AIを活用したInstagram分析ツールのHinome、投稿のエンゲージメント予測を目指して奈良先端大から学術指導を受ける
最終更新日:2022年11月02日
Hinome合同会社は、2022年10月31日、「SNSデータを用いたエンゲージメント予測システム」に向けた学術指導を奈良先端大(国立大学法人奈良先端科学技術大学院大学)より受けたと発表した。
Hinomeは、独自のAIを活用して効率的なInstagram分析を行うツール「HINOME」を開発・提供している企業だ。今回の学術指導を経て同社は、InstagramのSNSデータを活用した投稿のエンゲージメント予測システム (投稿を行う前に獲得できるエンゲージメントを予測するシステム) の構築を目指すとしている。
<本ニュースの10秒要約>
- 最適なハッシュタグをAIが自動でレコメンドする、効率的なInstagram分析ツール「HINOME」
- 学術指導を行ったのは、AIマーケティング/ソーシャルメディアなどの研究を行う諏訪博彦准教授
- 投稿のエンゲージメントを事前予測できるシステムを構築、文章・画像を解析して正確性向上も図る
ハッシュタグのリサーチを自動化し、初速分析も可能な「HINOME」
Hinomeが提供している「HINOME」は、基本的なデータ分析に加えて、初速分析機能およびハッシュタグのレコメンド機能も備えたInstagram分析ツールだ。初速分析機能においては、投稿してから24時間のインサイト推移について把握を実現。ハッシュタグのレコメンド機能では、投稿に使用したハッシュタグを解析した上で、ユーザーに最適なハッシュタグをAIが自動でレコメンドする。
こうした機能により「HINOME」は、これまで多くの時間を要していたハッシュタグのリサーチを自動化した。また、投稿後のユーザーの反応をより細かく知ることができるため、投稿の人気度把握やアカウント改善への活用も可能。アカウントの成長や投稿のデータなども、レポートとしてワンクリックで出力することができる。
同ツールは2022年4月にβ版が公開され、1ヶ月で登録アカウントが1,000以上に達した。ユーザーからは、「ハッシュタグを考える時間が減った」といった好評価が寄せられている。
より確実なエンゲージメント獲得および効果的なマーケティングを可能に
今回Hinomeは、奈良先端大の先端科学技術研究科・情報科学領域・ユビキタスコンピューティングシステム研究室に属する諏訪博彦准教授より学術指導を受けた。諏訪准教授は、情報通信分野においてデータマイニング/AIマーケティング/推薦システム/ソーシャルメディアなどの研究を行う研究者だ。
この学術指導は、Instagramにおいて事前に投稿コンテンツのエンゲージメントを予測できるシステムの構築を目的として行われている。このシステムでは、利用者がアカウントのフォロワー属性/コアなファン/伸びるコンテンツを把握でき、より確実なエンゲージメント獲得および効果的なマーケティングが可能となる。
さらに正確なエンゲージメント予測の実現を
今回の学術指導においてテーマとなった「SNSデータを用いたエンゲージメント予測システム」について、Hinomeと奈良先端大はさらなる取り組みも進める。
この取り組みでは、Hinomeが「HINOME」において収集したSNSデータを奈良先端大に提供し、奈良先端大はこのデータから文章・画像を解析・分析してエンゲージメント予測情報を抽出。さらに正確なエンゲージメント予測の実現を目指すとしている。
参照元:PRTIMES
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