術は、画像/言語/コードなどの領域に留まらず、オーディオ/ビデオ/3Dコンテンツ/デザイン/バイオテクノロジーといった領域における最先端の研究にも知見を提供。マルチモーダル生成AIのリーディングカンパニーとして、世界中の人々に向けて新しい道を提示している。
同社は、ディープラーニング技術を活用した画像生成ツールとして「Stable Diffusion」を展開。プロンプトで画像を作成できる同ツールは世界的に高く評価され、多くのユーザーも獲得した。2023年11月時点の最新バージョンとなる「Stable Diffusion XL」では、画像生成機能をさらに進化させ、魅力的なビジュアルとリアルな美学を実現している。
オンライン/リアルの両面でプラットフォームを構築
ANOBAKAとStability AI Japanの協業では、生成AIについてオンライン/リアルの両面で様々なステークホルダーが連携できるプラットフォームの構築が目指される。オンラインでは、生成AIに関する世界のトレンドや技術的な情報を提供。リアルな場では、定期的なミートアップの開催などを図る。
この取り組みを通じてANOBAKAは、生成AIの将来におけるプレゼンスを向上させるべく、質の高いコミュニティ育成を目指すとしている。
参照元:PRTIMES
生成AI(ジェネレーティブAI)について詳しく知りたい方はこちらの記事もご参考ください。Stable Diffusionのメリット、事業利用の注意点をこちらの記事で詳しく説明していますので併せてご覧ください。
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