生成AI市場1.7兆円に向け戦略的提携、エクスプラザと松尾研究所がAI技術とプロダクト開発力を融合し新サービス展開へ
最終更新日:2025年01月16日
株式会社エクスプラザと株式会社松尾研究所は2025年1月14日、資本業務提携を発表した。国内の生成AI市場が2030年に1兆7,774億円規模に成長するという予測の中、エクスプラザのプロダクト開発力と松尾研究所の先端AI技術を組み合わせ、新たなAIプロダクトの共同開発・運営を行う。
松尾研究所にとって初の資本提携となる本協業では、技術検証に留まらない実運用を前提とした社会実装を推進し、企業のDXと生産性向上に貢献する。
<本ニュースの10秒要約>
- 国内生成AI市場が年平均47.2%で成長し2030年に1.7兆円規模へ、両社の強みを活かした新サービス開発で市場をリード
- エクスプラザのプロダクト開発実績と松尾研究所の先端AI技術を融合し、実運用可能な社会実装を推進
- 組織体制の強化と高度技術人材の確保により、国内外市場でのプレゼンス向上を目指す包括的な協業体制を構築
提携の背景と市場動向
国内の生成AI市場は急速な成長を遂げており、一般社団法人電子情報技術産業協会の調査によると、年平均47.2%で成長し2030年には1兆7,774億円に達する見込みだ。エクスプラザは生成AI活用のコンサルティングから開発までを一貫支援する「EXPLAZA 生成AI Partner」やコンテンツ生成AI「Mark」を展開。
一方、松尾研究所は東京大学大学院工学系研究科松尾・岩澤研究室とビジョンを共有し、産学共創のエコシステム実現を目指している。
具体的な提携内容と目標
提携では3つの主要な取り組みを展開する。第一に、両社のAIプロダクトの共同開発・運営を行い、実運用を前提とした社会実装を推進。第二に、松尾研究所のアドバイザリーによりエクスプラザのAI領域でのプロダクト開発とDX推進を強化。第三に、市場拡大を見据えた組織体制の強化と高度技術人材の確保を共同で進める。これらの取り組みにより、生成AI市場における競争力を高め、国内外でのプレゼンス向上を目指す。
両社の展望と期待される効果
エクスプラザの高橋一生CEOは、AI市場が日本経済で重要な役割を果たすとの確信を示し、両社の強みを融合した新たな価値創出を通じて社会全体の生産性向上への貢献を表明。
松尾研究所の村上将一ディレクターは、ビジネス現場への実装加速化による日本のDX推進への意欲を示した。技術顧問の松尾豊氏は、システム開発実装・本番運用の技術力と最先端AI技術の組み合わせによる社会へのインパクト創出に期待を寄せている。
AI Market の見解
本提携は、日本の生成AI市場における重要な転換点となる可能性が高い。松尾研究所の学術的知見とエクスプラザの実装力の組み合わせは、理論と実践の架け橋となり、実用的なAIソリューションの開発を加速させるだろう。特に、実運用を前提とした社会実装アプローチは、企業のAI導入における実効性の向上に寄与する。
また、高度技術人材の共同確保は、日本のAI人材不足に対する新たなモデルケースとなり得る。市場規模1.7兆円という予測に向けて、両社の協業は日本のAI産業の発展を牽引する重要な推進力となるだろう。
参照元:PR TIMES
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