電通デジタル、リアルタイム音声対話が可能な次世代AIオウンドメディア「Owned Human」実用化へ
最終更新日:2024年03月17日
株式会社電通デジタルは、2024年3月14日、次世代AIオウンドメディア「Owned Human(オウンドヒューマン)」の実用化に向けた取り組みを開始すると発表した。
「Owned Human」は、高度な人間性を備えたバーチャルヒューマンを搭載することで、顧客とのリアルタイムの音声対話を可能とするオウンドメディアだ。電通デジタルは、同社のAIマーケティング支援ブランド「∞AI(ムゲンエーアイ)」の一環として同メディアを展開し、「調べて見つける」から「話してわかる」という新たな顧客体験の提供を目指す。
<本ニュースの10秒要約>
- バーチャルヒューマンが顧客と音声で対話するオウンドメディア「Owned Human」
- 対話の文脈から最適な情報を最適なタイミングで提供、かつてない顧客体験を実現
- 企業の個性/ニーズに合わせて人格/デザインを変更可能、今後実用化を目指す
次世代のAIオウンドメディアが実現する
電通デジタルは、「人の心を動かし、価値を創造し、世界のあり方を変える。」というパーパスを掲げる総合デジタルファームだ。クライアント企業の事業成長パートナーとして新たな価値を共創することで、経済/社会の「変革と成長」の実現を目指している。
デジタル広告事業を展開する中で同社は、近年活性化しているAIの活用も積極的に推進。AIを活用したマーケティングを統合的に支援するため、2023年10月にはAIサービスブランド「∞AI」も立ち上げ、最適なAIソリューションの活用や保有データとAIのシームレスな連携など、クライアント企業の事業成果を最大化させるための対応を行ってきた。
また同社は、大規模オウンドメディアの企画・開発や、データ分析・利活用による顧客体験デザインについても、関する高い専門性と実績を保有している。これらの知見と、AIの技術開発力を組み合わせると、次世代のAIオウンドメディアが実現できるのではないかと同社は判断。今回の「Owned Human」に関する取り組みを開始するに至った。
スピーディーかつ適切に音声で対応できるオウンドメディア
「Owned Human」は、高度な人間性を備えたバーチャルヒューマンが、顧客の問い合わせに対してスピーディーかつ適切に音声で対応できるオウンドメディアだ。単なる問い合わせ対応にとどまらず、パーソナライズしたコンテンツについてもリアルタイム音声で提供できる。
従来のオウンドメディアでは、顧客は自らの手で情報を検索して探す必要があり、企業側からの一方通行のコミュニケーションを受け取るだけだった。しかし「Owned Human」では、“知りたい情報はバーチャルヒューマンと対話して手に入れる”というインタラクティブなコミュニケーションを推進。顧客との対話から文脈を読み取り、最適な情報を最適なタイミングで届けることにより、かつてない顧客体験の提供を目指す。
「Owned Human」に搭載されるバーチャルヒューマンは、利用企業の個性/ニーズに合わせて人格やデザインの変更が可能だ。顧客一人ひとりに寄り添ったコミュニケーションにより、距離を縮めることも実現。企業は、顧客とのコミュニケーションコストやエンゲージメントの向上、またパーソナライゼーションなどに関する課題を、テクノロジーの力で解決することができる。
“取りこぼさない”関係の構築を目指す
「Owned Human」について電通デジタルは、人のようで人ではない、デジタルだからこそ可能なコミュニケーションを実現するマーケティングツールと考えている。納得が行くまで理解してサービスを検討したいにも関わらず、対人コミュニケーションの障壁から十分な情報収集ができない顧客は、現在でも少なくない。こうした顧客に向けて同社は、「Owned Human」により“取りこぼさない”関係の構築を目指すとしている。
電通デジタルは今後、協業するクライアント企業において「Owned Human」構築支援を進め、実用化を目指すとしている。
参照元:PRTIMES
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