富士通ゼネラルが全社的にChatSenseを導入。業務効率化と生産性向上を目指す
最終更新日:2024年08月06日
株式会社ナレッジセンスが提供する法人向けChatGPTサービス「ChatSense」が、株式会社富士通ゼネラルに全社導入されたことが発表された。富士通ゼネラルは、セキュリティの確保とスピード感を重視し、ChatSenseを選択。
導入後、コード生成やリサーチ業務など幅広い分野で活用され、既に効果が実感されている。
目次
<本ニュースの10秒要約>
- 富士通ゼネラルが法人向けChatGPTサービス「ChatSense」を全社導入し、業務効率化と生産性向上を目指す取り組みを開始
- セキュリティ確保と迅速な機能開発・リリースへの期待が導入の決め手となり、初期費用や最低契約期間がない柔軟な価格体系も魅力に
- リサーチ業務やプログラム生成、文書作成など多岐にわたる業務で効果を実感し、機械学習プログラミングでは約6割の工数削減を実現
ChatSenseの特徴と富士通ゼネラルの導入理由
ChatSenseは、セキュリティを強化しつつChatGPTやClaude3を利用できる法人向けサービスだ。富士通ゼネラルがChatSenseを選んだ主な理由は、高度なセキュリティの確保と迅速な機能開発・リリースへの期待だった。
また、初期費用や最低契約期間がないなど、わかりやすく柔軟な価格体系も選定のポイントとなった。DX推進統括部の三輪統括部長は、これらの特徴に加えて、最新機能をいち早く享受できる点に大きな魅力を感じたと述べている。
富士通ゼネラルにおけるChatSenseの活用状況と成果
富士通ゼネラルでは、ChatSense導入後、リサーチ業務、プログラム生成、文書作成など、多岐にわたる業務で効果を実感している。特筆すべき成果として、機械学習プログラミングにおいて従来比約6割の工数削減を達成した事例が挙げられる。また、社内問い合わせの工数削減など、具体的な成果が出始めている。
三輪統括部長は、今後もナレッジセンスのサポートを得ながら、さらに幅広い業務でChatSenseを活用し、DXの取り組みを加速させていく意向を示している。
ChatSenseの主要機能と導入のメリット
ChatSenseの主要機能には、チャット内容をAIの学習から守る機能や社内データを学習できる機能がある。さらに、メンバーの一括管理機能やフォルダ&ドラッグ整理機能など、日々アップデートが行われている。
重要な点は、これらの機能の多くが無料プランでも利用可能なことだ。導入のハードルを下げるため、初期費用が無料で最低利用期間の縛りがないなど、企業が「使ってみないとわからない」という懸念を払拭できるよう配慮されている。
ナレッジセンスの今後の展望と取り組み
ナレッジセンスは、ChatSenseを通じて企業のDXを加速し、あらゆる社員の生産性向上を支援することを目指している。今後も社内データ活用(RAG)や最新のAI知見を活かし、従業員が知的活動を高速化できるよう、幅広いサービス開発と支援に取り組む方針だ。
ChatSenseだけでなく、生成AI(ジェネレーティブAI)に関する複数のサービスをグローバルユーザーに提供している実績を活かし、生成AIを活用して社員の業務効率を加速したい企業からの相談に積極的に応じていく。ナレッジセンスは、これらの活動を通じて、企業のデジタルトランスフォーメーション推進に貢献していく考えだ。
参照元:PR TIMES
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