北大発のAIベンチャー調和技研、テクミラHD/ネオスと提携して「ChatGPT」の研究開発を加速へ
最終更新日:2023年11月01日
株式会社調和技研は、2023年10月31日、テクミラホールディングス株式会社と資本業務提携を、その子会社であるネオス株式会社とは業務提携を、それぞれ行うと発表した。
調和技研は、北海道大学発のベンチャーとしてAI研究開発事業・AIコンサルティング事業などを展開している企業だ。今回の提携において同社は、テクミラホールディングスより資本出資を受ける形で、AIチャットボットサービスを手がけるネオスとの提携を通じて「ChatGPT」の研究開発を加速する。
<本ニュースの10秒要約>
- 北大発のベンチャーとしてAI研究開発事業・AIコンサルティング事業などを展開する調和技研
- テクミラホールディングスと、AIチャットボットサービス「OfficeBot」の提供も手がけるネオス
- 提携により「ChatGPT」の研究開発を加速、新たなAIソリューションの共創や事業拡大を目指す
オーダーメイドAI開発・導入支援サービスなども手がける調和技研
調和技研は、北大の研究室で培った専門知識を社会に役立てるべく、2009年より事業をスタートした。以来、同社は「AIと社会が調和し、人々が本来持つクリエイティビティを思う存分に発揮し、夢溢れる未来を創造していく」という理念を掲げてAIの研究・開発を推進。進化するAI技術の最前線を捉えながら、学術レベルの高い技術力と豊富な開発実績で顧客の課題を解決する最適なAIを提供している。
同社は、独自のAIエンジンの開発・提供に加えて、様々な業種・領域の課題に対応したAIソリューションも開発。オーダーメイドAI開発・導入支援サービスや、「ChatGPT」/LLMの導入支援サービスも展開している。またAIの開発に留まらず、コンサルティング/PoC/システム構築/運用まで一気通貫で支援できる体制も整備。AI人材の育成や、自治体/ナショナルクライアント企業との共同開発・実証実験など、先進的な取り組みも推進している。
テクミラホールディングスと、その子会社のネオス
調和技研が今回提携の開始を発表したテクミラホールディングスは、AIソリューションなどを提供するAI&クラウド事業、デジタルテクノロジーを活用したライフデザイン事業、そして通信デバイスに関わるコネクテッド事業をグループで展開している企業だ。このグループに、BXサービス/FinTech/クラウドサービスを担う子会社としてネオスも属している。
調和技研が業務提携を行うネオスは、企業のあらゆるニーズを実現するICTソリューションを提供している企業であり、事業の一環としてAIチャットボットサービス「OfficeBot」の提供も手がける。この「OfficeBot」は、「OpenAI API」との連携によって高度な質問応答や文章作成を可能にするものだ。同社はまた、「ChatGPT」などの生成AI活用におけるコンサルティングから開発・環境構築にも幅広く対応している。
新たなAIソリューションの共創などを進め、AI関連事業をさらに拡大
今回の提携において調和技研は、テクミラホールディングスとは資本業務提携契約を、ネオスとはAI関連事業での連携を目的とした業務提携契約を、それぞれ締結。今後は、この提携により今後、「ChatGPT」の研究開発を加速させることとなる。
調和技研とネオスは、以前から「OfficeBot」の機能開発などにおいて既に協力してきた経緯を持つ。今後は、より一層の連携強化を図ると共に、新たなAIソリューションの共創や「OfficeBot」のサービスレベル向上なども進め、AI関連事業のさらなる拡大を目指すとしている。
参照元:PRTIMES
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