東大発のAI企業・JDSC、「DM送付先選定AIソリューション」を開発すべくディーエムエスと業務提携
最終更新日:2022年11月22日
株式会社JDSCは、2022年11月21日、AI活用によるダイレクトメール事業の高付加価値化を目的として株式会社ディーエムエスと業務提携を行うと発表した。
JDSCは、東大発のAI企業だ。今回の提携では、ダイレクトメール事業を行うディーエムエスと共に「DM送付先選定AIソリューション」の開発・提供が目指される。
目次
<本ニュースの10秒要約>
- 消費者一人ひとりのダイレクトメールの反応をAIが予測し、送付先を自動で選定
- セグメント分析では埋もれがちな有望顧客も発見、送付先選定作業の属人化を解消
- さらなる付加価値提供を目指し、AI活用システムも開発。新規事業の創出も目指す
AIのJDSCと、ダイレクトメールのディーエムエス
JDSCは、東大から社会への知の還元をリードすべく、クライアント企業の利益貢献にコミットするプロフェッショナル集団としてAI事業を手がけている。機械学習などを活用したアルゴリズムモジュールの開発を進めると共に、ITシステムの開発や運用事業も展開。オフラインマーケティング施策の投資対効果を最大化する「response insight」など、多数のAIソリューションサービスも提供している。
同社が今回業務提携を行うディーエムエスは、ダイレクトメール事業やセールスプロモーション事業などを手がける企業だ。プロモーション/マーケティング領域でデジタル戦略を推進する一方で、主力事業であるダイレクトメール事業についても新たな市場開拓やサービス提供を企図。そのための施策として、JDSCと提携するに至った。
「DM送付先選定AIソリューション」を開発・提供へ
両社の提携では、ディーエムエスのダイレクトメール事業の高付加価値化を目的として、それぞれが保有するサービスや技術が活用される。そして、この活用により開発・提供されるのが「DM送付先選定AIソリューション」だ。
「DM送付先選定AIソリューション」は、ダイレクトメールの送付先をAIにより最適化するというサービスだ。最適化に際してAIは、クライアント企業に蓄積された多様なデータを元にして、消費者一人ひとりのダイレクトメールの反応を予測。この予測の内容から、送付先を自動で選定する。
「ダイレクトメールを受け取るからこそ購入してくれる顧客」を発見
「DM送付先選定AIソリューション」では、JDSCが持つデータサイエンスの知見を活かして高精度な分析・予測モデルを構築。セグメント(何らかの指標で選んだ集団)による分析では埋もれがちな有望顧客の発見も、可能となっている。
また同サービスでは、「ダイレクトメールを発送しなくても購入してくれる顧客」ではなく、「ダイレクトメールを受け取るからこそ購入してくれる顧客」も発見が可能。利用企業は、これまで属人化していた送付先選定作業から解放され、眠っているデータの活用によりダイレクトメール施策の投資対効果を最大化することができる。
新たなビジネスモデルによる新規事業も創出
JDSCとディーエムエスは今後、「DM送付先選定AIソリューション」の開発を共同で進めると共に、クライアント企業へのさらなる付加価値の提供も企図。AI技術を活用したシステム製品の共同開発・販売なども行い、新たなビジネスモデルによる新規事業の創出を目指すとしている。
参照元:PRTIMES
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