東大・松尾研発のDeepreneur、生成AIに関するコンサルティング／研修サービスを伊藤忠丸紅鉄鋼に提供開始

株式会社Deepreneurは、2023年11月14日、伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社に向けて生成AIに関するコンサルティング／研修サービスの提供を開始したと発表した。

Deepreneurは、東京大学・松尾研究室発のAIスタートアップだ。同社は今後、社内ガイドラインの作成支援コンサルティングサービスと、生成AIの基礎から応用までをカバーする包括的な研修プログラムの提供を通じて、伊藤忠丸紅鉄鋼における生成AIの適切な使用を支援する。

＜本ニュースの10秒要約＞

• 東大・松尾研発のAIスタートアップ・Deepreneurが、伊藤忠丸紅鉄鋼の適切なAI使用を支援
• 生成AIやLLMの適切使用に向けた社内ガイドラインの作成について、コンサルティングを提供
• 研修は「基礎講座」と「実践講座」の二部構成。伊藤忠丸紅鉄鋼のLLMビジネス実装を推進

Deepreneurが支援する伊藤忠丸紅鉄鋼

Deepreneurは、「AI技術を用いてこれまでにない新しい人間とテクノロジーの関係を築く。」という理念を掲げて、AIソリューション事業など展開している。東大・松尾研発のAIスタートアップとして、最新のDeep Learning技術を活用したAI・システムの開発も手がけ、また「ChatGPT」などに代表される生成AIの導入支援サービスも提供。ビジネスシーンへのAI技術の導入により、企業のDXを推進している。

同社が今回生成AIに関するサービスの提供を開始した伊藤忠丸紅鉄鋼は、鉄鋼製品に関連するビジネスをグローバルに展開している鉄鋼総合商社だ。鉄鋼製品の輸出入や三国間取引といったトレーディングを海外51ヵ国／80拠点で手がけ、グループ会社は100社を超える。この巨大なグループが抱える多様な課題の解決に向けて生成AIやLLM（大規模言語モデル）が活用されることとなり、その支援をDeepreneurが担うこととなった。

伊藤忠丸紅鉄鋼におけるLLMのビジネス実装を推進

Deepreneurは伊藤忠丸紅鉄鋼に対して、生成AI活用に向けた社内ガイドラインの作成支援を行うコンサルティングと、生成AI研修を提供する。

近年、LLMの技術は急速に発達しており、適切に活用することで多岐にわたるビジネスの価値向上を実現できるようになった。しかし、しかし、生成AIやLLMの使い方／価値を正しく認識した上で事業の効率化に活用している事例は未だ多くはなく、誤った知識や使い方がビジネス上の機会損失や誤解を招くこともある。こうした事態を避けたためには、生成AIやLLMの適切使用に向けたルール策定や研修が必要だ。Deepreneurが伊藤忠丸紅鉄鋼に提供するのは、正にこのルール策定や研修に関する支援となる。

コンサルティングにおいては、生成AIの適切使用に向けたルール策定を支援。研修においては、LLMの基本的な仕組みや理解すべき内容を中心とする「基礎講座」と、応答の精度が上がるプロンプトの工夫／テクニックを伝える「実践講座」の二部構成で、生成AIの理解を深める。

この取り組みを通じてDeepreneurは、伊藤忠丸紅鉄鋼におけるLLMのビジネス実装を推進するとしている。

参照元：PRTIMES

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