ジオロジック、インフィード広告のテキストをAIが自動生成する「AIクリエイティブ工房」の提供を開始
最終更新日:2024年03月13日
株式会社ジオロジックは、2024年3月12日、AIを用いた広告自動生成ツール「AIクリエイティブ工房」の提供を開始した。
同社は、スマートフォン位置情報広告システム「GeoLogic Ad」の開発/提供などを手がける企業だ。「AIクリエイティブ工房」は、「GPT-4」を活用してインフィード広告のテキストを自動生成できるツールであり、また株式会社アマナイメージズと連携することで高品質写真の容易な利用も可能にしている。
<本ニュースの10秒要約>
- ネット広告フォーマットの主流がインフィード広告へ変化していることを受けて開発
- LLM「GPT-4」を活用し、広告テキスト候補を数十秒で自動生成、画像利用も容易に
- 「GeoLogic Ad」全ユーザーが利用可能、スマートフォン位置情報広告の裾野を拡大
インフィード広告を誰でも作成できるよう開発
ジオロジックは、「いちから作ろう スマートな世界を。」というスローガンを掲げて、店舗/地域のデジタルマーケティングを総合的に支援している。スマートフォンが普及した現代において膨大に取得可能となった消費者データに、同社は注目。位置情報データを使うことで店舗周辺でのネット広告配信を実現し、現在も位置情報広告のリーディングカンパニーとしてスマートフォン集客広告事業を展開している。
「GeoLogic Ad」などで広告サービスを提供する中で同社は、近年のインターネット広告フォーマットはその主流がバナー広告形式からインフィード広告形式へと変化していることに着目。インフィード広告は、テキストと画像を組み合わせた広告フォーマットであり、SNSやニュースアプリなどでより自然な形で掲載されるのが特徴だ。このインフィード広告を、コピーライティングの経験や画像編集のスキルを持たない人も作成できるよう、今回「AIクリエイティブ工房」を開発するに至った。
広告テキストを自動生成、アマナイメージズの画像も容易に利用できる
「AIクリエイティブ工房」は、インフィード広告のテキストをAIが自動生成するツールだ。自動生成には、米OpenAI社の「ChatGPT」などにおいてベースとなっているLLM(大規模言語モデル)「GPT-4」を活用。宣伝したいサービス/商材のターゲット像や訴求ポイントなどを送信すると、AIが複数の広告テキスト候補をわずか数十秒で自動生成し、ユーザーに提案する。
「AIクリエイティブ工房」はまた、アマナイメージズがライセンス提供できる高品質な写真やイラストなどの画像を、簡単に広告に利用することができる。アマナイメージズは2.4億点のライセンス提供可能な素材を取り揃えており、ジオロジックはこのアマナイメージズとのシステム連携を実現。「AIクリエイティブ工房」からは広告にマッチした画像のスムーズな検索が可能であり、さらには推奨の検索キーワードをAIが提案する機能も備えている。
専門家の技術なしで広告クリエイティブを作成/発信
「AIクリエイティブ工房」は、全ての「GeoLogic Ad」ユーザーが利用できるサービスとして提供が開始された。生成した広告の入稿についても、「GeoLogic Ad」ユーザーはシームレスに行うことが可能だ。ネット広告の出稿経験がないローカルビジネスでも、「AIクリエイティブ工房」であれば専門家の技術なしで簡単に広告クリエイティブを作成/発信できる。
ジオロジックは「AIクリエイティブ工房」によって、これまではハードルが高かったスマートフォン位置情報広告の裾野を拡大するとしている。
参照元:PRTIMES
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