ヘッドウォータース、エッジAIソリューションの回線強化に向けてソニーGのミークと連携開始
最終更新日:2023年05月22日
株式会社ヘッドウォータースは、2023年5月18日、エッジAIソリューション事業の強化に向けてミーク株式会社と連携を開始したと発表した。
ヘッドウォータースは、AIソリューション事業を手がける企業だ。ミークは、ソニーグループにてIoT通信回線プラットフォームを提供している企業であり、この連携を通じてヘッドウォータースはより利便性の高いエッジAIソリューションの開発・提供に取り組む。
<本ニュースの10秒要約>
- エッジAIソリューションの活用には、高速で安定した通信環境を確保することが重要
- 連携により屋外/移動環境向けIoT回線などを、エッジAIソリューション利用企業に提供
- 「MEEQ」を活用したエッジAIソリューション開発や、ソニーグループのAIとの連携も予定
AIソリューションの開発・提供を行うヘッドウォータース
ヘッドウォータースは、自らが生み出したテクノロジーの進化が「源流」となり、いずれは大きな価値となって人々の生活を豊かにすることを目指し、AIソリューションの開発・提供を行っている。
同社は、AI開発を高速にするプラットフォームとして「SyncLect」を展開。エッジAI領域においても、ソニーセミコンダクタソリューションズ社のエッジAIセンシングプラットフォーム「AITRIOS」や、NVIDIA社の映像解析エッジAI「NVIDIA Jetson AGX Orin」と、「SyncLect」との連携を進めてきた。
エッジAI領域にてヘッドウォータースは、スマートストア/スマートビルディング/スマートファクトリー/スマートシティの推進に取り組む企業も支援。支援の一環として、エッジAIソリューションの開発・提供にも取り組んでいる。
IoT通信回線プラットフォーム「MEEQ」を運営しているミーク
エッジAIソリューションは近年、IoTや5Gといった技術開発によって高性能化が進み、小売/製造/物流/建築/医療/介護など幅広い業種において導入が急速に進んでいる。こうした動きをさらに加速させるためには、高速で安定した通信環境を確保することが重要であると、ヘッドウォータースは判断。そのための施策として今回、ミークとの連携を開始するに至った。
ミークは、ソニーグループのテクノロジーを活用する形でIoT通信回線プラットフォーム「MEEQ」を運営している企業だ。ソニーグループをはじめ様々な業界の企業に向けて「MEEQ」を展開すると共に、MVNE事業者としてネットワーク/業務システムや業務支援などをMVNO事業者に提供している。
ソニーオリジナルのLPWAなども提供が開始される予定
ミークとの連携によりヘッドウォータースは、エッジAIソリューションの顧客企業に向けて通信設備支援サービスの強化を図る。この強化では、屋外/移動環境向け回線や低容量/低コストな回線、またセキュアな閉域回線などを、IoT領域にて提供。長距離安定通信/高速移動体通信/低消費電力といったメリットを持つソニーオリジナルのLPWAなども、提供が開始される予定だ。
さらにヘッドウォータースは、ミーク「MEEQ」の利活用を促進する形でエッジAIソリューションの開発も推進。ソニーグループのAI「MEEQ AI」と「SyncLect」の連携など、連携領域の拡大も目指すとしている。
参照元:PRTIMES
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